人生は生きるに値するか?

Is life worth living? It all depends on the liver.
人生は生きるに値するか?それはひとえに肝臓にかかっている。
――ウィリアム・ジェームス(哲学者)

そしてバッコスはネプトゥヌスよりも多くの者を溺れさせ給う。


朝8時に家を出て、夜明け前の4時に家に着く…。
パトラッシュ…(略

こんばんは。
疲れる話は良くないですね。
明るい話をしましょう。


 100年安心の年金改革とやらも10年と経たずに支給は68歳からとかいう話がちらほらと。さっぱり覚えてませんが最初からそうする予定の改革でしたっけ。20代-50代くらいの人にしてみれば、蜃気楼やら逃げ水みたいにどんどん遠ざかっていく現実味の無い制度に見えてもしょうがないのでは。そりゃ払わない人も出ますよね。

 で、退職年齢を調整しないと十分な蓄えの無い人は空白期間に路頭に迷う、という事になって65歳定年制へと。そのうち70歳あたりになるんでしょうか。若い人の雇用に影響が出るかどうか調べる気力も無いので知りませんけれど、もしそれにより若年者の雇用が絞られるような事になったら、ますます不安定な職につく人が増えて未婚率は上昇し、少子化が進むのではないかと。そうすると、この制度を支える人は減る一方なわけで。

 自分が60になる頃には支給年齢が80歳くらいになって、貰える額は子供の小遣いみたいなことになりはしませんかね。ほら、内容はアレだけど制度自体は無くなっちゃいないだろ。嘘はついてねぇ、HAHA!みたいな…。

 なかなかに痺れる熱い展開ですね。無駄遣いを減らしてなるべくお金を貯めようと思いました。我ながら小学生みたいな感想…。先生、お酒と本は無駄遣いに入るんですか?

 明るい話ってなんでしたっけ…。


 暑いので昼食時のメニューにビールなどと書かれていると、ごく自然に注文しそうになってしまいます。
 いや、お金が無いので無理ですけど。そういう問題なのか。

 日本人ももっと平日の昼から酒を飲む習慣をしっかりと身に付け、堕落と退廃の国になると良いと思います。
そうすれば私がスーツにネクタイを締めて昼からジョッキを傾けていても目立たなくなると思うので。

 仕事は大して出来ないが、酒はやたらに飲む事に定評のある私としては、蒸留酒は危険(個人的に)ですがビール一杯くらいならそうそう酔いはしないでしょうし…いや2杯くらいは…そのまま昼休みが終わっても戻ってこない。さういふものにわたしはなりたい。
 
 運転する人は駄目ですよ。


・漫画やら映画やら

 Vinland Saga 13巻 

 相変わらず良いですね、この漫画。しかしヴィンランドにあたる地域(正確な場所は不明だそうですが)が後にどんな国になるのか、それが今日の世界情勢に何をもたらしているか、登場人物達の掲げる理想を思うと何とも…。続きが楽しみです。

 軍靴のバルツァー最新巻 

 近世の軍事的転換点を描いた作品。胸甲騎兵がいかに恐ろしいかを見せ付けてくれます。行軍速度、隊形、地形、障害物や陣地の重要性もバルツァー教官が優しく教えてくれます。
 こういうテーマを扱う作品は他に無いので貴重です。

 風立ちぬ

 気まぐれに週の真ん中に休みを取り、なおかつ休日前夜に酒を控えるという今世紀稀に見るキスカ島ばりの奇跡が起こったので、珍しく早起きして見てきました。

 一言で言うとアパム!ストマイ持って来い!!と嘆きたくなる映画でした。
 *ストマイ=ストレプトマイシン、抗生物質、1943年に米国で単離。たぶん時系列的に無理。

 いや、そういう冗談はおくとして、良い映画でした。
 もののけ姫より後のジブリの映画は長らく私の好みに合いませんでしたが、今回のはグッときました。
 常より公言している飛行機やら船やらという機械や装置への嗜好だけでなく、一つの作品としてしっくり馴染むものがあります。

 夢と現実の描写、時間経過と場面転換により分かりづらいという方もいらっしゃるようですが、私にはすんなり物語が頭に入ってきました。何より時代の空気を描き、その雰囲気を濃厚に匂わせる技術と情熱が堪りません。いつも同じこと言ってますね、私。そう、仮にそれが史実や現実と異なっていたのだとしても、見る者にそうだったに違いない、と思わせる様な世界の作り方。そういうのが自分は好きなのでしょう。

 主要人物の二人だけでなく彼らを取り巻く人々、そして背景で活き活きと活動する市民、女給、船員、工員たち。手抜かりなく描かれた道具や乗り物、建築物、美しい音楽と情景。

 ただ、逆に言えば美しすぎる、とも言えるかと。貧困と社会不安、戦争へ向かう時代を考えるなら、ややノスタルジーに傾倒している様にも思えます。腹を空かせた子供の描写によって昭和がけっして古き良き時代ではなかった事には触れていますが、実際はどうだったか。画面には表れない悲惨な事件や社会情勢が色々頭を過りました。

 そういう意味では新聞などの評で書かれている様な”ジブリには珍しいファンタジー要素の無い作品”ではない、ということなのかもしれません。確かに登場人物はほとんど資産家やインテリなどの社会の上層の人達なのでそうなるのも仕方がないのかもしれません。そもそも主題は世相を忠実に再現する所にはないのでしょうけれど。

 さて、舞台装置にばかり言及してますが、限られた時間、限られた条件の中で精一杯に生き、楽しもうとする人々には心動かされるものがありました。夢を追うこと、人と人の世の儚さ、技術と用途、歴史、人間の業などなど、テーマは一つではなく見る人の数だけあるのではないでしょうか。

 色々な場所へ行き、経験を積み、様々な人と出会い、歴史的経緯、状況を知れば知るほど味わい深い映画となるのではないかと。そして技術への一定の理解も。

 よって小さな子供には分かりづらいかもしれません。しかし一つの映画を子供のころに見て、大人になってからもう一度見ると言う体験には様々な発見(作品についても、自己についても)があるので悪くは無いかも。

 ところどころで胸が詰まる様な気持ちになりましたが、どちらかというと二人の運命だけでなく彼らを含めた人々の営みとその世界、もう戻る事の無い失われた光景そのものにより心を深く揺り動かされた様に思います。

 随所で啜り泣きが聞こえ、昨今の日本人が無関心で冷たいなどというのは少なくとも一般的な事ではないのだな、と感じました。映画館ていつもこんな感じでしたっけ。
 対照的に自分の渇きっぷりに少し呆れましたが、ドライアイのせいだと思います。もう少し年を経れば変わるのかもしれません。

 上に書いた様なものに少しでも興味のある方なら、2時間と入場料はけして無駄にはならないと思います。


・お絵かき

 アウグストゥス&アウグスタ


 今回は8月(August)なだけに我らがアウグストゥスとその妻リウィア・ドルシッラを。
 彫像を見ながら似せようとは努力しましたが、徒労に終わりました。

 暑いので小奇麗なドムスの静かなアトリウム(中庭)で水盤にゆらめく涼しげな水と、壁のフレスコ画や天井に踊る反射光でも眺めながら寝椅子に横たわり葡萄酒をだらだら飲みたいという堕落しきった願望が…。
 ただ、この格好は暑いかもしれませんね。トゥニカは涼しげで良いとしてもトガまで着たらしんどそうです。ローマ市民の間でも廃れる理由が分かりますね。


 今回はこの辺で。
 完成したらまたお会いしましょう。

 皇帝陛下とローマ市民に力と名誉を!
 帝国に永久なる平和を!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

辺境報告
往復書簡
オスティア港
記録抹殺刑を免れしもの
軍団基地施設案内
忠誠宣誓をした軍団兵の人数
神託を得る
pixiv
RSSリンクの表示
街道網
同盟申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード