行動が伴わない限り


行動が伴わない限り、全ての言論は空虚である。

話すことの二倍、人から聞くべきである
――デモステネス



Hic Rhodos, hic salta!
ここがロドスだ、ここで跳べ!
――アイソポス



https://en.wiktionary.org/wiki/hic_Rhodus,_hic_salta
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%82%B9
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%89%E3%82%B9%E5%B3%B6
(ロドス島、文化の項参照)
身につまされるものがありますな……。
御託はいいからさっさとやれ精神を忘れぬ様にせねば。


・残り時間、配分

ぐずぐずしている間に、人生は一気に過ぎ去っていく

私たちは命の短さを嘆くわりには、たいしたことに命を使っていない
――セネカ



平均寿命について
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life14/index.html
平成 26 年簡易生命表によれば現代の日本において男は平均80.50年、女は86.83年で死ぬそうです。
主な年齢の平均余命というのを見ると33歳児(+7ヶ月)の私が平均通り生きるなら45年強の時間が残されている訳ですが……。

無論、これは平均値であるのだから年齢別生存率を見るまでもなく、平均に到る前にも櫛の歯が欠ける様に人はばんばん死んでいくのでしょう。自由飲酒主義を奉じていることや、しばしば二輪でどこかへ彷徨すること等々の無軌道ぶりを振り返るに私が平均に達する事が出来るかは甚だ怪しい。どこかの中央分離帯の染みになってるとか、肝臓やら何やらを破壊してくたばってる姿の方が容易に想像がつきますな。災害も事故もなかったとしても私の場合、60もいけばいいところでしょう。

特定の年齢まで生存する者の割合とやらを見ると平成26年では65歳まで生存するのは88.4%、75歳で74.1%、90歳で24.2%となっております。4人に1人が90まで生きるとか……平たい顔族はメトセラか!
とはいえ、長く生きるより善く生きろとラテン語の格言にもあるように、私も日々を面白おかしく楽しむ事を今生の最優先目標としておりますから、長さよりも面白いかどうかを重視しているのであります。

それに、与えられた全ての時間を堪能できるかと言うと、どうやらそうではないらしい。
少なくとも“我が国”の平凡な労働者に“許される”平日の1日の起床時における自由時間は1/3もない。1/4で6時間。
通勤や雑事を考えれば良くて3時間、睡眠時間を削って4時間あるかどうかか?

好奇心の赴くままに本を読み、研究し、映画やドキュメンタリーやらを見て、音楽を聴き、絵を描いて、ゲームをして、文章を書き、酒を飲み、美味い物を探し、休日には二輪で野を駆け、旅に出て、友と会い、宴に参加し、博物館や美術館で偉業や美に接する……。

どうやら自分の趣味趣向に適うこと、楽しい事を全てやるほどの時間は無いらしい。よって行動の取捨選択や金銭の使途、関わる人間の傾向はよく考えた方が良いのでしょう。不愉快な物事や人物は可能な限り避け、無用な怒りや憎悪、虚栄にとらわれ不毛に時を費やす事無く超然かつ悠然とした態度で時を過ごしたいものです。言うは易し、行うは難しではありますが。

すべきと思った事はさっさと行動に移した方が良いのでしょう、今日明日にもくたばらぬ保証など誰にも無いのだから。
エ…エンジョイ&エキサイティング!!(やめんか……)
ローマ市民諸君に満ち足りたる生と死があらんことを!


・色々見たりやったり

カストロVSゲバラ
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145412/index.html?c=top
カストロに良いように利用されていたゲバラという描き方、ですかね。ゲバラが理想に走りすぎたというのも、カストロにそういう手段を取らせた理由の一つではあるのでしょうけど。面白い番組でした。

そしてテレビは“戦争”を煽った
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586741/index.html
ウクライナとロシアの最近の争いにおいて両国のメディアが果たした役割とは。普通の人にとって情報源などネットかテレビくらいしかないのだから、そうなるよなと。この番組の視聴者も遠くの国の話をテレビで見ている訳なのだから、そうした状況が自分の身と国に及んだらどうなるか、という話でもありますな。

尼港事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BC%E6%B8%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6
通州事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6
の様な事件が起きて、冷静に報道内容を判断する事はできるだろうかと。マスコミの代替としてネットを重視する向きもありますけど、それもまた容易く操作され、デマゴーグの手垢に塗れ、事実に忠実なものなど殆どどこにも無いという事がよくわかります。
鵜呑みにしない、というのは実に難しい。

アンチャーテッド
http://www.jp.playstation.com/scej/title/uncharted/4/
毎回このシリーズの洗練ぶりには驚かされます。


・自由飲酒主義者は差別しない!

すべて、平等に、価値が無い!
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3%E8%BB%8D%E6%9B%B9

あらゆる欲求はわたしたちを生の表面に導き、わたしたちに生の深みを覆い隠しながら、
価値なきものに、価値をもちえぬものに価値をあたえる
――エミール・シオラン 



すべてに価値があるかないかは置くとして……。
どこの国の料理もちゃんとした店なら美味しいですね。

土曜日にローマ市民並びに自由飲酒主義者諸氏と六本木の森タワーにてポンペイの壁画展を鑑賞、
http://www.tokyo-np.co.jp/pompei/
実に色鮮やかな壁画で一杯です。細密にして鮮明。
近くで見られるので装飾の植物模様や小さな卵鏃模様などもじっくり鑑賞できます。
https://en.wikipedia.org/wiki/Egg-and-dart
ポンペイ壊滅前の時点で既にこれほどまでの美術的・技術的発展を見せていた絵画が古代の終焉と共に衰え(それ以前に既に?)、再びその繊細さと大胆さ、そして写実的な描写を取り戻すのに長きに渡る時間が必要だったことを思うと、人間の技や所業が常に進歩しているとは限らないという事を実感しますな。
http://www.metmuseum.org/toah/hd/ropt/hd_ropt.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%BC%8F

で、その後は……神保町にある、ろしあ亭にてロシア料理各種を頂きました。
限定マローズコース(2H飲み放題)
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13004145/
寒い国だからなのでしょうけど、バターやクリームを使った料理が多く実に美味いけれど、ずっとこの食生活と飲酒を繰り返していたら色々とヤバそうだなと。

コースに500円加えるとグルジアワイン飲み放題、赤、白、赤と三本飲んだ後にウォッカを(ズブロッカとストリチナヤなどを)。二時間制限なのでこれくらいが限界ですな。自由飲酒主義者を時間無制限の野に放ったら大変な事になりますしね。

乾杯はロシア語だと
ザヴァーシェズダローヴィエ!(健康を祝して)
За вaше здорoвье!

ナズドローヴィエ!だと思ってましたが調べたらそれはポーランド語でした。
何故ポーランドの乾杯は覚えてるのにロシアのは忘れてるのでしょうね……脳が、酒でね……。
しかしこれから散々高濃度の酒を飲む人が健康を祝してってのは皮肉めいてますな。
目下のところは我々は酒を飲み、美味い物を食う健康を有している、ひとまずはそれを祝おうではないか、みたいな意味ですかね。CARPE DIEMでありますな。

店員それとも店長?(ロシアの人?)の応対は日本人の常に笑顔を貼っつけた丁寧なサービスに慣れていると驚くかもしれません。オーダーの確認もほとんど無表情で抑揚のない声で“ハイ……ハイ”なので注文を受け付けて貰えたのか、ちゃんと聞いているのか今一つ掴めず、大丈夫かと最初は思いましたが。特に料理を取り違えたり、飲み物の注文を間違えたりということはなかったので問題ないでしょう。

人の話を聞いてんのか、聞いていないのかよく分からんし、棒読みで生返事というのは私も人の事をどうこう言えないな、とも思いますし。こういう態度や対応が今のロシアでどれくらい一般的なのか分かりませんが、旅行者の話で少なからぬデパートとか売店の店員、公共機関の職員などもそういう具合だと伝え聞いた事があるので少なくとも一定量そういう文化があるのは間違いないのでしょう。おそらくロシア自体の風土、歴史、それから特にソ連時代の政治・社会状況がそういう文化の形成に影響を与えているのではないかと。ある程度信用を得て、親しくなればまた違った一面が見られるのではないかと思います……たぶん。
ただ、この店のそれがそういう文化的なものの発露なのか、個人の性格によるものに過ぎないのかは分かりませんけど。

私は注文した料理と酒がちゃんと出てきておいしければ、店員がニコニコしてようとぼーっとしてようとどっちでもいいです。
店の親しみやすく暖かい雰囲気とか丁寧なサービスを求める人はアレ?と思うかもしれません。
定食屋のカウンターの向こう側で店長が何か失敗した店員をどなりつけてる、とかそういうのを食事中に見せられるのは勘弁してくれと思いますが、この店でそういうのは無いのでご安心ください。静かに粛々とコース料理が出て酒が飲める店です。
余計なサービスは無くても良いですし、シンプルなものも良いと思っているので私は特に不足を覚える事はありませんでした。
神保町はカレーも良いですけど、本屋などを巡った後にロシア料理というのもお勧めです。

で、いつも通りカラオケ屋に雪崩れ込み、ほとんど自然な流れでカチューシャを合唱しているという……。
廊下を隔てたトイレからでも誰かが国歌やら軍歌やらを歌っている声が聞こえ、部屋に戻ったら全員起立して姿勢を正し、ルール・ブリタニア(だったか?)を斉唱していたのには捧腹絶倒いや誇らしい気持ちになりました……。
ご参集、ありがとうございました。

次はカルタゴ料理……いやチュニジアとかモロッコのアレですかね。
中野のカルタゴか。
http://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13001081/
各自イチジクを持参したり、塩を撒いたりしない様に気をつけて下さい。
ともあれ、カルタゴは滅ぶべきであると考える次第である!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%B4%E6%BB%85%E3%81%B6%E3%81%B9%E3%81%97


・古代ローマの花嫁

いつも我が工房をご贔屓にして頂いているクァルトゥス・アンニウス・コルウス氏から
奥方の肖像画を描く様にご注文頂いたのですが……こんな感じで。
ローマの花嫁 下書き
目が怖い……。い、色を塗れば印象が変わるんじゃないですかね……たぶん(適当マン)。

既に長らく事実上の夫婦ではあったが、正式な儀式や宴は将校への昇進を機会として行ったという事で。ローマ軍団兵が本当にそんな事をしていたかは不明。年代的にはパルティア出征前の112年か113年、あるいは百人隊長に昇進した123年頃か。

古代ローマの軍団において下級の兵卒は結婚が許されておらず、百人隊長の様な将校はその例外であったということになっておりますが。具体的にその境目はどうなっていたのか。厳密にケントゥリオ以上の地位が必要なのか、それともオプティオやシグニフェルの様な立場の者も許されていたのか。

いずれの階級においても事実上の妻や子供はいて、軍団基地や要塞の周囲には家族の住む家や街があったのだから、下級兵士だろうがなんだろうが黙認されていたのは間違いないでしょうけど。カルヌントゥムでもそうした軍人の家族形態と町の構造をはっきりと学ぶ事が出来ましたし。軍団が配置換えになって駐屯地を変える時(遠征ではなく)、家族はどうしてたんでしょうね。行軍の後をぞろぞろついていくのか、それとも追いつけないので各自後から指定の場所に向かったのか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9#.E6.97.A5.E5.B8.B8.E7.94.9F.E6.B4.BB
ハドリアヌスの防壁でしたか(ウィンドランダだったか?)、駐屯軍が皇帝の命令で遠くへ派遣される事になって妻帯者なども含め揉めたとかいう記録があったような。そしてウァレンティヌスの逸話などは結局どれが事実なのでしょうな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8C%E3%82%B9

古代ローマ人の結婚制度、家父長制、手権などの概要については完成次第、キャプションにまとめて書き記しておきます。
楽しく(?)学べる古代ローマ的な奴を。正確性の程がどれくいらいかは私の適当な性格をご覧頂ければ容易く知れようというものですが、各自懐疑の精神を忘れる事無く、文献など他の資料にてご確認下さいますよう宜しくお願い致します(体のいい丸投げ)。
最終回が出来たら参考資料をまとめようかとは思っております。どれだけあるか到底分からないので、とりあえず机の周りにあるものと、日本語で読める上に日本でも容易く手に入るものを中心に。

さて今回はこの辺で。
ローマと軍団に無敵のマルスと全能なるユピテルの助力あれ!
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軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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