天網恢恢疎にして漏らさず


こんばんは。
先週は久しぶりに強烈な風邪をひいて、熱や寒気にやられたり、全身の節々に激痛が走って動けなくなったりしておりました。


で、それも含め日頃の行いがあまりに良すぎたせいか、相応の報いを…。

こっちは旧正月があるので休み中には完成できるかな、と思っていたら絵のデータが崩壊。
前衛的というか何というか、ファミコンのバグった画面みたいに…。
はは、なぁにバックアップがある…あれ?両方壊れてるだと!
PCを床に叩き付けてタルペイアの断崖から身投げしようかと思いました。

壊滅

ダキア人の呪いか!!下書きの線まで壊れてるとか…。 

とはいえ一度始めたら必ず完了させるのが軍団兵魂なので修復中です。完成はいつになるやら。
ただ最近、やたらとエラーが出てソフトがフリーズし、何度もやり直しという場面が多いのです。
シーシュポスの岩とかプロメテウスの肝臓みたいなうんざりする様なキーワードが脳裏に浮かびましたが、今週中にはなんとかしようかと。

このやる気を普段から出せれば良いんですけどね・・・おそらく無理でしょうね。
修復できたら、またお会いしましょう。

皆様が良き一週間を過ごされんことを!
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いい兵科ですか、だと?

いい兵科ですか、だと?
坊や、最高だよ。
重装歩兵こそ軍隊なんだ。
ほかの部隊は皆、追撃か、支援のビビリ共で、
おれたちに鋸をわたすだけさ。
仕事をするのは、俺達なんだ。


宇宙の戦士やらが色々混じりました…。

元は

いい兵科ですか、だと?
坊や、最高だよ。
機動歩兵こそ軍隊なんだ。
他の部隊は皆、ボタン押しか教授連中で、
俺達に鋸を渡すだけさ。
仕事をするのは俺達なんだ。



 こんばんは。
 いきなり何がなんだか訳がわかりませんがそれこそ、まさに当ページの平常運転ですね。

 どうやらこの頃、マスコミの不正やネットの恣意的な情報操作で巷間は揺れているようでございますが、古今東西スポンサーという抗いがたい存在がある以上、腐敗や偏向は免れえぬ訳で、何を今更と思わないでもないです。かのプラウダ(ソ連共産党機関紙)ですら読者達の多くはその紙面の粉飾虚飾を見抜いてニュースを行間から読み取っていたのですから、我々もそういうフィルターの向こうにどんな情報があるのか、あったのかを常に意識しなければなりませんね。容易いことではありませんけれど。

 歌手の売り込みや製品、サービスのPRでそういう手段が採られているうちはまだかわいいものですが、高木徹氏の”ドキュメント戦争広告代理店”に登場する企業の様に国家や民族、国際政治上のポジション、それらの変化がもたらす数万人規模の人間の生死などを商品として取り扱う様になると全く末恐ろしい事になりそうです。とはいえ既に、極めて巧妙な有形無形の手段によったそういった類のサービス、ビジネスは日本でも繁盛している様に思います。そういう連中の意のままに踊らされたり、食い物にされたりするのは避けたいものですが、難しいのかもしれませんね。

 無論、当ページはいかなる政治勢力、資本の影響下にもありません。
 誰の指図も受けず、誰に指図することもなく、自由気ままにやっていくのであります。
 我等が偉大にして無比のローマ帝国と皇帝陛下を除いては!

 …あれ?

 
・初心忘れるべからず

 何だか最近すっかり腑抜け気味で、気合が足りてないので、初心に帰りローマ軍団の雄姿を蘇らせる事に。(いや、最近に始まったことではないだろう、という至極もっともなご意見もおありの事とは思いますが…)

ローマ帝国第2軍団第一大隊

 戻ってきた!黄泉の国から戦士達が(以下略。至高のトラヤヌス帝統治下の第2軍団とかそんな感じで。
 初心忘れるべからず、というわけで久しぶりにわがローマ正規軍団の威容を世に知らしめるべく復元中。第2軍団の二つ名 アディウトリクスはピアフィデリスが付くのか、つかないのか、いまだによくわかりませぬ。どっちですか。とりあえず燃えるので第一コホルス(大隊)と首席百人隊長を。戦列を整える様を見るだけで身の程知らずにも越境を目論んだ憐れな蛮族共が思わずちびっておうちに帰って布団を被ってガタガタ震えて神々に祈る様な絵になるといいですね。


・セガールとヴァン・ダムとシュワルツェネッガーとスタローンを戦わせたら(略


 戦史関係の情報をググってると武士と騎士のどちらが強いのか、とか日本刀と西洋の剣ではどちらが優れているのかという疑問をしばしば見かけますが、前提が漠然としすぎていてそのままでは回答しようがないですよね。武士も騎士も1000年の永きに渡る中世、近世のどの時代のどの地域の武士なのか騎士なのか設定しないと対象が不明瞭で比較のしようもありません。そもそも身分や社会階級と兵科を混同しているんじゃないかと…。それはおくとしてこれほど多彩な歴史と特色を持つ戦士達をそんな単純に一括りで表現できたらオスプレイの本が何百冊も出版されている訳がないですし、私の財布も今頃もっと分厚い筈です(他のものに投入されていなければ)。

 この場合、古代ローマの騎士階級はおそらく想定していないだろうとしても、例えばゲルマン人の文化に根ざした初期の騎士と十字軍華やかなりし頃の騎士、板金鎧を纏い始める百年戦争やルネサンス期の騎士、軍事的価値を失い純然たる社会階級へと移り変わっていく近世の騎士などを同じものとして扱うのは無理があると思われます。こんなに多種多様な様相を見せる存在を簡単に表現できたら歴史・戦史研究家が失業してしまいますよね。強いという言葉の意味も政治・経済・兵站などを含めた戦略規模の意味なのか、戦術面での国家とか組織規模での会戦・戦闘における強弱なのか馬上槍試合や御前試合の様な1対1のスポーツ然とした戦いなのか良く分かりませんし。

 例えば、春も半ばの気温15度~20度の平坦で広々とした草原(膝丈以下の草地)でほぼ無風、雲量も湿度も少ない見通しの良い晴天日の昼に騎乗(馬の種類も各勢力に準じたもの)した状態で、健康で栄養状態の良いドイツ騎士団員(アレクサンドル・ネフスキーとやり合っていた頃の13世紀半ばの鎖帷子、サーコート、バケツメットグレートヘルム、長剣あるいは鈍器、騎兵槍、盾を装備)と鎌倉武士(同じく13世紀半ば頃の文永の役当時の大鎧、兜、太刀、刺刀・打刀、和弓を装備)がどんな理由かは知りませんが真正面(300mほどの距離で正対し、互いに存在を認識済)から小細工なしで1対1で戦う事になったら(眩暈がしそうなトンデモシチュエーション…東亜総統特務隊的な?)どちらに軍配が上がるか、くらいの戦闘条件は最低でも記載して欲しいところですよね。欲を言えば出身地と出身一族、経歴なども、それから身体的特徴や性格など(以下略。もちろん騎士のほうはドイツ騎士団に吸収されたばかりのリヴォニア帯剣騎士団あがりの筋金入りのごろつき騎士で荒事だけは天下一品の輩とかそんな感じで。武士のほうは肥後出身の同族争いで所領を喪失した無足の御家人で負けたら後がないゆえ勝利の為なら手段は選ばない、というどこかで聞いた事のある様な人で。おい、お前…いい加減にしろ、と。了解です。

 無論、戦いの前に騎士道だとか武士道(江戸時代以前の)だとかいった主義思想が戦術選択の幅に与える影響も考慮せねばならんと思うのですが、それを無視して単純に持てる装備と技術を駆使して両者が勝利を目指したならばどうなるか。
 この場合は飛び道具を持っている重装弓騎兵であるところの武士に分がありそうですね。動標的を狙うのは物凄く難しい事だとは思いますが、相手が撃ち返せない以上矢が無くなるまで圧倒的に有利に事を運べる筈です。リーグニッツのモンゴル軍みたいですね。連射速度、鏃の射程別貫徹性能、装甲厚とか盾の防御半径と面積なども設定したいところですが、おそらく第一射で乗り手を射落とすよりも的の大きい馬を狙って落馬させ(将を射んと欲すればまず馬を射よ、ですね)、昏倒しているところか立ち上がろうとしているところに止めを刺して終わる様に思います。そういうやり口が鎌倉時代の武士の一騎打ちにおいてどう評価されるか非常に気になるところですけれど。
 万が一矢が無くなるまで射たのに不甲斐無くも仕損じたり、相手が避けたり、全部盾で防ぐ様な超人的動体視力と急所以外の被弾なら微塵も動じないゲルマン魂(機関砲で右足吹っ飛んでも出撃するルーデル的な)に溢れた騎士だった場合、勝負の行方は槍を持つ騎士に有利となるやも知れません。あるいは馬の速度や体力の優劣も大きく戦況を左右するでしょうし…。

 これが例えば名誉の為に両者相手に合わせて下馬して近接武器で戦ったり、はたまた軽快に駆けることの難しい湿地帯や不整地だったり、城砦内部のような狭い空間だったら結果は変わってくるでしょう。

 と、ある程度限定された条件を加えても勝敗の行方は神々の御手に委ねられているのだと思います。なのでこういう疑問を呈する時はもっと条件を設定して欲しいですね。年代、勢力、戦力差、装備、部隊編成、布陣、気候、地形、補給、健康状態、戦闘経験等々…もっとも、そんな事をする人は自分で答えを見出せるでしょうけれど…。結局何を申し上げたいかと言うとローマ軍団最強という事で一つ。えぇ、台無しだな、おい。

 あぁ、こんな事ばかり考えてるから社交の場で居心地が悪いんだな…。HAHA、なるほど。


 とはいえ、この疾患は今更手遅れなので改めるつもりなど微塵もありません。毒を食らわば皿まで。

 
 ではフロントミッション1作目(メタルマックス2に並ぶSFCにおける至高のゲーム。異論を唱えると銀鉱山かガレー船行き!)のサントラでも聞きながら作業に戻ります。http://www.nicovideo.jp/watch/sm1796041
 それではまた次回!

 帝国に勝利を! 軍団兵諸君に力と名誉を!

すすんでクロートーに身を捧げ

すすんでクロートーに身を捧げ、彼女をしてなんなりと好きなことのために君の糸をつむがしめよ。
――マルクス・アウレリウス・アントニヌス 自省録 第四巻34節

 かくして人の寿命も運命も女神クロートーに紡がれ巻き取られていく…。


 あけましておめでとう御座います。いまいちめでたさが伝わってこないですが、そういう風に唱える慣わしらしいので。禍福無差別盛り沢山な2011年を生き延びた事がめでたいのでしょう、きっと。
 とはいえ一年が過ぎ、また新しい一年が始まってしまいましたね。また性懲りも無く現れた新年を前にして面倒臭い、などと溜息をついたりはしていませんよ、けっして。時間、大切に。ええ、うん。こういう事を言っているとどこかの誰かの様に、また漫然と貴重な時を過ごしてしまうので皆さんも気をつけてください。

 年末年始は宣言どおり帰国してました。飛行機から降りたとたんに日本寒っ、シベリアかここは、などと呟き、この寒さが日本の平常運転だという事も忘れ、四季の感覚をすっかり失って微妙に風邪をひくというお約束を実績解除するという…。夏から秋を抜かしていきなり冬に至るのが体に良くないことこの上ないと言う事がよくわかりました。クッション、大事なんですね。成田じゃなくて千歳に着いてしまったのかと。
 それから1日だけ朝帰り(知人と朝まで飲んでた、の意。特に面白い出来事は無い)をした事を除けば”パーフェクトだ、ウォルター”と言いたくなるくらいに引き篭もってゲームをして漫画を読んで本を読んで酒を飲んで昼過ぎまで寝るという完全無欠の引き篭もりライフを満喫しておりました。残念ながらこたつは無いのでずっとベッドの上で丸まってました。やはり人生かくあらねば!食べ物は何食べても大概美味いし、酒は安いし、ネット回線は早いし、日本は最高ですね。遊んでるだけならば…。

 難点は休日が終わって現実に戻るとエターナルフォースブリザード級の絶望感に襲われるという点でしょうか。この問題を解決に導き、世に光明をもたらした人は必ずやノーベル賞ものの何かに輝く事でしょう。
 休日を経ることで気力体力共に充実し、さて仕事を頑張るか、と決意も新たに新年を迎えるのがあるべき社会人、責任ある大人の望ましいあり様なのかもしれませんが、そういうのは私には無理の様です。蕁麻疹が出てしまうので勘弁して下さい。
 休暇最終日などは学校に行きたくない小学生みたいに出国便を乗り過ごしてそのまま引き篭もってやろうかと思いました。ベトナム戦争だか何だかのR&R(Rest and Recreation、保養休暇)を機会にそのまま脱走する米軍兵士みたいですが、私の場合、逃亡先が分かり易すぎてすぐにMPに捕まってしまいそうですね。
 などと、むしろ可及的速やかに半永久的引き篭もり体制に移行したい欲求が高まり、そっち方面に決意を新たにしている昨今いかがお過ごしでしょうか。
 
 近年稀に見る酷い出だしだな。と思い、昨年最初の記録を見てみたらあまり大差ありませんでした…。


・戦果

 アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス

 難易度ハードだと正月明けても終われそうに無かったのでノーマルで一周しました。
 相変わらず素晴らしいグラフィックです。もちろん映像が綺麗なだけのゲームに用はないのですが、この作品はそれら舞台装置を無駄にする事無く、プレイヤーを世界を股にかけて冒険するネイトさんに没入させてくれます。
 次から次へと降りかかる危機、迫力ある演出など探検・冒険映画に入り込むというコンセプトを見失う事無く期待通りの最新作となっております。PS3を持っているのにこれをやらないのはあまりにもったいないので持ってる方は是非。とはいえ少し銃撃戦が多すぎる気も、あるいは機転を利かせてプレイすれば回避できるのかもしれませんが、火器によって道を切り開く場面が目だった様に思います。気になったのはそれくらいの限りなく完璧に近いゲームでした。

 戦場のヴァルキュリア3

 ついに携帯機にまで手を出すと言う取り返しのつかない事を。据え置き機で続編を出して欲しい作品の一つですが、3の評判はそれほど悪くないらしいので往年の名作”俺の屍を越えてゆけ”と一緒に購入。
 さすがに携帯機でPS3の1作目の味わいある映像は期待できませんが、特に違和感無く1と同じような感覚で進めております。3章までしかいってませんが、戦車と支援兵のセットがとても強力ですね。歩兵の運用がまだ上手く出来ていませんが、そのうち皆アリシアさんみたいな鬼の様な歩兵になるのでしょうか。とても楽しいですが、恐ろしいほどに時間を吸い取られるので、用法用量を守って遊んで下さい。

 ローマ亡き後の地中海世界

 塩野氏の本です。歴史書ではなく小説とも言い難い、何とも言えぬ作風は相変わらずですが、帝国滅亡後の地中海世界の有り様を楽しく知るにはこの本は最適ではないでしょうか。特にイスラム勢力勃興後の大征服時代とも言える時期の北アフリカ、スペイン、イタリアなど西地中海の情勢を追うならお勧めです。イスラム教徒による征服行やサラセンの海賊がヨーロッパにもたらした影響など、極めて重大な結果を与えたと言うのに十字軍と比べ知名度の低い事件の概観を知る事が出来ます。ただ毎度の事で仕方がない事ではありますが、イタリアが中心となっておりますのでビザンツ帝国やイスラム本家の中東の動きはあまり見えません。東地中海の情勢を掴みたい方は別途イスラム世界、オスマン朝、ビザンツ帝国などをまとめた本で補足するのが良いのではないかと思います。
 
 密偵ファルコ

 これはウェスパシアヌス帝時代のローマ帝国を舞台に活躍するファルコさんを主人公としたハードボイルド?小説なのですが、帝国市民としてはこの時代の雰囲気と人物を活き活きと描いているという時点で読まざるを得ない本の一つです。アラトリステなど、その時代に行ってきた様な、見てきた様な嘘を楽しみたい方にはお勧めです。シリーズもので全部集めるのは大変そうですが、ローマ市民の義務なので挑戦する事にします。


 ほか漫画では、”狼の口”はとうとう反撃の狼煙が、”勇午台湾編”はいつもの様に勇午さんの巻き込まれ体質が、というより火中の栗を拾いにいって痛い目にあうというもはや安心感すら湧いてくるおなじみのパターンが、”テルマエロマエ”ではさつきさんという超人的ローママニアが登場し話が動き始め、どれも続きが楽しみであります。
 ”大砲とスタンプ”と”靴ずれ戦線”は共産趣味的ジョークとロシアへの愛が溢れたマニアックな緻密さが良い味出てます。
 ”のりりん”は今のところ爽やかな青春自転車漫画一直線なのですが、このまま行くものと信じて大丈夫なんでしょうか、油断ならない…。それから”ル・グラン・デューク”は綺麗な絵と重厚なストーリーがたまりません。茶を飲みながら読み進むのは至福でした。この素晴らしい絵でUボートとか陸戦の話も見てみたいものですが、ほかにどんな作品を描いているのでしょうね。古代・中世なんかもあったら最高ですが。
 
 世界軍歌全集とヨムキプール戦争全史はさわりしか読む時間がありませんでしたが、近現代史や世界情勢への見方を更新し、発見を与えてくれる大著であるのは明白なので、ゆっくり読むことにします。終わったら、また何か書きます。

 あと今更ながらにEnigmaのA Posterioriを買い忘れていた事に気づき、ここのところ延々と聞いております。


・季節感と申されましても…。

 初詣の絵とか巫女が云々の絵は描けないので…あと気温30度では正月気分もへったくれもない…。
 というわけで、初っ端からこんな感じで御座います。

ヴェニスの暗殺者


 以下pixivより

1509年”ヴェニスの暗殺者”

 貧しき干潟の寸土より大海に乗り出し千余年、その冨と強大無比なる海軍により地中海の覇者として繁栄を謳歌し、そして凋落の兆しを見せ始めていた16世紀初頭のヴェネツィア共和国。一方まさに隆盛を極めんとするオスマン朝、共和国の弱体化を虎視眈々と狙う欧州列強。
 四面楚歌の祖国を救わんが為、共和国十人委員会の密命を帯び、ときに不可能とも思える任務を遂行し、“死の商人”と渾名され、東西の指導者を震え上がらせた男がいた。これは2011年8月、ヴェネツィアはサンタ・クローチェ地区のとある食堂で改装工事中に偶然発見された500年前の機密文書から蘇った共和国の血塗られた歴史の物語である。
 オルソ・アンテノレオ、1509年の時点で既に40代半ばに達していた彼は平凡な交易商として一族代々の家業を受け継ぎ、知人達には勤勉な働き者として、人並みの幸福に満ちた家庭の主として知られていた。終生、その経歴を疑う者はいなかった…彼の父と子を除いては。
 再調査された関連公文書に現れる事件の時期と経緯、彼の渡航履歴と使用船舶、積荷履歴、取引相手等の照合により、オルソが20年以上に渡り、少なくとも16件の暗殺と37件の拉致、150件以上の諜報作戦に深く関与していた事実が判明した。
 当番組は彼の最大にして最後の任務、カンブレー同盟の情報網を排除する為にカナレッジョ地区を舞台に繰り広げられた戦慄すべき事件、現代に至るまで秘密のヴェールに覆われていた通称“カナレッジョの赤い日”の謎を丹念に紐解き、当時の地中海世界と共和国のおかれた複雑にして興味深い情勢を浮き彫りにする。
 千年共和国興亡記第23回”共和国の闇”金曜22時より放送

――等と意味不明な供述をしており、捜査当局は余罪について追及していく方針…。脳内では一族の裏家業を継いだ倅と前描いた魔女がマドリッドで対決するという手の施しようがない事態が…。でも共和国の公安及び外交、諜報活動や軍事力にまで権限を持った十人委員会による敵対勢力要人の暗殺や諜報作戦は実際にあったそうなので、こういう人もいたかもしれません。ヴェネツィアを描くなら次はガレーの艦隊が良いですね。
――次回、ヴェニスの暗殺者、第14話“ガラタの夜、金角湾の夜明け”その一突きが歴史を紡ぐ…
――ふぅ、新年早々飲み過ぎちまった、はよ帰らな。おや?何か柔らかい物を踏んだぞ…な、何も見てま、くぁwせdrftgyふじこlp…。

以上


 新年早々何をやってるのやら。
 
 三又ダガーの発祥は16世紀なのか17世紀なのか、資料によって書いてあることにばらつきがありましたが、早いほうを採用。ソードブレイカーやマインゴーシュの系譜に連なる武具で相手の獲物を払ったり捌いたり跳ね飛ばしたりするのに使っていたようです。固定なのか、それとも鞘から抜くとバネで展開するのか詳細が不明です。
 暗殺対象に感付かれる暇も与えず一撃必殺のもと葬り、闇から闇に消えるのが望ましい暗殺者という立場にしては、交戦を覚悟していると言う意味でやや志が低い武器やもしれません。1対1の決闘などでは心強い装備かと思われます。大勢に追い掛け回されるようなヘマをしでかしたら、某ゲームの様に壁を登るか、さもなくば潔く服毒して全てに決着をつけましょう。捕縛されて黒幕を明らかにする為に拷問を喰らうのは御免ですし。

 仮面ヴェネツィアの祝祭で使われる伝統的かつ代表的なものの一つBautaです。最初はデザインが一番好きだという理由でペスト対策マスクを模した例の仮面にしようかと思ったのですが、流行った年代がいま一つわからなかったので中止しました。現場では14世紀には実用化されていたようですが祭りに使われたのはいつ頃なんでしょうね。防護服含めて確立されたのは17世紀のようですが。
 どんどん話がずれていきますが、検疫を意味するquarantineの語源はイタリア語のヴェネツィアにおける方言で40日間であるquarantenaに由来するそうです。疫病感染の疑いがある船は40日間沖に停泊・隔離ってことです。これも14世紀の話なので仮面の由来に大いに関係がありそうですね。

 路地裏とはいえこんな往来で得物を晒す刺客は駄目な気もしますが、ポスター風ということで一つ。
 次は何を描きましょうね…。



 という具合で今年も昨年と全くといっていいほど変わり映えのしない内容でやっていくと思われますので気が向いたらお付き合い下さい。

 本年が皆様にとりより良き年でありますよう!


軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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