私は道を見出す


私は道を見出す、さもなくば道を拓くであろう
Aut viam inveniam aut faciam
――ハンニバル・バルカ、アルプス越えを不可能だと言い張る部下に対して

無ければ作るしかない。

このラテン語の用法はチェーザレ・ボルジアのモットー、Aut Caesar aut nihilと同じですかね。
カエサルか、無か! All or nothing カエサルが如く野望を叶えるか、敗北し無に帰すか。


やっはろー!(胸の前あたりで両手を開いて掌を突出しつつ。にゃんぱすーでも可)
アレです、いつも陰鬱な話ばかり書いて、見る者に憂鬱さをもたらしている様に見えますが、
本人は超陽気な奴なんです、実際。ジッサイアカルイ(鈍い光を放つ濁った目で)。

なのでこれからは読むだけで元気がモリモリ湧いて、皆が恋愛に仕事に全力投球出来る様な、思わず勇気が湧いてくる様な事を書いていこうと思います。ポジティブ、スマイル、ハッピー! ラブ&ピー……。

すみません、やはり無理です。超陰気という訳でもないですが、別に陽気でもない。
深海魚を釣り上げると減圧で浮き袋やら何やらを口から吐き出すそうですが、そんな感じです。
それぞれの生物には適切な環境という奴があるのです。

それかアレです。泣いた赤鬼的なアレです。
世の暗き面を提示する事で光がより輝きを増し、皆が幸せを実感するのです。
必要悪です。そういうことにしよう。


今日はブリックハウスという葉巻を吸いましたがニカラグア産も悪くないですね。
色々開拓してみやう。煙草の匂いは苦手なのですが何故か葉巻は美味い。
大体一本1,000円以上はするので安くはありませんが、1時間か2時間はもちますし、酒を飲んで読書しつつ
燻らせると良い感じです。たまの休日に吸うくらいが良いです。


・何をしているのやら

自分のやっている事に既視感があるな、と思うもずっと“それ”が何だったか頭の中の引き出しからなかなか出てこなかったのですが、ようやく思い出しました。ヘンリー・ダーガー、ですね。公開して共有しているという時点で本質的に違うかもしれませんけど。

自分の関心のある世界を自分で捻り出して耽溺しているというのは似ている様な気が。
まず自分という観客が満足するかどうかが重大な問題であり、目標であり、その為に延々と続けているのか。
ただ、公開して同じ様な趣味や傾向の人と意見を交換したり、感想を共有するというのは決定的に違うか。
しかし何やら他人事ではない様な気が。半世紀も傾注出来たら、まさに“道”ですね。

シュヴァルの理想宮というのも何か感ずるものがあるのだけれど。


・映画

アメリカンスナイパー

良い映画でした。
デートに是非!(映画のCMに出て来る客の感想みたいな感じで)

またそれかよ。
そんな言葉を真に受ける人はいないでしょうけど。
惨たらしいシーンが多く、良い雰囲気にはなりようがないので気をつけて下さい。
シールズの狙撃手、クリス・カイルの自伝を基に製作された映画です。
簡単に言うと凄腕の狙撃手がイラクの戦場と故郷を行き来するうちに心身ともに蝕まれて行く話でしょうか。
あとは終わりなき戦いを続ける米国の在り様を端的に表現したものというべきか。
また、彼の国で特に顕著な力への信奉、英雄崇拝などの実態はどうであるか、それは何をもたらすのか、という事にも
思いを巡らせる事ができるかもしれません。クリス・カイルの悲劇的な人生の結末そのものが映画の完成に寄与しているという……。
 
イラク戦争関連書籍を何冊か読んだ人にはお馴染みのシーンがちらほら登場し、あれはこういうことだったのか、などと
納得する場面が多々あり。特に“武装勢力”の方々が内通者の人質に電気ドリルを使って麻酔無しであれこれするシーンなど、ああ、これだけは絶対勘弁して欲しいなという迫力に満ちてました……。
しかし弾が飛び交う市街戦の最中に屋外であんな悠長なことやってられるのでしょうか。本で読んだ限りでは拉致した先の隠れ家か何かで拷問に使うものと思ってましたが、演出上の都合か。
一番やってられないのはこんな戦いに無理やり付き合わされる地元民でしょうね。 

我が国もこういう戦いに延々と引きずり回されるような事にならんと良いですけど。
頭脳明晰で責任感溢れる人々が国家百年の計を案じているのだから杞憂に違いない、たぶん。
まさかろくに考えもせずに追従して大過を招来する様な愚は犯すまい、きっと。


ヘラクレス

ドウェイン・ジョンソンの方を借りて見ました。
やはり最後にものを言うのは筋肉か!
腕立てと腹筋と背筋とスクワットの回数を少し増やそうと思いました。
そんな感想か……。いや、痛快なアクション映画でしたよ。


・ローマ再興

秋葉のPC CHAOSに行ったらパッケージ版のAttilaがあったので購入致しました。
認証も問題なし。Steamのライブラリにちゃんと加えられます。

起動も問題なし。
遊牧民族、騎馬民族の雰囲気を醸し出す為か、ホーミーっぽい歌唱を含む曲が流れたり。
フン族のルーツにどれくらい関与しているのかよく知らないのですが果たしてどうなのか。
根っからの定住民なので遊牧民の事はさっぱりです。もっと勉強せねば。

で、とりあえず戦術や戦闘が大きく変わったか確認する為に西ローマ軍を適当に編制しアラン人と戦ってみる事に。
後期ローマの軽歩兵や槍兵、重騎兵なども特に問題なく指揮できました。早速実績ハンマーと金床を解除。
将軍ユニットから目を離していたら敵を深追いして指揮官が死亡した事を除けば完勝であります。
駄目じゃないのかそれは……。
西ローマ軍戦列
重騎兵 待機中
西ローマ軍戦列②

さてグランドキャンペーンでも始めるか、と勢力を見ますと紀元395年の東西ローマ、ゴートやフン、ササン朝など楽しげな面子が。さあどうしよう。どの勢力で世界を征服するか。
勢力選択

と考えるまでもなく西ローマを選択。
勢力別難易度の表示欄にEasyとかHardじゃなくてLegendaryって書いてあるんですがそれは……。
一応キャンペーンの難易度はNormalにしときました。

開始してみるととにかく金が無い。
無いものは諦めるか作るしかない。

政治情勢

広大な領土と国境線を持つ割に7個軍団しかいないし戦力も中途半端。
かと言って維持費が無いのでうっかり増強する訳にも行かない。
となればアレですね。事業仕分けですね。
2番じゃダメなんですか、的な。
1番は金満の東ローマに譲ろう、今は。いずれ併呑してやろう。

揺らぐ秩序と穴だらけの防衛線、国境を侵され燃え上がる街と村。
夫を失い悲しみの淵に沈む寡婦、親を失い泣き叫ぶ子供達。
余の使命はローマの支配と秩序を回復し、市民の誇りと幸福を取り戻すことである。
故に全ての蛮族を辺境の土塊に変えてくれよう。
ローマを侮り、身の程を知らぬ者共は余す事無く屠り、捕え、街道沿いで磔にしてくれようぞ。


また魔王と化していくのか。


・猟奇趣味

日本では火葬が義務づけられているので、エド・ゲインの様にエコでロハスな日用品を作ったりする事は難しいですが、そういう事をする人は世界のどこでも猟奇的なものとして見られるわけで。
ネクロフィリアの類も言語道断の不道徳なのであります。

ただ、どちらかというと結果より、そういう傾向を持つに到った経緯の方に興味があります。
(趣が違いますが最近川崎で起こった野蛮な事件も何をどうしたらこういう人間が完成するんだろうと)
どういう過程を経てそこに至ったのか。先天的なものなのか。あるいは“素質”と“環境”がセットになって発現するのか。

一方で生きた人間を好きな様に扱う事は比較的問題視されていない様に思うのであります。
無論、暴行とか虐待は犯罪であり、良からぬ事とはっきり規定されていますが。
そういう有形の分かり易い非人道的行為ではなく、善意によって為される無形の“暴行”というのもあるのではないかと。

例えば教育ママとかステージママの類(パパでもいいですが)が自身の子供に医者になって欲しいとか、芸能人やスポーツ選手になって欲しいとか、自分の願望を仮託して物心つかぬうちから誘導し、進路を決定するのは道徳的にどうなのか。
教育・示唆・提案の域を超えて強いるのは一個の独立した人格を持つ生きた人間を、着せ替え人形か玩具、あるいは何らかの自己実現の為の道具の様に好き勝手に扱う事にならないのか。

そうして育てられた人間自身が本望であると思うなら、それ以上の幸福はありませんが。
ある日、それが自分の望みではない、自分は両親の願望を投影したスクリーンに過ぎないなどと思ったなら、大変な事になるのでは。また、才能や努力が実を結んだなら良いですけど、そうはならなかったら何とも悲惨な事態になるのではないかと。そこで心機一転、自身の人生を生きるのだと新たな道を歩み始める屈強さがあれば良いですが。

四角い西瓜を作るためには実を箱やら型枠やらに入れて栽培するそうですが、人間でそれをやるようなものか。医者だとか職人の親の背中を見て育ち、憧れ、敬服して継承しようと欲し、自発的に選択したなら尊く素敵な事だと思います。
もしそうでないなら、結構な歪みが発生しそうですし、なかなかにおぞましい事なのでは。

意思の絶え果てた死者を好き勝手に取り扱う者は人倫に悖るとされるけれど、意識のある生者を意のままに操り、その一生を左右する者は、さほど批判される事は無い。

いや、そんな事は無いか。きっと私の思い過ごし、またいつもの詭弁、妄言の類なのでしょう。
仮にそうではなかったとして、他人の事を気にしてもしょうがないですね。
しかし猟奇趣味というのは思いのほか紙一重で身近なものなのではないかと思うのであります。
気づいていないだけで。

この世に『正気と狂気』など無い。あるのは一千の貌の狂気だけです。
――ディスティ・ノヴァ


みたいな。
何だか究極的に突き詰めていくとベネイター氏の様な思想に行きつきそうですね。
何故、彼の本は和訳されないのか。論ずるに値する重要な議題ではないのか。
いや、辞書を引きながら読むのがめんどいという怠惰人である私に非があるのでしょうけど。


・お絵かき

ダキアに侵入したローマ人達は俺達の仕事を知っているのだろうか。
あの連中は我こそはローマの一番槍だと誇らしげに吹聴するが、
軍団から先行して敵地に浸透し、情報を集めるのは俺達だ。
どんな猛獣も目と耳が無ければ獲物を捕まえる事は出来ない。
だからローマ人はもっと感謝すべきだ。
優秀な目と耳に。

斥候の任務には忍耐力と慎重さが欠かせない。
相手よりも先に敵を見つけなければならない。
見られることなく見よ、知られることなく知れ、だ。
全てはただ一つの為に、獲物を捉えるために。

ローマ人は静かな秋の森に踏み入り、聳え立つ木立の間を抜けて大地を斑に照らす柔らかな日差しを浴びた事はあるだろうか。豊穣の神の恵みを一身に受け、丸々と肥えた獲物を見つけた瞬間の喜びを知っているだろうか。
足元の小枝を折るようなヘマをせぬようにそっと忍び寄る緊張感を味わったことがあるだろうか。
警戒と周囲の確認を終えて、移動を始めるそのほんの一瞬、獲物は気を緩める。
投槍を構え、あるいは弓矢を引き絞り、そして放つ。
どさり、と確かな肉の重みを伝える音が森に響き、狩人の胸中に満足感と安堵、神々の恩寵への感謝が満ちていく。

その夜、ダキアの森で俺を満たした感情はそういう類のものだった。
月明かりを浴びて、火の粉を散らし揺らめく松明を掲げ、眼下の道を何千何万ものダキア人が進んでいた。
獲物を最初に見つけたのは俺達だったのだ。
俺達に助力したのはローマ人の崇めるユピテルかマルスか、それとも夜の雷光の神スムマヌスか。
それが何であれ、数日の後には神々が最終的に誰に恵みを与えるかが明らかになる、と俺は確信していた。


ローマの斥候

ローマの補助軍あるいはアラン人か何かの傭兵達。
斥候任務にてダキアの主力を発見す、の図。
格好良いけど捕まったら酷い目に遭わされそうですね。

描いてたら、二輪で野山を駆け巡りたくなってきました。
ソル・インウィクトゥスよ、もう少し暖かくならないものか。


今回はこの辺で。
ローマと軍団に無敵のマルスと全能なるユピテルの助力あれ!
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軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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