全てが間違っているということはありえない。


全てが間違っているということはありえない。
どんな壊れた時計でも一日に2回は正しい時刻を示す。
――マーク・トウェイン

おかしな事ばかり言う人でも全てが間違っているわけでもなく、賢明な人も馬鹿げた事をする様に。
世と人を善悪、正誤の二色で塗り分けるのは早計であり……とかそういう意味でしょうか。
どういう文脈から発された言葉なのか。

ルイス・キャロルも同様の事を書いていた筈だけれど。

人類なんてこんなものだ…ノアたちが箱舟に乗り遅れなかったことを、残念に思うことがよくある。

マーク・トウェインがシオランと同じ様な事を言ってるのが傑作ですね。皆考える事は大差ないのか。
これには流石のヤハウェも苦笑い、もう二度と大洪水なんて起こさないよ的な(世界まる見えのナレーション風に)。

先に進むための秘訣は、まず始めること。まず始めるための秘訣は、
複雑で圧倒する仕事を、扱いやすい小さな仕事に分解して、最初のひとつを始めることだ。


これはマルクス・アウレリウス帝も自省録で記していましたっけ。
難解な事も最小の構成単位・要素・要因まで分解して分析・処理・対応せよ、と。
戦術的に言うならば各個撃破ってやつでしょうか。

私の本は水だ。偉大な天才の本はぶどう酒だ。しかし、みんなは水を飲む。

我々が誕生を喜び、葬式を悲しむのは何故か? 我々がその当人でないからだ。

難しいのは友のために死ぬことではない。命をかけるだけの価値がある友を見つけることが難しいのだ。

気の利いた即興のスピーチをするためには、私の場合少なくとも三週間以上の準備が必要だ。

人間は誰でも月である。誰にも見せない暗い面を持っている。


実に面白い事を言う人です。


・時事について自分なりに真面目に考えていたら、いつも通り支離滅裂になり面倒臭くなってきたので酒飲んで葉巻を吸う。

ニュースや新聞をろくに見ていなかったので今更知ったのですが、八紘一宇が問題となっていた様で。

字義通りに解釈して理想の世界に行っちゃってる人も、ただただアレルギー反応を起こす人もどちらも思考停止の極みだと思いますが、どういう意図で用いられたか、実態は何であったか、覇権の主体及び頂点に据えられたのはどの国であり誰であったかを考えれば、長々と論ずるまでもなくどういう主旨の言葉であったかは明白ではないかと。

70年経っても政治宣伝の語句や大義や公式発表を鵜呑みにして、文言通り無邪気に信じる人が少なからずいるのだから、ちょろっと情勢が傾いて、それらしいフレーズを耳元で囁いて誇りや自尊心を擽ったり、恐怖心を煽ったりすれば掌で転がす様に人心も左右できるのかもしれませんね。

こういう騒動を見る度に自分が学生の頃の歴史の授業はどうだったかと思い出すのですが、今も事件や人名の羅列や年号の記憶が優先なのでしょうか。時間枠が限られている以上、授業の内容も限定的にならざるを得ないのでしょうけれど。建前として標示された事と現実に行われた事、そして植民地・覇権・帝国主義といった時代の潮流、そうしたものを客観的に峻別・把握できる様に教えられているのか。

他の国の授業や教科書はどうなっているのでしょう。米国や英国は過去の植民地政策や覇権主義、その後も継続された数々の策動(あるいは現在進行形のそれを)をどう表現しているのか。

例えばアーバーダーン危機でモハンマド・モサッデクを失脚させるために行われたエイジャックス作戦はどう扱われているのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%8D%B1%E6%A9%9F

自由と民主主義の擁護を標榜しつつ、チリで1970年代に何を行ったかは記されているのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%87
世界各国で行われた同様の工作や秘密協定は明示されているのか。混乱が招来した災禍は直接的・間接的にどれほどの死傷者や不幸を産み出したのか。そもそも新大陸への入植と先住民の取り扱いはどう表記されているのか。

また、英国の教科書でインド経営はどのように扱われているのか。職工たちの骨がインドの平原を白色に染めた(インド総督ベンティンクだったか?)、と記された産業の破壊と搾取、無数の地方飢饉や三度の全国的大飢饉、20世紀に入ってからのベンガル飢饉、都度発生した何百万もの餓死者への関与や責任は言及されているのか。
一次大戦中の三枚舌外交やその結果はどう評価されているのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9E%9A%E8%88%8C%E5%A4%96%E4%BA%A4

何千年も前から歴史上の大国や覇権国家ならどこも大体似た様な事をしてはいますが、この手のあまり名誉ではない欺瞞と搾取と破壊と殺戮をどう表現しているのかが気になります。そういう記述は自虐的だとしてサッチャーが主導した1988年の教育改革以降変わった様ですが。それは善き結果をもたらしているのか、そうではないのか。
ショーペンハウアーが示した様に民族の誇りと安っぽい自尊心を保つ為にお茶を濁したに過ぎぬのか。
均衡を取り戻し、正面から現実を受け止めているのか。

前オランダ女王が1995年のインドネシア訪問時に“植民地支配は互いに恩恵を与えた”と発言して大いに現地人の顰蹙を買った事を思えば、かつての宗主国が旧植民地をどういう存在として認識しているか本音が知れようというものか。
一事が万事とは言わずともモノポリーのマス目程度の存在に過ぎぬのか。不労所得をもたらす土地に過ぎないのか。

宗主国が植民地に投資するのは第一に生産力・収益を増大させ、搾取をより効率的に行う為でしょう。道路を作り、発電所を作り、鉱山を建設し、農場・工場を建て、港湾を整備し、鉄道を敷く。全ては資源・製品の輸送・生産を効率化する為です。

教育制度を整備し、学校を作り、大学を創設し、現地の人を教育する。これも効率的な支配と搾取に必要な要素の一つです。例えば英語で教育され、英語の文献を読み、英語で研究し、発表するという様な事を繰り返していれば、本人は意識せずとも、その思考様式や文化的背景には確実に英語圏やその源流の地域が影響を及ぼすでしょう。

ある文化圏や言語圏には存在する思想、概念や単語が、別の圏内には無い、あるいは類似しているがニュアンスが微妙に違う、などという事はよくある事ですが、それを統合する上で言語や教育の一致が大きな役目を果たします。
人間のものの考え方や感じ方まで一定の範囲に収まる様に染め上げれば、植民地支配や帝国勢力圏の形成はかなり円滑になるでしょう。

時には現地にシンパを得たり、それを元に被支配民の対立を発生させる事も出来ます。その結果、現地の有力者層と平民、または部族間の分離に成功すれば、いわゆる典型的“分割し、統治せよ”の完成です。また、医療や衛生を充実させれば社会はより安定し、長寿と健康により労働者層も厚くなり、長期的には生産力が増える事が期待できます。

生活水準の向上や教育を通じた“文明化”の類によって被支配者が受けた恩恵というのは、“帝国”の国益・戦略目標の副次的結果として現れただけであって、それを目的として投資や教育が行われた訳ではないのだから、被支配者が自発的にその有効性を主張するならまだしも、支配者側がそれを感謝せよ、などと恩着せがましく言ったならそれは極めて白々しく聞こえるでしょうし、顰蹙を買うでしょう。

インドネシアでなされた発言とそれに対する反応はまさにその典型と言えましょう。相手がその立場からどう見るか・思うかを全く分析していない、想像力の欠如、ですかね。骨付き肉の美味しい所を齧っておきながら、残った骨を放ってよこし、ほら端っこにまだ肉がついてるだろ、嬉しいか?と言われて忠実な犬の様にパタパタと嬉しげに尻尾を振る人は果たしてどれくらいいるのでしょうか。

無論、中にはコスモポリタニズム的な思想に則って、あるいは一種の“善意”や隣人愛をもって行動した人もいたでしょうけれど、歴史上多くの帝国がその勢力圏に課した第一の目標は属州の生産量増大と戦略・防衛拠点の確保など揺るぎなき支配体制の確立にあったのを忘れてはならないでしょう。

だからそれが理解できない人はTotal WarシリーズのようなRTSの類をやるべきなのであります。
自分が皇帝や王様で、下にいる属州総督や官僚の類が突如として人類愛に目覚めて限られた資金を勝手に使い始め、
被支配民を啓蒙し、その幸福を増大させるのだ、などと言い始めたら頭を抱えるでしょう。

国境では危険な勢力が虎視眈々と侵犯を画策し、国軍は財政を圧迫し、有力者階層は過大な利益の分配を求め、さもなくば反乱を企図し、そして市民は際限なく福祉の充実を要求する。何もかもお金がかかるというのに果たして国家が善意を第一に被支配者を遇する余裕などあったのか。また実際の歴史ではどうであったか。

喧伝された大義や建前を根拠に見え透いた本意や現実を曖昧にぼかすから、あるいはその区別がついていないから白眼視されるのではないかと。どこぞのバーガー屋ではありませんが、メニューやCMのイメージと実際に提供される商品が同質だと思う純真無垢な人はあまり多くないでしょうに。

偉い人達は過去の歴史や近現代社会の形成について勉強しているものと思っていたのですが、何というか、おぉ……としか。日本でも教育や教科書を修正して愛国心や誇りを云々と言う人がおりますが。そもそも母国への愛情や帰属心は人に教え諭されるなど外部からの作用によって抱くものなのか、はたまた各自が自分の国や他国を観察したり、体験した事などから導き出した結論を元に身の内から自ずと湧き起るものなのかを考えると昨今の風潮は何だか国民国家形成期の様な、前時代的なやり方に見えるのですけれど。よその猿真似じゃないと良いですが。

善良なる国家など無い様に、善良なる民族など無い。
ときとして善良なる人間は存在するかもしれないが。


とか

暇と力を持て余したホモ・サピエンスが取る行動は概ね以下に分類される。
他者の抑圧と搾取、破壊と殺戮。
あるいは創造と建設・生産、慈悲と分配。
いずれも行わず、ただ時間と資源を消費しクソに変換する崇高な使命に専念する事。
しばしばそれらは混濁し、複雑な形を成して顕現する。
肝に銘じるべきは、我々は皆そのどれも行い得るし、好きな様に選択し組み合わせる事が出来ること、
そして何度でも繰り返すという点である。


とか

歴史は同じようには繰り返さないが、韻を踏む。
――マーク・トウェイン


みたいな警句が歴史の勉強の前提として必要なのではないかと。(上の二つは適当に捏造しましたけど)

地球外に知的生命体はいるだろうか、と問われて地球にすらいるか分からん、と答えたのはイサル・ハルエルだったか、ホーキング博士だったか。どっちにしても簡潔で的を射た最高なブラックジョークですね。
私は地球にも知的生命体がいて欲しいなあ、と願って止みませんが。

などと嘯き、欧米諸国の過去と現在を批判しつつも、その経済構造の恩恵を貪り、ウィスキーを喰らい、よりにもよってドントーマス・クラシコ・ロブスト(ホンジュラス産の葉巻)を吸いながら、何もかもから逃れ、忘れ去ろうとしている私はさしずめ大いなる矛盾と愚鈍の沼に沈む痴的生命体というべきか。
星の王子様に登場する酔っ払いみたいですね。


・アフガニスタンの事なんて誰も屁とも思っちゃいない。
――ミルト・ベアデン CIAイスラマバード支局長 米軍の撤退とその後のアフガニスタンの行く末について問われて


“ごんぎつね”で皆が遊んでいるのが楽しそうだったので、ついカッとなってやった。今は反米いや反省している。
酔っぱらうと訳の分からない小説やら絵やらを捻り出したくなる現象は何なんでしょうね。いや、素面でもそうだったか。誇大妄想というかなんというか。

――――――――――――――――――――――――――――
2004年8月20日 金曜日 アーカンソー州ミラー郡テクサーカナ市

その日最後の仕事、スケジュール帳に書き込んだ最後の取材先を出て家路についた私に思いがけない男からバーベキューの誘いがあった。お誘いの主はアルベルト・ゴンザレス、今は遠き我が青春の日々、ハイスクール時代からの友人だった。アルバートと呼ばれる度に発音を訂正するのが癖で、私はゴンとかゴンズとか呼んでいた。ファーストネームよりも姓で呼ばれる事を好んでいたのは、数世代前の先祖がアルゼンチン出身だという彼のルーツに起因するのかもしれない。
とても優秀で、細やかな気配りの出来る男だった。だからとてもモテたが、記憶している限り関係が長続きしたのを見た事が無い。

彼は時間の経過と共に相手への関心を失う事が多い様に思われた。常に新しい刺激や発見を求める類の男だった事がその原因かもしれない。悪く言えば飽きっぽい性質を備えていたという事だ。傍目にはまるで乾いた大地が際限なく水を求め、やがてひび割れていく様を眺めている様にも見えた。
私は彼とその底知れぬ才能を尊敬すると同時に、決して満たされる事の無いその姿に哀れみを覚える事があった。
それでも私達は良き友人として卒業後も付き合いを続けていた。30年前に彼が突如として姿を消すまでは。

まったく突然の話だったが、庭の手入れに自信のあった私は万事取り計らうので嗜好品だけ持って我が家に来るように伝えた。“幸いにも”妻とは随分と前に別れていたし、子供もいなかったので、余暇の予定を調整する必要はなかった。

そして私はそれを知る事になった。
30年以上音沙汰がなかった旧友こそが、記者である私の取材の焦点、長年追いかけていた“ゴンギツネ”だったのだ。

「ゴン、お前だったのか……中南米や中近東で政府転覆工作を推進し、ときに反政府軍を支援し、傀儡政権の樹立に暗躍していたのは……」
私は呑み終えたビールの缶を潰して空の段ボールに放り、コールマンのグリルの上で音を立てる肉の焼き加減を確かめながら、庭を漫然と見つめる彼の暗い瞳に目を向けた。

「そうさ、それが俺の仕事だからな。俺は“カンパニー”の指示に従って動いていただけだ、ただの駒だよ。皆が能天気に自由と民主主義だと信じ込んでいるものを満喫出来るのも、ブクブクと肥えた腹をさすって口を半開きにしながらニュース番組を見て安っぽい感傷に浸れるのも、10分も経たないうちにそれら全てをゲップと共に忘れ去る事が出来るのも、地球のどこかで俺の同僚がせっせと働いて、別に何をした訳でもないどこかの気の毒な奴や女子供を血反吐の海に沈めているからだ。まさか、まるきり知らなかった訳でもあるまい? 誰も止めやしないんだから、それが総意って事だろうよ」

普通なら相手の頭の具合を疑うか、スパイ映画を観すぎた奴の冗談くらいに思う所だが、当事者かその動向を調査し続けてきた私しか知らない筈の事例を淡々と並べるのだから信じるほかなかった。それに、かつての彼はそういう笑えない冗談を言う男ではなかった。

彼は私の家の青々と茂った芝生と、夕暮れに染まりつつある閑静な住宅街を嘲笑と羨望の入り混じった様な複雑な表情で眺め、美味そうに葉巻を吸った。ウッドデッキに二つ並んだ椅子の一つに身を預けた彼の顔付は初めて出会った時の悪戯っぽさを僅かに残してはいたが、明らかな疲労と失望が滲み、彼の過ごしてきた年月の重みを静かに物語っていた。

「何だよ、その鳩が豆鉄砲喰らった様な顔は。おい、止めてくれよ。何も不思議な事じゃないだろ。なんで俺達は世界中からこんなにも憎まれているんだろうって。それを調べるのがお前の仕事なんだから、答えも良く知っているんだろ?
で、たまたまお前の古い知り合いがそれに関わっていたってだけの話だ。最近は後片付けや尻拭いばかりだがな。
今や諸先輩方が蒔いた種が随所で芽を吹いて、それを摘むために汲々としているんだから、まったく傑作な話だよな。
ほらどうした、笑えよ。昔みたいに真っ白な歯を誇らしげに見せてさ。互いに年は食ったが、まだ歯が抜ける様な年でもないだろ」

彼はニッと歯を剥いてわざとらしい笑みを浮かべ、丁寧に葉巻を灰皿に置いた。銘柄はよく分からなかったが、その原産地が彼の活動地域の一つだった事はまず間違いなかった。それから彼は安いバーボンで満たされたグラスを傾け、中身をグッと空けると寂しそうに呟いた。まるで肩の荷をおろして楽になった荷役夫の様でもあった。

「何でこんな事を話すかって?確かに仕事を続けるつもりなら全くの失格だけどな。もう良いんだ。これっきりさ。来週の公聴会で俺は全てを話す……それで終わりだ。勿論、そんな事をしてもこの馬鹿げたゲームは終わらない。人間がいる限り永遠に続くだろう。だけど俺のゲームは終わりだ。俺はもう、何もかもうんざりなんだ……」

それから彼はゆっくりと語り始めた。愛すべき祖国の近現代史と彼の仕事の全てを……。


*カンパニー:CIAの通称の一つ、ラングレーとかエージェンシーとか

20世紀後半から21世紀初頭に行われた代表的な作戦のほとんどに関与していたゴンがその実態と現代の闇を語るノンフィクション絵本“ゴンギツネ、1971~2004―自由と覇権の代償―”冒頭より……

ゴンは冴えない風貌の一見どこにでもいる50代くらいの男性でその狡猾さから“キツネ”の通称で呼ばれていたのであります。ゴンが尋問相手の口を割らせるために、極めて事務的な態度で火のついた葉巻を捕虜の眼球に近づけるシーンは心底震えました。最後は紆余曲折を経て上院の公聴会に証人として召喚されるも、前日に“まったく偶発的な”自動車事故で死亡という悲劇的な末路が。そんな感じのアレをですね……。

何その教育に悪そうな絵本、嫌すぎる。原型留めてないし……。
“CIA秘録――その誕生から今日まで”、辺りを読むと何だかしょうも無い失敗の連続が積み重なっている様なので、何もかも掌握している恐るべき機関という映画の様なイメージはどうやら違うらしいですが。
カストロ暗殺に関する作戦とかもうほとんど冗談みたいですね……。ギネスに掲載とか笑うしか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E6%9A%97%E6%AE%BA%E6%9C%AA%E9%81%82%E4%BA%8B%E4%BB%B6

こういう本があったら翻訳は十中八九、伏見威蕃氏に違いない(また、分かる人に分かれば良いという投げやりな態度でネタを放る……)。BGMはラムシュタインのアメリカ(歌詞が痛烈で良い)でお願いします。何だかそういう救い様の無いノンフィクション読みたい欲が湧いてきたぞ。何だこの不謹慎極まりない暗い趣味は。

別に殊更に米国がどうこうという事はないんですけどね。興味深いし面白い国なので結構好きです。
ただ、自分でつけた炎に巻かれたり、泥沼に嵌っている様に見える事があるのです。


・アニメを見る

プラスティック・メモリーズ

民間向けアンドロイドの運用と終末。
アイボも交換部品無くて大変らしいですし。技術が発達すれば、いずれはやってくる問題、でしょうか。
まるっきり人を模したものが生産されて、社会に溶け込むというのは様々な物議を醸し、事件を引き起こすでしょうけど。
これは同時に人間の寿命と認知症の類(肉体の限界と脳機能の限界の時間差とか?)、尊厳死などへのメタファーとも言えるか?興味深い。


攻殻機動隊ARISE

いつもビルから飛び降りるとこから始まるんですね。
楽しいですけど。原作を読み返そうか。


アルスラーン戦記

これは良い。カタフラクトとか歩兵の戦列の事を考えるだけでグッと来るアレな人なら是非。そうでなくても是非。
原作終わってませんでしたよね……。でも歴史、戦史趣味者としては見ざるを得まい。
パルティア、アルメニア、ローマ、ペルシアとビザンツ、ロレーヌ十字、六端十字?アルハンブラ宮の獅子の中庭など端々のモチーフが頭を過る人はなお楽しいかと。
ただOPの音楽などはもう少し文化的背景やモチーフとした歴史を鑑みるべきでは……。
https://www.youtube.com/watch?v=QyOEb9iZxAM&list=PLITAq0aJinsQ3urbyEcWt-YM92kUEoAtX
参考にすべき文化やエッセンスは幾らでもありそうなものですが、タイアップとか商業的な経緯の前にはどうすることもできないんでしょうな。もったいない。
東方教会の典礼音楽やペルシアの伝統的な音楽を取り込んだ壮大な曲だったら良いのに。


響け!ユーフォニアム

吹奏楽部、懐かしい。私は打楽器担当でしたけど。わが青春の日々が脳裏に蘇る様なそうでも無い様な。
過去にもう一度戻れたらという話をする人がたまにいますが私は折角始末した状況をまた繰り返すのは絶対に御免です。
転生とやらも絶対にご勘弁です。フィクションのループものは楽しいですけど。
人生は一度で、取り返しがつかないからこそ面白く張り合いがあるのではないかと。
全然内容と関係ねえな……。オーケストラとかブラバンは男女比が大抵アレなので女性と接点を求める男子学生諸氏にはオススメです。身の振り方に気をつけないと面倒くさい修羅場が待ってますが。それはどこも同じか。


ダンジョンに出会いを(略

おィィィ!なんだよその紐は!!
ユピテルの雷が如く我が身を刺し貫いたこの衝撃、トイトブルク以来である。
決して揺るがぬと思われたバッコスへの信仰がこれほどまでに脅かされるとは!
20歳辺りから片時も崇拝する事を忘れなかったこの私のバッコス神への愛が……。

ふ...ふざけるなよ...!
戦争だろうが...
ちょっと強調しているうちはまだしも
そんな所に紐を結んだら...
戦争だろうがっ......!

という感じで大仰に楽しむ作品でしょうか。いや日本は今日も概ね平和で良し。
思わずバッコス信仰から転向するところでした。
危ない、危ない。

古代ローマの女性も胸の下と腰に紐を巻いて体型を強調してましたけど、
腕の周りを通すのは動きにくいからしなかったでしょうね。
色々と躍動して捗るから大変結構重畳至極ですけど。

こういうのも良いですね。何か脳が液状化して鼻から出てきそう。
これ以上内容量が減ったら日常生活にすら支障を来しそうです。
一方でこういう作品ばかりだと少し寂しいですが。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続

八幡氏は面白い男ですがタイトルの如く間違った青春という様には思えません。
むしろ王道なのでは。そういうアイロニーなのかもしれませんけど。
捻くれた男が周囲と衝突したり、あるいは妥協して居場所を見出すなんてまさに青春そのものですよね。
私の青春の定義が合っているならばですが。
そのまま拗らせ続けると私のような人間が出来上がるのでしょう。
皆さんは気をつけてくださいね。


シドニアの騎士

続きですね。
こういう壮大なSFも好きです。

分類に拘らず、色々な作品を見てみたいものです。
そして、もっと静かに本を読んでいたい。
巨大な知識と情報の海を漂い、天才達の言葉に耳を傾け、その事績をそっと眺めていたい。


・お絵かき

ぬぐっぁぁぁ、出張→決算→出張→残務処理!
Legionarius怒りの残業期間に突入していた為、なかなか時間がかかりました。
決算期にこんな絵を描き始めるのがそもそもの間違いだろ、と思わないでもないですが。

状況など知らぬ、といういつもの傍若無人ぶりなので、現実が多忙であるか否かなど完全無視であります。
荊軻が如く!

そう、状況など知らぬ、状況は余が形成する。世が覆ろうが、蛮族が押し寄せようが、余は絵を描く。
在りし日のローマ軍を蘇らせんとす。そんな感じで。

1日が36時間くらいあるとちょうど良いんですがね。
もっとも日本の場合、仮に36時間あったら、その分労働時間が増えるだけでしょうけど。
社畜の安寧は永劫に手の届かぬ蜃気楼が如き定年か“最終的解決”が訪れるまで存在しないのです。
ヴァンゼー会議みたいな言い方はやめんか、と。

聞こえたか?諸君の待ち侘びた信号ラッパだ。
訓練、行軍、待機、あらゆる忍耐と苦難は今日という日の為にあったのだ!

命令はただ一つ、奴らを皆殺しにしろ!
死を恐れるな、苦痛と不名誉をこそ恐れよ!
死は不可避である、誰しも知覚できぬ、ならば終端への恐れは全くの徒労であり、無用である。
死は敢闘せし者をただ優しく抱きとめるであろう。
苦痛を避けんと欲するのならば、その敵を悉く屠れ。
永久の誉れを求めるのならば、戦列の持ち場と友を堅く守れ。
ローマ軍団兵よ、その利き腕を以って今こそ歴史を紡げ。
諸君らの先祖がそうした様に!!

ダキア戦争絵図

吼え猛る戦士達、喚声を上げる戦列、陽光を受けて眩く煌く白刃、飛び交う矢玉、濛々と立ち込める土煙、血と臓物と体液とクソの匂い、無惨な骸と絶叫、背中合わせの栄光と犬死、大体そんな感じで。
今回は今までで最大サイズの絵か。ひたすら描き込む快楽に酔い痴れてました。病的である事は否定できない。

普段は大人しく過ごしておりますが、頭の中は大体いつもこんな感じなのであります。
して見るに絵を描く事に没頭するのはストレス発散の手段の一つなのかもしれません。
無心となり、ただ頭の中に浮かんだ光景をディスプレイ上に転写する機械と化す心地良さ。

とはいえ睡眠時間や生活の時間を削るにも限度というものがありますので、ほどほどに。
ゆるゆるとやって参ります。大体1日の睡眠時間が5時間を切る日が続くとやばいですね。
その辺が私の限界の様です。


今回はこの辺で。
ローマと軍団にヘスティ……いぇ、無敵のマルスと全能なるユピテルの助力あれ!
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軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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