悪い連隊などない。


悪い連隊などない。悪い大佐がいるだけだ。即刻、大佐のクビを切れ。
――ナポレオン・ボナパルト
 
 どんな組織も指揮官次第ということでしょうか。

 どうもこんばんは。
 めっきり涼しくなってきましたね。
 PCが高温を放っているので部屋の気温がちょうどよくなってきました。
 夏は地獄ですが。そろそろHDDを換装しないとデータが死ぬかな…。

 艦これというのが流行っているそうで、興味はあるのですが、ローマを再興し、ロスサントスで反社会的な活動に従事し、大陸軍騎兵を復活させ、狼の口最新巻を読み、箱根の山を疾走するなど多忙を極めているのでなかなか手が出ません。遊んでばかりですね。いやむしろ遊んで暮らしたい。皆もっと遊ぶべき。遊べ。

 あとは書籍”イスラームから見た世界史””古代ローマのヒューマニズム”それから今更(出版は30年前?)ですが”利己的な遺伝子”などを読んでます。

 あ、艦これの話でしたね。
 伝え聞く艦これの内容は何だか既視感が…。艦船に擬した少女を運用して云々というのは罪深き我が国伝統の業なので今更突っ込みませんが、皆が皆提督(プレイヤー)を慕っているというのは…あれか、条件付けか(ガンスリンガーガールに登場する薬物投与等による一種の洗脳、記憶改竄)。
 俄然興味が沸いてきたぞ!誤解を招く様な発言はよさんか…。
 当ページの極めて紳士的なアトモスフィアが壊れてしまう。

 もし艦これクリークスマリーネ版が出たら、Uボート娘がどんどん沈んでいくのですかね(沈むの前提)。水上艦もいるけれど。空母は永遠に完成しないけれど。
 どれほど工夫しようが、苦労しようが、相手を沈めようが、ゲームが進めば進むほど敵が強くなり、戦況が悪化する鬼の様な仕様!それは太平洋も同じか…。

 ヴィルヘルムスハーフェンやブレストに超絶イケメンの潜水隊群指揮官が着任するも、哨戒任務は長期に渡り、帰港後のUボート娘達はどいつもこいつも気が荒くなっているか、陰鬱になっており、大酒を喰らうか、虚ろな目で今にも死にそうになっているため、いちゃいちゃするどころの話ではない…。

 張りつめる空気を和ませようと声を掛けるも、安全な司令部にいるあんたに何が分かるんだ、と詰られ、
とりあえず風呂にでも入って休めよ…くらいしかかける言葉が無い。
 爆雷を喰らって中破や大破などしようものならお色気イラストなど拝む間もなく圧壊する船殻の音と苦悶に満ちた悲痛な叫びを残して深海に…。胃が痛くなりそうなゲームですね。

 信頼性の低い魚雷に発狂しそうになったり(ちょ、おい、今の当たっただろ!!みたいな)、輸送船団発見の報告を最後に二度と戻ってこないUボート達の最期を脳裏に浮かべ嗚咽するのです。最初は皆の笑顔と下品な歌声が溢れていたのに、次々と空席になっていく食堂とブンカー、使えない新兵器、必要な整備部品や消耗品の代わりに送られてくるのは何の役にも立たない勲章、そして宿舎の遺品を整理する度に故郷への遺書が…。

 やがて指揮官も悲しみを忘れる為に酒に溺れていくという……。
 なんか起動するたびに気が重くなりそうですね。ちょっとやってみたいですけど。

 あとは日本の戦時輸送を担った輸送艦達の悲惨な(以下略。

 なんで流行のゲームの話をしてたのにこんな暗い話になってるんでしょうか。
 やはり根が暗いと自然とそういう方向に行くのか。


・富士山

 前回、箱根に行った時は霧に呑まれて何も見えませんでしたが、今回は比較的視界が開けていて富士山が見えました。曇りでしたけど。

 芦ノ湖と富士山

 到着してからフジヤマが世界遺産になった事を思い出しましたが、当分登りに行くことは無いと思います。山林の散策や山登りは結構楽しいですし、嫌いではないのですが、遠くから見ている方が好みなので。酒でも飲みながら。結局そこに落ち着くのか…。ジャングルをかき分け、インドネシアの山をもりもり登ったのが2年前…時の過ぎるのは早いですね。

 御殿場を眺める
 愛馬もついでに


 しかし標高を上げるとなかなかに寒い。よく考えもせず夏の装備、ジーンズ、Tシャツ、ブーツ、革ジャケット、夏用グローブで挑んだら峠や高速で震える羽目に。帰宅後ニュースを見たら富士が初冠雪とか…なんて間の悪い奴なんだろう。次回からは冬季装備に切り替えます。もっとこうSFに出て来る装甲歩兵みたいなゴツゴツのヒーター付スーツが欲しいです。メットはシンプソンでもいいけど、こういうのもいいですね。


・帝国復活への道

 実に形容し難い人格の持ち主だ。会戦のあと、骸で埋め尽くされた平原を歩いて兵士達の死に滂沱の涙を流したかと思えば、危険な遠征を企図し、犠牲も厭わず進撃する。
 鷹揚にも反乱者に慈悲を示した翌日には別の部族を屠り、村落を劫火に沈めるのだ。饗応において親しい友のように肩を抱いたかと思えば、数日の後ににこやかに微笑んだ相手を一門ごと葬り去る。

 この様な危うい人物が権勢を保っていられるのは、脆く崩れやすい現在の成功への平民の支持と一門の絶対的忠誠による支配に拠るところが大である。
 我々は元老院の意見を顧みる王、共和政の執政官や独裁官、そして彼が公的に表明した第一人者、元首なる指導者とも違う、全く異質の存在の誕生に立ち会っているのだ。

 祖国は、あるいはしばらくのうちは拡大し、繁栄を遂げるであろう。しかしたった一人の人間の資質に全てを賭ける様なこの砂上の楼閣が如き体制は、必ずや国家に災いをもたらすだろう。
――紀元前167年 ローマ 元老院議員の日誌よりLegionariusの独裁について


 アフリカ遠征ではモーリタニアとエジプトに同時に侵攻したり、一方でガリア、ゲルマニアでも開戦していたり、外交的失敗を軍事的勝利で糊塗しようとして気付いたら多方面作戦を展開とか、もう無策無能の極みですね。典型的なヴィジョン無きダメ指導者ですがローマ軍団が強いのと、ある程度内政を整えると国力に余裕が出来るのでなんとか乗り切りました。

 内乱が起きてしまったのは専制政治や独裁制への野心を察知されたからかもしれません。理由が何であれ、起きてしまった事は仕方がない(全く反省の色が見られない)。
 ビブラクテの叛徒共、共和政堅持の元老院議員達が有するは6個軍団、我が一門の統率下にある北方軍団のうち対応可能な軍団はビブラクテに遮られ東と西に一個軍団ずつ、ヒスパニアから強行軍で北上する一個軍団を加えても、ばらばらの合計3個軍団。おまけに大いに憎悪を抱いて今更停戦など不可能なマルコマンニ族とケルスキ族がここぞとばかりに南下し、国境を浸透(いや、私の傲慢にして傍若無人かつ悪逆非道で先の事など微塵も考えない外交が憎しみを招いた可能性も微粒子レベルで存在しそうですが!)。

 国境を抜けたゲルマン人達は軍団不在の都市を襲い、各地で駐留の民兵や駐屯の小部隊が篭城し、必死の抵抗を継続するという始末…。

 しかし最大の問題は反乱軍が同じローマ軍団兵であるという点…同じ国家の人間が争い殺し合うという内戦の悲しみは毛深い鋼の心臓をもってamazonの空き箱みたいにそこら辺にうっちゃっとくとして(置いちゃうのか)もっと現実的な問題を考えねばなりません。これまでの戦いはすべて蛮族相手の装備・練度ともに劣った敵との戦いだったので、多少の兵力差はものともしませんでしたが、装備も優秀、練度も同等となると数量や戦術で上回らなければ敗北は必定。残念ながら数と言う点では即応可能な彼我戦力差に3倍の開きがあり、いかんともしがたい。

 とはいえどれほどの戦力があろうとそれが然るべき戦場に到着しなければ存在しないも同然です。当たらなければどうということはない!というわけで密偵を放って妨害しつつ、要所要所で少しでも数的優位を確保し、あとは各将の采配に委ね、マルスとユピテルにご助力願い、私は高みの見物ということで…。

 我が友よ、コンミリーテスよ!躊躇ってはならない。諸君の兄弟、そして父がビブラクテの奸賊に唆されようと歩みを止めてはならない。祖国の正しき指針は我らとともにあるのだ。
 たとえ我らの刃が友と諸君の父兄を貫くことになろうとも、その歩武を止めてはならない。
 我等は唇を噛み締め、この痛みに耐えねばならぬのだ。ローマは一つにならねばならぬ。

 一つのローマ、我らの海と我らの領土を束ねるローマはこの様な不忠義を断じねばならぬ。
 ほんの僅かな躊躇い、気の緩み、情けが破綻への道を築く。我等は勝利せねばならぬ。
 内乱を少しでも早く鎮め、蛮族にあたらねば、祖国の北辺は崩壊するのだ。
 思い起こせ、諸君らの後背を。この様な騒乱に無防備なる街々をケルスキとマルコマンニの暴漢に委ねる事が賢明であろうか。我等は速やかに問題を解消し、事に当たらねばならぬのだ!

 
 などと相変わらずの胡乱なアジテーションを図りつつ、戦々恐々としていたら、彼らは分進合撃に失敗し、東と西にそれぞれ突出した軍団を発見。せっかくの数的優位を自分で崩してます。戦力を削る好機とばかりに両方の軍団に配下の軍団をぶつけ、2個軍団を地上から消し去ったところでヒスパニアの軍団が西側の軍団に合流。
分散する軍団

 2個軍団の戦力を束ねると同時に、遅滞戦術により元老院議員達の軍団を分断し続け合流を阻止。
 東側の軍団は相手をひきつけたまま、西側の軍団を前進させ、同数の2個軍団と激突。ヒスパニアとガリア・ゲルマニアの激戦で鍛え上げられた経験豊富な軍団兵達は同数の軍団を撃破し、損害も想定していたよりは抑えられました。

 残り2個軍団と都市ビブラクテですが、相変わらず密偵を使って戦力を削りつつ、弱ったところに3個軍団を投入。攻防戦は熾烈でしたが既に大勢は決しておりました。
 こうして内乱は終息したのです。教訓は戦力の分散と逐次投入はよろしくない、ということで。内戦勃発への政治面での反省は無いのかよ…。

 足並みの揃わぬ、彼らにいったい何があったのか。奇跡的に焼却処分を免れた資料からは反乱軍内の主導権争いなど内部対立が原因だったようです(法螺)。こっちの水は甘いぞ、と各種利権の供与など懐柔の提案を示しすなどあらん限りの揺さぶりをかけた悪い人がいたのかもしれません。

 共和国を恣にするあの極めて狡猾な薄汚い怪物に抗するには我らの結束が不可欠である。我々は誇り高き元老院の伝統と共和政を護持する為にここに集った同志であった筈だ。であるというのに、この重大な局面を迎えて指導部は誰が統率者となるか、戦勝後の指導者となるかを論じ、争っているのだ。

 あの独裁者の軍勢が蛮族との争いに引きずり込まれ、分断されている絶好の好機、我らの唯一とも言える勝機をみすみす逃そうとしている。何という事だ!フォルトゥナの前髪を目前にしながら、捕える前の鹿の切り分け方で揉めているのだ。中には敗戦と報復を危惧し敵に歩み寄ろうとするものすらいる。

 人間とはかくも愚かな存在なのだろうか。私はその様な者達への失望を禁じ得ぬと同時に、そこに与した己の不明を何よりも恥じている。

 いま我々が戦力を結集し、決戦を行えぬなら、遠からず我等は敗北し、祖国はあの人間の皮を被った獣の玩具と化すであろう。ローマの名を穢す者に苦痛と死を。独裁と専制に呪いあれ。
――反乱軍陣営にて発見された文書より



 それがどんな目的であれ、達成するまで捕らぬ狸の皮算用は駄目という事ですね。戦力の速やかな集中、無駄の無い機動、素早い攻撃が重要なのでしょう。
 とはいえ殊勲は内乱に対応した軍団だけでなく、正規軍団不在の中、ひたすらゲルマン人の攻撃に耐えた北方戦線の都市にも与えられるべきなのであります。まさに英雄都市の称号こそが相応しい!(ソ連かよ…)

 そして紀元前164年にとうとうコルネリウス朝ローマ帝国成立。
 史実よりもあまりに早すぎるのだが…。 
帝政か共和政か

 ガリアの制圧が完了し、悲願だったマグナゲルマニアの征服も完了まであと一歩、というかライン川を越えてしまっているのだけれどそれってローマ帝国の防衛戦略的にどうなんだろう…。見ていてください神君アウグストゥス!あの裏切り者、アルミニウスの憎きケルスキ族など森の肥やしにしてくれます(年代からして生まれてすらいないけれど)。マルコマンニの不届き者にはアウレリウス帝に苦痛を与えた罪により地上から消滅して頂きます(私怨か!)。
北方討伐
マルコマンニの滅亡

今更和平協定など…。
和平の提案
ケルスキ掃討


 ケルスキの主要部とマルコマンニ制圧完了
 大量のゲルマン人奴隷が帝国の各地へ流通する事でしょう。

 でもこれ以上奥地に踏み込んでも旨味がなさそうなので前進は停止です。あとは豊饒なる東方の征服です。
 攻める攻める詐欺もこれでお仕舞いです。

 とりあえず地中海世界の半分は征服できたかな。
世界の半分

 こうして僭称帝Legionariusは作戦名アレクサンデル・マグヌスを発動、全ギリシアの征服と小アジアへの進出へと向けて行動を開始したのです。
 目指せオケアノス!


・俺達の顔を見ろ!降伏するように見えるか?

 今回はこの辺にしといてやる。

 以下pixivより

 1807年2月8日11時30分”気にするな、ただの砲弾だ”
 
 レピック大佐と騎馬擲弾兵
 
 1807年2月8日アイラウ(東プロイセン)。オージュローの第7軍団は己の指先すら見えぬ猛烈な吹雪により進軍方向を見失い、無防備な側面からロシア軍の攻撃を受けて崩壊した。戦列を突破され、全軍の壊滅に繋がりかねない状況に追い込まれたナポレオンは迫り来る敵を指し、傍らの”馬上ならば”世界最高のガスコーニュ人、ミュラ元帥に問いかけた。
「お前はこのまま、あの連中に俺達を喰わせるつもりか?」
ミュラは即座にその問いの意図を察し、騎兵を呼集した。ミュラの指揮下、1万1千もの騎兵が整列し、瞬く間に隊列が組まれた。
 ロシア軍は反撃の意志を挫こうと攻撃命令を待ち受ける騎兵達に大砲とマスケットを撃ち込み始めた。砲弾や銃弾が唸りをあげて耳をかすめ、雨霰と降り注ぐ。雪原は所々で抉り返され黒々とした大地を露にし、其処彼処で無防備な騎兵が直撃弾を浴びて惨たらしい肉塊に姿を変え、乗り手を失った馬が彷徨い、被弾した馬は湯気を立てる臓物を溢れさせ、苦しげに嘶いた。
 中でも大柄な兵士が選抜され、黒馬に熊毛帽の皇帝近衛騎馬擲弾兵連隊は格好の標的であった。さしもの精鋭騎兵連隊も猛攻撃に身を竦ませ、砲撃弾雨を避けて鞍の上に屈み込んだ…ただ一人を除いて。背筋を伸ばし真っ直ぐに顔を上げた彼らの指揮官、ルイ・レピック大佐は部下達を振り返り、その無様な振る舞いを詰った。
「頭を上げろ馬鹿共、あれはただの弾だ。クソではない!!」
騎兵達は己の職分を思い起こし、勇気を振り絞って敵を睨み付けた。昂ぶる馬と人間の白い吐息が風に吹き散らされ、ついに待望の攻撃喇叭が吹き鳴らされた。
 何千ものサーベルが一斉に抜き放たれ、完全な統率の下、攻撃は静かに始まった。騎兵達は揃って第一歩を踏み出し、雪を掻き分ける優雅な歩みはほどなくして速歩に、そして突撃へ向けた致命的な速度へと緩やかに高められた。
 1万もの騎兵による鳴り止まぬ遠雷の様な、腹の底に響く重い蹄の轟きが戦場を満たし、止め得ぬ死の奔流が反撃の開始を敵味方に告げた。こうして大陸軍騎兵の栄光の1ページ、起死回生の一撃、戦史上に燦然と輝く大突撃が始まった。 
――大体そんな感じで。そうは言うがな大佐、と言いたくなりますが準備中に身を隠す事も出来ないまま一方的に攻撃されるのは勘弁して欲しいですね。
――”俺達の顔を見ろ!降伏するように見えるか?”包囲下のレピック大佐、敵の降伏勧告に対して


 以上


 フランスは戦争に弱い、と言う様な事を言う人をたまに見かけますが、それは戦史をもっと知るべきですよね。
あの命知らずのガリア人どもがいかに無茶苦茶な連中か…。というわけで大陸軍から近衛騎馬擲弾兵連隊を。

 動画だとこの辺でしょうか。
 最高だ。しかし何故両方とも胸甲騎兵連隊なのだ。アイラウと言えばレピック大佐と擲弾騎兵ではないのか!
http://www.youtube.com/watch?v=slaNADrdPMA
http://www.youtube.com/watch?v=hjWMEGQOcg4

 アイラウでは3,000騎(突撃した騎兵全体の30%弱?)にも及ぶ騎兵が死傷しているそうなのでこの突撃は単体で見ればとんでもない損害を生んだ行動ですが、オージュロー軍団の壊滅がフランス軍全体の崩壊、敗北を招きかねない状況であったこと、会戦全体の視点から見ればまさに起死回生の一撃だったのでしょう。完全敗北もおかしくはなかったナポレオンの軍勢は夥しい出血をもたらした騎兵突撃により救われたのです。

 それぞれの騎兵が部隊ごとに異なる装備、軍服に身を包み、雪原を疾走して縦列や横隊、そして方陣すらも食い破っていく様は、さぞ華やかで惨たらしかったことでしょう。まさにナポレオンの時代の戦争の華と悲惨さ、その極致の一つだったのではないでしょうか。

 しかしこの時代の軍服、いや近現代もそうですけど連隊や中隊ごとにデザインやら色彩やら異なっていて、面白いですけど描く分には際限なく調べないとならないので結構しんどいですね。

 今回の騎兵連隊の制服については史実に沿っているか甚だ自信がありません。白の折り返しのある制服はアイラウ時点ではパレードだけと認識しているのですが多くの絵画や映画ではトリコロールの上着が目に付くので、どちらが正しいのか。

 無茶を通すとか他者に勇敢さを要求するなら、発起人が先頭に立つ方が支持は得られるでしょう。
 ある種の無言の圧力ではあるので部下はたまったもんじゃないかもしれませんけど。日本で言う空気読めよ、みたいな。人望があればそうは思われないでしょうけれど。

 無論、頭が切れるから後方指揮に徹する方が皆の役に立つとかその方が目的の完遂に近づけるというならば話は別かもしれませんが、無線もない19世紀の中隊とか連隊の指揮官なら陣頭にいた方が士気は上がったのかもしれません。おかげで将校の損耗は凄かったらしいですが。


 毎度の如く戦争の話ばかりして、お前はそんなに戦争が好きなのか、と思われる方もおられるかもしれませんが、戦史や歴史を調べて知れば知るほど戦争は勘弁してくれと思うのであります。だけれどとても気になるので調べてしまうのです。
 そしてそこに登場する人物達、その発想や技術、デザインや思想、そして目も当てられぬ悲惨さが興味を喚起するのです。なかなかに悪趣味ですが、ちょっとした摩擦で熱くなってしまう人よりは平和主義者だと思います。そのかったるさや現実の格好悪さ、栄光の不在を知れば知るほどに。
 勝ってりゃまだ良いですが、どんな時代も敗走してくたばった兵卒は地元民に身包み剥がれて路傍に無残な屍骸を晒すってのは同じですし。

 特に私のような面倒くさがりに戦争は無理です。仮に兵役があったとしても牢屋にぶち込まれようが、銃殺されようがめんどいから無理などと拒否しそうです。
 だいたい腹が減っても好きなものも食べられないし、毎日毎日重い装備を背負って歩いたり、穴を掘ったりせにゃならないだろうし、惰眠を貪る事も出来ません。
 配給量の決まっている水で薄めたラム酒なんて出された日には反乱ものです(どこの英国海軍だよ…)。物凄い頑張っても郷土防衛とか地元警備の民兵くらいが限界かと。
 蔵書や本屋、酒屋を守るためなら身命を賭して獅子奮迅の働きをするかもしれませんが、遠隔地に遠征などしようものなら全身全霊を懸けて脱走計画を練りそうです。
 局地投入用ひきこもりユニットなので拠点から離れると物凄い勢いで士気ゲージが下がっていくのです。

 そもそも人の指示や命令に従い、規則を守る事についてどこより厳しいであろう軍事組織に所属することなど、私の様な社会不適合者に可能な芸当ではないでしょう。
 規律正しきローマ軍団兵を名乗っておきながら何をいっとるんだという話ですが、私はあれです。アンティオキアとかその辺に駐屯し、東方の気風にすっかり染まってしまった再訓練しないと使い物にならないレベルの不良軍団兵なので、特技は葡萄酒を飲んでゴロゴロするくらいです。ピルムの投げ方も忘れてるとかそんな感じです。
巡視から戻ってこねぇと思ったら酒場か娼館で寝てるタイプです。

 ユリアヌス帝が失望し、コルブロ将軍に酷い目に合わされるタイプの軍団兵ですね。


 さて今回はこの辺で。
 次回は何処へ行こうか。
 さっぱりわかりませんが良ければお付き合い下さい。

 大陸軍万歳、皇帝陛下万歳!!
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軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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