遊びをせんとや生れけむ


遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ
――梁塵秘抄



余は働く為に生きるのではなく、
生きる為に働くのであり、
遊ぶ為に生きるのである。
即ち、余は遊ぶ金欲しさに働くのである。
――Marcus Cornelius Legionarius



なんか遊ぶ金欲しさにやった。今は反省している、の類の供述みたいですね。
無計画、衝動的な強盗みたいな。
いや、そもそもタイトルの歌はそういう趣旨ではないようですけど。
己の生涯における優先順位をどこに置くか、というのは大事ですな。

命を懸けて使命を果たすとか、仕事に誇りを持って労働に従事している人は本当に惚れ惚れするほど格好良いですし、尊敬しますし、そういう道を見出し得た姿は眩く、羨ましく思いますけど。

残念ながらそういった境涯に至れなかったなら、そこまで根を詰める必要などないよな、と。
私にとって仕事は面白おかしく生きる為に、ある程度の金が必要だというだけの話なのであり、別に働く為に生きている訳ではないので労働や社会参加はただの“手段”に過ぎず、そこに特段の“目的”は無いのです。
我が人生において最も重視している要素は“楽しいか楽しくないか”に尽きるのであり……。

皆もっと適当に遊び、適当に生きることが出来れば良いのですが。他者や社会が至上として規定する“もっともらしい幻想”などに左右されず、面白おかしく適当に生きる方が良いのではと。いや、皆がどうとかいうのはおかしいか、これは私的な問題であり、各人の趣味の問題ですかね。そう、私は余人がどうしようが不働(働かず)の精神を貫徹していくか……(全くの無責任や持ち場の放棄、横領だとか背任は論外だと思いますけど)。

昨今は酩酊して、ふらいんぐうぃっちを見て、BSフジのトップギアでジェレミー・クラークソン
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3
のいかにもな英国ジョークを聞く事こそが慈悲無き世を渡る憐れな魂の救済也。

Rubbish!
POWERRRRRRRR!!!!!
In the world!

とか叫んでいるのを見ていると腹筋が痛いし、滅茶苦茶な企画(ときに命を懸け)で遊んでいるのを見ると笑い過ぎて涙が出そうになります。皮肉に満ち満ちた笑いに飢えている人にはお勧めです。


・読む時間も見る時間も無いのに本やら何やらを買う

重さで床が抜けるので、やめるべきだと思うのですけど。
興味のある本を収集する病なのでもはや如何ともし難い。
本を読んでも別に賢くなる訳でもないのだし。
変な抽斗というか扉がやたらと開いていくのは面白いですけど。

牧歌/農耕詩 (西洋古典叢書) ウェルギリウス
こういうのも出てたんですね。

軍人皇帝のローマ 変貌する元老院と帝国の衰亡 (講談社選書メチエ)
ローマ人なので(説明終了)。

躍動する中世 (全集 日本の歴史 5)
揺れ動く貴族社会 (全集 日本の歴史 4)

日本史の復習。私は何もかも忘れておりますな。
おそらくもう何も新しい事を覚えることは出来ないだろうけれど。

箱根の坂 司馬遼太郎

伊勢新九郎、北条早雲が気になるのです。
私も伊豆を切り取りたい。そして海を眺め温泉に浸かり、ひっそりと暮らしたい(いまいち野心が無い)。

哲学用語図鑑 田中正人
自分は何もかもにおよそ理解と知識が足りてないので勉強しようという試み(成功するとは言っていない)。
各種用語が絵図によって説かれているのが分かりやすくてよろしいかと。

諸星 大二郎 孔子暗黒伝 暗黒神話
こういうのをさっぱり読んでないというのは、逆に言えばこれから楽しめるという事ですな。

The Sea Painter's World: The New Marine Art of Geoff Hunt
Geoff Hunt氏の海洋・帆船の画集 好きな画家です。
https://en.wikipedia.org/wiki/Geoff_Hunt_(marine_artist)

Light, Water and Sky: The Paintings of Ivan Aivazovsky
船と海の壮大な絵、Ivan Aivazovskyの画集。
波の音に耳を傾けて、光芒と海を眺め、酒を飲みたい。そういうことだけをしていたい……。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ivan_Aivazovsky

The Life and Work of Jean-Leon Gerome
Jean-Leon Geromeの画集
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0
リドリー・スコットがインスピレーションを受けたという剣闘士の絵でも有名ですな。
その超絶技巧もさることながら、歴史や古代をテーマにしたというのが面白いなと。

吉田博 全木版画集
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E5%8D%9A
とても美しい版画を残した人の画集。ただただ美しい。凄い(語彙が貧しい)。

意識は傍観者である: 脳の知られざる営み
デイヴィッド・イーグルマン

このところ気になっているテーマです。
自由意思の存在や定義、自由選択の有無が揺らぐと、例えば刑法などの法的責任の所在が揺らぐのですよね。
現行では責任能力の無い人間は罪に問われないことになっている(39条https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E7%AC%AC39%E6%9D%A1)。ではそもそも全ての人間に自由意思など存在せず、端から選択など出来ぬ(我々はあたかも日々自由に物事を選択していると思い込んでいるが、それもまたただの追認機能に過ぎぬのなら)のだとしたら、責任はどうなるか。法律どころか道徳観念や人の存在自体が揺らぐかもしれませんな。人によっては怖い考えだと思われるかもしれませんけど興味深いことです。しかし生物の発生・進化の過程や脳と神経の発達・複雑化の経緯を考えれば、そんなに驚くべき事でもないか。人間は自由で創造的、他の生物とは一味違う、何かにおいて一等尊い存在であって欲しいという願望への誘惑が異なる認識を阻害しているだけかもしれませんな。どうであるにせよ、専門家の研究が進むのを楽しみにしております。

グローリー [DVD]
https://www.youtube.com/watch?v=AHpifdzpXUg
https://www.youtube.com/watch?v=iTyyvQA_5h4
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
第54連隊!!デンゼル・ワシントンが若い。

Gods & Generals [Blu-ray]
https://www.youtube.com/watch?v=F7b4FOsTFhA
Gettysburg [Blu-ray]
丘陵地帯で、トウモロコシ畑で、平原で、地獄の様な戦いを繰り広げる歩兵と砲兵、騎兵。兵卒や将軍たちの思惑、アメリカという国の成立過程にある象徴的事件……最高だ……。フィンランド語字幕まであって何故日本語が無い……これは我が国の文化的敗北と言えるのではないか!(趣味の暴走)

ワーテルロー [DVD]
https://www.youtube.com/watch?v=3ucl_PfzMmg
最初のフォンテーヌブローの別れの時点で皇帝の半生と彼の親衛隊や部下達のそれまでの経歴が思い起こされ、既にグッときますな。そして戦列歩兵に胸甲騎兵、ポーランドの槍騎兵…。
CGの無い時代にこの規模……堪らん。

ゲーム・オブ・スローンズ 第五章: 竜との舞踏
相変わらずの重厚さ、多様な生き様、続きが気になります。

こういうものを色々見ていると日本のそれとつい比較してしまいますけど、仮に同じくらいの予算が与えられた場合、同じくらいの質のものが出来るのだろうか、などと考えてしまいます。果たして予算を言い訳にせず、センスや技術、運営の点で拮抗出来るのか。

古城事典 (「知」のビジュアル百科)
船の百科 (「知」のビジュアル百科)

図鑑大好きっ子なんですよ……。

上期の散財はこれくらいにしておこう……これ以上は石油王になってからにしよう(希望的観測)。


・お絵描き

こういうお姉さんに色々教えてもらいたいですね。色々。

我ながら欲望に正直過ぎるだろ、と実に分かり易い話と絵ですけど。
古代ローマにおける女性の社会的地位や取り扱いや結婚について、もっと実態に近い描写がなされているのではと思われる書籍は“古代ローマの庶民たち”“古代ローマ人の24時間”“古代ローマ帝国1万5000キロの旅”“古代ローマ人の愛と性”あたりでしょう。


・ドキュメンタリー見るマン

ヒトラー『わが闘争』~封印を解かれた禁断の書~
彼の著作、わが闘争の著作権が切れるのでドイツで出版可能になると。
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=160607
で、そうなると危険思想や負の歴史が巷間に流布したり、過激な団体が政治利用するおそれがあるので、断固阻止すべきだという行政、忌まわしい記憶と苦痛の象徴の復活は容認できないというユダヤ人の遺族及びイスラエルの方々、そしてこの本は歴史的資料として分析し、批判的注釈をつけて一般に公開すべきだという学者のグループなどがそれぞれ別々の意見を掲げて、さてどうしようかという話だそうで。

行政やユダヤの人の言わんとしている主旨も分かりますけど(虐殺・虐待の被害者の感情を軽々しく“分かる”なんて言えるかは疑問ですけど)、悲惨で苦痛に満ちた愚かしい歴史的記録こそ保存して、常時アクセス可能にしておくべきだと私は思います。
禁書扱いにして封印するというのは皮肉にもヒトラーの言説に未だ力があると認める事に他ならないでしょうし、臭いものに蓋の様に、接する事を禁じて安心ってのは安易な知的敗北ってやつではないかと(蓋をして見えなくしてもそれが無くなるわけではないですし)。

もとよりドイツ国外なら買う事が出来るし、ネットで幾らでもコピペが出回っているでしょうし、70年経って未だに思想的免疫を養う事も出来ず、冷静かつ客観的な観察も出来ないので封印というなら、それこそ人間の発展の程度と知性の程度は大したものではないのだという自白であり、敗北宣言という事になるのでは。膝を屈するに等しい。

要は、ほとんどの人間はちょっと過激で単純な理論を見せられると感化され、容易く染まってしまう、そうなってしまう程度の教育と情報の共有しか我々はしてこられなかったのだと自分で認める様なもので。あるいは注釈つき出版というのが良いのではないかと思うのは私が第三者だから、ですかね。

読むと眠くなるんですよね、アレ。
読み物としてはたぶん“ヒトラーのテーブル・トーク”の方が総統の滅茶苦茶なトークが炸裂していて断然面白い(面白がるというのもいかんか……)。とはいえわが国にも未だに“外国人”“敵対勢力”“正義と悪”といった単純な世界観に浸り、そこにレゾンデートルを見出している方々が少なからずいるのも事実なので難しいところですな。バイエルン当局の危惧も分からぬでもない。

自分たちは未だ扇動され易い人々であると自認するのか、
それとも過去と真正面から向き合って対象を容赦なくバラバラに分解・分析し、克服するか。
今まさにそんな感じの岐路ですよ、という番組、そんな理解であってますかね。

ヒトラー暗殺計画
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=160608
どうしても殺らねばならぬ相手がいる時は、人任せや、時限信管や遠隔装置に頼らず、己の手で必殺の信念を抱いて接近し、確実に殺れ、という事がよくわかりますな(そんな感想か!)。携えし短剣で心臓や肝臓を一突きにし(器官を完全に破壊すべく柄を捻り返し、縫合・治療など望めぬ様にグッと切り開く!)、あるいは拳銃で脳幹を吹き飛ばし、対象の瞳から生命の火が絶え果て、目の前でただの冷えた肉塊と化すのをしっかり確認すべし、と。問題は親類縁者が報復を受ける可能性ですが……決行前に遠くに逃げてもらうしかないですかね。勿論、決行者は決死の覚悟でやらんとなりませんな。

プーチンの野望も面白かったです。
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=111219

さて、イェルサレムを攻撃してユダヤ人の反乱を完膚なきまでに粉砕するローマ軍の絵でも描こう……。
何だろうこの当ページのギリギリアウト感。

ダキアとかゲルマニアを征服し、その街を火の海に沈め、略奪する、と書くと歴史上の過去の出来事ですけど、ユダヤとかイェルサレムという単語に置き換えただけで危険な香りがしますな。同じ時代の歴史の話なのに。これが生々しさであり、同時代性というやつでしょうか。要はまだキーワードとして“新鮮さを保っている”からなのかもしれませんね。

紀元70年のイェルサレム攻防戦は結構詳細な記録があるのに、バル・コクバの乱はそうではないのは何故か。
都市の形状と地形的にその攻城計画は大差ないのかもしれませんけど。

説明するまでもない事ですが当ページに特定の人種や民族を貶めたり、差別する意図はありません。
くだらぬ炭素生物など全て平等に無価値なのです。
ローマに同盟を求める者は何人であろうと友であり、叛旗を翻す無法者は何人たりと許されぬのです(危ないからこの辺にしとこう、いや手遅れだろ)。

さて今回はこの辺で。
ローマと軍団に無敵のマルスと全能なるユピテルの助力あれ!
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行動が伴わない限り


行動が伴わない限り、全ての言論は空虚である。

話すことの二倍、人から聞くべきである
――デモステネス



Hic Rhodos, hic salta!
ここがロドスだ、ここで跳べ!
――アイソポス



https://en.wiktionary.org/wiki/hic_Rhodus,_hic_salta
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%82%B9
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%89%E3%82%B9%E5%B3%B6
(ロドス島、文化の項参照)
身につまされるものがありますな……。
御託はいいからさっさとやれ精神を忘れぬ様にせねば。


・残り時間、配分

ぐずぐずしている間に、人生は一気に過ぎ去っていく

私たちは命の短さを嘆くわりには、たいしたことに命を使っていない
――セネカ



平均寿命について
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life14/index.html
平成 26 年簡易生命表によれば現代の日本において男は平均80.50年、女は86.83年で死ぬそうです。
主な年齢の平均余命というのを見ると33歳児(+7ヶ月)の私が平均通り生きるなら45年強の時間が残されている訳ですが……。

無論、これは平均値であるのだから年齢別生存率を見るまでもなく、平均に到る前にも櫛の歯が欠ける様に人はばんばん死んでいくのでしょう。自由飲酒主義を奉じていることや、しばしば二輪でどこかへ彷徨すること等々の無軌道ぶりを振り返るに私が平均に達する事が出来るかは甚だ怪しい。どこかの中央分離帯の染みになってるとか、肝臓やら何やらを破壊してくたばってる姿の方が容易に想像がつきますな。災害も事故もなかったとしても私の場合、60もいけばいいところでしょう。

特定の年齢まで生存する者の割合とやらを見ると平成26年では65歳まで生存するのは88.4%、75歳で74.1%、90歳で24.2%となっております。4人に1人が90まで生きるとか……平たい顔族はメトセラか!
とはいえ、長く生きるより善く生きろとラテン語の格言にもあるように、私も日々を面白おかしく楽しむ事を今生の最優先目標としておりますから、長さよりも面白いかどうかを重視しているのであります。

それに、与えられた全ての時間を堪能できるかと言うと、どうやらそうではないらしい。
少なくとも“我が国”の平凡な労働者に“許される”平日の1日の起床時における自由時間は1/3もない。1/4で6時間。
通勤や雑事を考えれば良くて3時間、睡眠時間を削って4時間あるかどうかか?

好奇心の赴くままに本を読み、研究し、映画やドキュメンタリーやらを見て、音楽を聴き、絵を描いて、ゲームをして、文章を書き、酒を飲み、美味い物を探し、休日には二輪で野を駆け、旅に出て、友と会い、宴に参加し、博物館や美術館で偉業や美に接する……。

どうやら自分の趣味趣向に適うこと、楽しい事を全てやるほどの時間は無いらしい。よって行動の取捨選択や金銭の使途、関わる人間の傾向はよく考えた方が良いのでしょう。不愉快な物事や人物は可能な限り避け、無用な怒りや憎悪、虚栄にとらわれ不毛に時を費やす事無く超然かつ悠然とした態度で時を過ごしたいものです。言うは易し、行うは難しではありますが。

すべきと思った事はさっさと行動に移した方が良いのでしょう、今日明日にもくたばらぬ保証など誰にも無いのだから。
エ…エンジョイ&エキサイティング!!(やめんか……)
ローマ市民諸君に満ち足りたる生と死があらんことを!


・色々見たりやったり

カストロVSゲバラ
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145412/index.html?c=top
カストロに良いように利用されていたゲバラという描き方、ですかね。ゲバラが理想に走りすぎたというのも、カストロにそういう手段を取らせた理由の一つではあるのでしょうけど。面白い番組でした。

そしてテレビは“戦争”を煽った
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586741/index.html
ウクライナとロシアの最近の争いにおいて両国のメディアが果たした役割とは。普通の人にとって情報源などネットかテレビくらいしかないのだから、そうなるよなと。この番組の視聴者も遠くの国の話をテレビで見ている訳なのだから、そうした状況が自分の身と国に及んだらどうなるか、という話でもありますな。

尼港事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BC%E6%B8%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6
通州事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6
の様な事件が起きて、冷静に報道内容を判断する事はできるだろうかと。マスコミの代替としてネットを重視する向きもありますけど、それもまた容易く操作され、デマゴーグの手垢に塗れ、事実に忠実なものなど殆どどこにも無いという事がよくわかります。
鵜呑みにしない、というのは実に難しい。

アンチャーテッド
http://www.jp.playstation.com/scej/title/uncharted/4/
毎回このシリーズの洗練ぶりには驚かされます。


・自由飲酒主義者は差別しない!

すべて、平等に、価値が無い!
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3%E8%BB%8D%E6%9B%B9

あらゆる欲求はわたしたちを生の表面に導き、わたしたちに生の深みを覆い隠しながら、
価値なきものに、価値をもちえぬものに価値をあたえる
――エミール・シオラン 



すべてに価値があるかないかは置くとして……。
どこの国の料理もちゃんとした店なら美味しいですね。

土曜日にローマ市民並びに自由飲酒主義者諸氏と六本木の森タワーにてポンペイの壁画展を鑑賞、
http://www.tokyo-np.co.jp/pompei/
実に色鮮やかな壁画で一杯です。細密にして鮮明。
近くで見られるので装飾の植物模様や小さな卵鏃模様などもじっくり鑑賞できます。
https://en.wikipedia.org/wiki/Egg-and-dart
ポンペイ壊滅前の時点で既にこれほどまでの美術的・技術的発展を見せていた絵画が古代の終焉と共に衰え(それ以前に既に?)、再びその繊細さと大胆さ、そして写実的な描写を取り戻すのに長きに渡る時間が必要だったことを思うと、人間の技や所業が常に進歩しているとは限らないという事を実感しますな。
http://www.metmuseum.org/toah/hd/ropt/hd_ropt.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A3%81%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%BC%8F

で、その後は……神保町にある、ろしあ亭にてロシア料理各種を頂きました。
限定マローズコース(2H飲み放題)
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13004145/
寒い国だからなのでしょうけど、バターやクリームを使った料理が多く実に美味いけれど、ずっとこの食生活と飲酒を繰り返していたら色々とヤバそうだなと。

コースに500円加えるとグルジアワイン飲み放題、赤、白、赤と三本飲んだ後にウォッカを(ズブロッカとストリチナヤなどを)。二時間制限なのでこれくらいが限界ですな。自由飲酒主義者を時間無制限の野に放ったら大変な事になりますしね。

乾杯はロシア語だと
ザヴァーシェズダローヴィエ!(健康を祝して)
За вaше здорoвье!

ナズドローヴィエ!だと思ってましたが調べたらそれはポーランド語でした。
何故ポーランドの乾杯は覚えてるのにロシアのは忘れてるのでしょうね……脳が、酒でね……。
しかしこれから散々高濃度の酒を飲む人が健康を祝してってのは皮肉めいてますな。
目下のところは我々は酒を飲み、美味い物を食う健康を有している、ひとまずはそれを祝おうではないか、みたいな意味ですかね。CARPE DIEMでありますな。

店員それとも店長?(ロシアの人?)の応対は日本人の常に笑顔を貼っつけた丁寧なサービスに慣れていると驚くかもしれません。オーダーの確認もほとんど無表情で抑揚のない声で“ハイ……ハイ”なので注文を受け付けて貰えたのか、ちゃんと聞いているのか今一つ掴めず、大丈夫かと最初は思いましたが。特に料理を取り違えたり、飲み物の注文を間違えたりということはなかったので問題ないでしょう。

人の話を聞いてんのか、聞いていないのかよく分からんし、棒読みで生返事というのは私も人の事をどうこう言えないな、とも思いますし。こういう態度や対応が今のロシアでどれくらい一般的なのか分かりませんが、旅行者の話で少なからぬデパートとか売店の店員、公共機関の職員などもそういう具合だと伝え聞いた事があるので少なくとも一定量そういう文化があるのは間違いないのでしょう。おそらくロシア自体の風土、歴史、それから特にソ連時代の政治・社会状況がそういう文化の形成に影響を与えているのではないかと。ある程度信用を得て、親しくなればまた違った一面が見られるのではないかと思います……たぶん。
ただ、この店のそれがそういう文化的なものの発露なのか、個人の性格によるものに過ぎないのかは分かりませんけど。

私は注文した料理と酒がちゃんと出てきておいしければ、店員がニコニコしてようとぼーっとしてようとどっちでもいいです。
店の親しみやすく暖かい雰囲気とか丁寧なサービスを求める人はアレ?と思うかもしれません。
定食屋のカウンターの向こう側で店長が何か失敗した店員をどなりつけてる、とかそういうのを食事中に見せられるのは勘弁してくれと思いますが、この店でそういうのは無いのでご安心ください。静かに粛々とコース料理が出て酒が飲める店です。
余計なサービスは無くても良いですし、シンプルなものも良いと思っているので私は特に不足を覚える事はありませんでした。
神保町はカレーも良いですけど、本屋などを巡った後にロシア料理というのもお勧めです。

で、いつも通りカラオケ屋に雪崩れ込み、ほとんど自然な流れでカチューシャを合唱しているという……。
廊下を隔てたトイレからでも誰かが国歌やら軍歌やらを歌っている声が聞こえ、部屋に戻ったら全員起立して姿勢を正し、ルール・ブリタニア(だったか?)を斉唱していたのには捧腹絶倒いや誇らしい気持ちになりました……。
ご参集、ありがとうございました。

次はカルタゴ料理……いやチュニジアとかモロッコのアレですかね。
中野のカルタゴか。
http://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13001081/
各自イチジクを持参したり、塩を撒いたりしない様に気をつけて下さい。
ともあれ、カルタゴは滅ぶべきであると考える次第である!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%B4%E6%BB%85%E3%81%B6%E3%81%B9%E3%81%97


・古代ローマの花嫁

いつも我が工房をご贔屓にして頂いているクァルトゥス・アンニウス・コルウス氏から
奥方の肖像画を描く様にご注文頂いたのですが……こんな感じで。
ローマの花嫁 下書き
目が怖い……。い、色を塗れば印象が変わるんじゃないですかね……たぶん(適当マン)。

既に長らく事実上の夫婦ではあったが、正式な儀式や宴は将校への昇進を機会として行ったという事で。ローマ軍団兵が本当にそんな事をしていたかは不明。年代的にはパルティア出征前の112年か113年、あるいは百人隊長に昇進した123年頃か。

古代ローマの軍団において下級の兵卒は結婚が許されておらず、百人隊長の様な将校はその例外であったということになっておりますが。具体的にその境目はどうなっていたのか。厳密にケントゥリオ以上の地位が必要なのか、それともオプティオやシグニフェルの様な立場の者も許されていたのか。

いずれの階級においても事実上の妻や子供はいて、軍団基地や要塞の周囲には家族の住む家や街があったのだから、下級兵士だろうがなんだろうが黙認されていたのは間違いないでしょうけど。カルヌントゥムでもそうした軍人の家族形態と町の構造をはっきりと学ぶ事が出来ましたし。軍団が配置換えになって駐屯地を変える時(遠征ではなく)、家族はどうしてたんでしょうね。行軍の後をぞろぞろついていくのか、それとも追いつけないので各自後から指定の場所に向かったのか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9#.E6.97.A5.E5.B8.B8.E7.94.9F.E6.B4.BB
ハドリアヌスの防壁でしたか(ウィンドランダだったか?)、駐屯軍が皇帝の命令で遠くへ派遣される事になって妻帯者なども含め揉めたとかいう記録があったような。そしてウァレンティヌスの逸話などは結局どれが事実なのでしょうな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8C%E3%82%B9

古代ローマ人の結婚制度、家父長制、手権などの概要については完成次第、キャプションにまとめて書き記しておきます。
楽しく(?)学べる古代ローマ的な奴を。正確性の程がどれくいらいかは私の適当な性格をご覧頂ければ容易く知れようというものですが、各自懐疑の精神を忘れる事無く、文献など他の資料にてご確認下さいますよう宜しくお願い致します(体のいい丸投げ)。
最終回が出来たら参考資料をまとめようかとは思っております。どれだけあるか到底分からないので、とりあえず机の周りにあるものと、日本語で読める上に日本でも容易く手に入るものを中心に。

さて今回はこの辺で。
ローマと軍団に無敵のマルスと全能なるユピテルの助力あれ!
軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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