力あるものが王たるべし

力あるものが王たるべし
――第91代ローマ教皇ザカリアス
メロヴィング朝のキルデリク3世を廃し、カロリング朝の創始者となるピピン3世を支援するにあたって。

 こんばんは。
 事故を起こした列車を検証しないで埋めるって…悪い点取ったからテストを隠す小学生じゃないんだから勘弁してくださいよ。通知表でご破算になるだろうに。いや通知表もどこかいっちゃうから良いのか…。
 などと某国のニュースを盛大に皮肉ろうと思っていたら、そういや大変身近などっかの国も原発の状況を隠蔽したり、アンケート捏造したり散々な事やってたな…しかも被害の規模じゃ比にならないほどでかかったなぁ、と思い出し、やめることにしました。
 本当にろくでもないニュースばかりですね。何か景気の良い話はないのでしょうか。


・ゲーム

 Strong Hold3来てた…。また熱したピッチとか岩とかを城壁からぶちまけて阿鼻叫喚の地獄絵図を展開したり、ひたすらパンを焼きまくったり、エール飲んで酔っ払ったり、閣下の人望が上がったり下がったりするんですね…。

 http://www.4gamer.net/games/109/G010997/20110324016/

 こっちに持ってきたノートパソコンで動くかどうか…、そしてBF3はSteamで配信してくれないんでしょうか。
 電気街に行けばPCゲームも売ってるのですが、どれもこれもばっちり海賊版で今まで一度たりと正規版を見たことが無いのです。あまりに堂々と売ってるのでこの国ではそういう形式で販売してるのかと勘違いしそうになりました。ジャカルタ市内で正規版のPCゲームを売ってる店ってあるんでしょうか。オンラインで遊ぶにはシリアルコードがちゃんとついてる奴じゃないと駄目でしょうしどうしたものか・・・。


・乳酸菌すげぇ、お腹の調子を整える奴じゃなかったのですか?

 米のとぎ汁を発酵させて乳酸菌を培養して吸入、放射性物質を排出する、というデマに踊らされて体調不良になった人がいるというニュースを耳にしたのですが…暗き浮世に一抹の笑いを、ってやつですか?相変わらず体張ってますね…。己の身を省みぬその姿勢には思わず目頭が熱くなります。報酬はどこからでてるんでしょうか。とりあえず、さくせん→いのちだいじに、をお勧めします。お体にお気をつけて。
 最初はとても本当に起こったこととは思えず某掲示板のコピペかと思ってたのですが、実際に誰かやったんでしょうか…。未だに信じられません。
 アルコールに大分やられているおつむの駄目っぷりについてはあまり人のことは言えませんけれど、流石にこれは放射線による健康被害を気にする以前にこれを信じて疑わない思考様式だとか判断力を心配したほうが良いんじゃ…。
 もちろん当ページ的には内部循環式呼吸装置を備えた化学防護服を装備するか、ウクライナの素敵ゲームことS.T.A.L.K.E.R.にも登場したチェルノブイリ以来語り継がれる伝統と格式ある対策、ウォッカを飲んで忘れる(当局が現場作業員にウォッカを飲めば汚染地域に入っても大丈夫、とデマ通達。一定の発癌抑制効果はあるらしいが、所要量を鑑みるに癌をどうこうする前に多分アルコール中毒で死ぬ)、を推奨致します。ロシア政府が規制するのもむべなるかな、という風体でラッパ飲みしたり、キンキンに冷やしてロックでやるなり、ライムを搾ったり、ジュースを入れてお洒落に楽しむなり、お好みで。
 つくづく思うのはインターネットやらグーグル先生をはじめとした便利な道具によって、個人が労せずして入手できる情報の量は前世紀末から天文学的なまでに増大している一方で、それを取捨選択して処理する人間の能力のほうはそれに追いついていないんんじゃないかと。進化に要する気が遠くなるほど長い年月を思えば、ハードウェアたる脳みその容量や機能は十年経とうが百年経とうが千年経とうが劇的に変化しないことは明白なのだから、使い方を工夫しないと状況についていけるわけがないですよね…。
 何と表現したらよいのか良く分かりませんけれど、一定の“システム”を示されると正誤を判断するステップを抜かして何らかの根拠や権威があると思い込み、すぐにそれを信じてしまう、という有様が古代や中世の人々が天候や天災、疫病を神や悪魔の仕業と信じていたのとどれほどの差があるのか、気になるところです。目の前の現象全てを自分で検証して裏づけを取っていたらノイローゼになるってのは分かりますけれど、流石にこれは…。いっそのことシャーマンを呼ぶのはどうでしょう。呪文を唱えながら吹き付ける芳しい煙草の煙で放射性物質も飛んでいくんじゃないかと。  
 こんなことだから血液サラサラとかマイナスイオンとかトルマリンとかゲルマニウム云々とかこの手の疑似科学をすぐ信じてしまう人を食い物にするビジネスはなくならないんでしょうな。死んだ剣闘士の血を万能薬だと思っていた2,000年前の人と根本的に大差ない…。健康への願いとかコンプレックス(容姿、身長、体重など)を揺さぶってちょろっと専門用語(あるいはありもしない造語)を混ぜながら如何にもそれらしい根拠を示せば財布の紐がちょろりと緩む。
 あぁ、もしやこれがビジネスチャンスって奴ですかね。今こそ国家二級法螺吹き士の資格をいかしてモリモリ搾取せよ、と。もっとこうダイレクトかつえげつない感じで、そう…現世の穢れを払い、放射能から逃れたくば、霊験あらたかなる弊社銀行預金口座にどしどし振り込んで下さい的な…。実際そういうことをしている方々は大昔からいっぱいいるあたりがいまいち笑えないですね。最近のカルトや古くは贖宥状あたりを引っ張り出すまでも無く、おそらくもっと太古の昔からありそうで、いかんせんオリジナリティーにかけてて面白くない…。もっとこうエレガントかつ機知に富んだ…悪事を働くのに面白さを追求するのがそもそも間違ってますね…。
 そういや我らが愛すべき国家首脳部にもお国の性質と血液型で性格がどうとか発言して、全世界にその類稀なる知性と卓抜した才幹のほどを知らしめた御仁がおりましたな…。とりあえず“バーナム効果”と“血液型診断、日本軍”あたりでググってほしいところです。もちろん図書館で関連書籍を調べたり、お母さんやお父さんに尋ねて裏づけを得るのも忘れないで戴きたいものですね。

・俺達の戦いはまだ始まったばかりだ。第一部完。

オレはようやく登り始めたばかりだからな。
この果てしなく遠いローマ坂をよ…。

第一部完、カール大帝の次回作にご期待下さい。

さて、大帝陛下の絵は一応完成と言うことで。

カロリング朝重騎兵とカール大帝

以下pixivより

774年"西欧の黎明"

フランク王国騎兵「大勝利、でしたな…(何時になく神妙な面持…さしもの陛下も遠征に倦み疲れ、先人の遺構を眺めて栄枯盛衰に感じ入ったのであろう。王国の行く末に思いを馳せておられるのであろうか?)」
カール大帝(戴冠前)「何か良く分からんけど、無性に焼肉食いたくなってきたわ。この辺お勧めの店ないの?」フランクさん「残念ながら、500年位前は流行っていた様ですが」
大帝「そうかー、あと温泉入りたい。そんでめっちゃ泳ぎたい、それはもう全身ふやける位に」
フラ「…泳ぐのはプールにして下さいよ。この間、出禁喰らったばかりじゃないですか。アーヘンなら温泉もありますし、焼肉も食べ放題、生中も7時まで半額らしいですよ」
大「マジで?ちゃっちゃと後片付けして帰ろか」
フ「そうしましょう、いや是非お願いします(嗚呼…やっと帰れる)」
大帝「ちなみに一休みしたらまた遠征だから」フ「これで終わりじゃないんですか…」
大帝「馬鹿野郎、まだ始まってもいねぇよ」

――絶対言ってないとは言い切れない気もしないでもない。
――772年にザクセン、774年に北イタリアのランゴバルト王国、778年にスペイン、782年に再びザクセン、787年に南イタリア、788年にバイエルン、そして791年に東欧のアヴァール汗国を撃破、カール大帝による46年の治世において53回の遠征が行われ、フランク王国は広大な版図を獲得。
 800年にローマ皇帝として戴冠しておりますが、これは当初東ローマから僭称とみなされました。後に大帝の息子ルートヴィヒの時代、帝国は三分割相続され瓦解。しかしローマ帝国滅亡以後、諸部族が割拠し混沌とした西欧に一定の秩序とキリスト教により統一された領域という指針を齎したその功績は、現在のヨーロッパの基礎を築いたものとされているそうです。
 一方で古代ローマとは異なる、教皇による戴冠(世俗権力の後ろ盾を求める教皇と宗教的権威を欲する皇帝の利害の一致)は、長きに渡る聖俗の権威争いの端緒となりました。さらにローマを中心に世界を支配する皇帝という概念が以後数百年に渡り西欧の指導者を縛る事でイタリア争奪戦の遠因となり、中世西欧世界を大きく動かしていく事となったのです。
――超高級ユニット、カバラリウスのご利用は計画的に
――次回!欧州征服戦記"かーる・であ・ぐろーせ"第10話「俺の娘達が勝手に結婚するわけが無い!!」来週も征服、征服♪

以上

 元老院、市民、そして軍団の支持、歓呼こそが皇帝を選出する、それが真のローマ人の指導者、第一の市民たる皇帝である!
 であるからして聖職者に選ばれた者をローマ皇帝と仰ぐなど言語道断。何より栄えあるローマの指導者が帝位を戴くにおいて何者かに跪くなどあってはならぬこと。
 というわけで当ページ的には断じて許されぬ僭称、と看做すべきなのかもしれませんけれど。53回の遠征と数え切れぬほどの勝利、そして混沌に満ちた西ヨーロッパに秩序をもたらしたその偉大なる功績に免じてフランクの皇帝としての地位を認めようではないか。
 で、でもローマ皇帝として認めたわけじゃないんだからねッ。というビザンツ的見解で行こうかと。

 世俗権力による保障を求めるローマ教皇の思惑と宗教による国家と権限への権威付けを望む皇帝の利害が一致して無理やり復活したローマ帝国ってわけですね。
 真のローマ市民としては何じゃそりゃって感じですが、重騎兵が格好いいので許してやらう。また適当な…。

 しかし、教科書じゃ東西南北の部族討伐と戴冠くらいしかのってなかったような気がするのですが、教皇つまり聖職者による皇帝(世俗権力のトップ)への帝位の授与がのちの世に如何に影響をもたらしたかってことも触れとくべきなのでは。フランスや神聖ローマ帝国が何故イタリアに固執するのかという経緯も分からなくなってしまいますし。紙面の都合かさらっと流されてますけど結構重要な影響を与えてますよね。

―コンスタンティヌスの寄進状とか信じちゃう男の人って…―

 さて何故、帝位につく方法がローマ帝国時代と異なるのでしょう。教皇が戴冠を司った根拠、それが世界史でも随一の威力を誇った法螺、偽書コンスタンティヌスの寄進状、です。
英訳の寄進状はこれ。
http://en.wikisource.org/wiki/Donation_of_Constantine 
 物凄く大まかに言うと時のローマ皇帝コンスタンティヌスがローマ教会に帰依し、帝国西半分を寄付しちゃうよ、という色々やばい匂いがする書類なのですが、もとはラテラノ救世主教会の聖職者が自分の所属する教会の権威を高めるべく8世紀中ごろ(当のコンスタンティヌス大帝は3世紀末から4世紀初頭の人。400年も経ってから勝手に書かれるとは陛下も草葉の陰で以下略)に捏造した書類でした。
 15世紀の学者が使用されているラテン語の用法がローマ帝国時代のものと異なることに気づき、偽書だと発表、論争の末18世紀に入ってようやく偽物であることが確定しました。
 西方世界半分を上げちゃうよってどこぞのRPGの魔王じゃないんだから…その気前の良さには惚れ惚れしそうですがね。ただ、これが無くても教会側は別の根拠を探すか作り出すかしたのでしょうけれど。
 と言うわけでローマ人が聞いたら泣いちゃうであろうこのトンデモな書類のおかげで教会の代表者たる教皇がローマ帝国の西半分を領有することになり、皇帝になるためには教皇による選任および戴冠が必要になると相成ったわけです。
 当然ながらこんな壮大な話がこの時代だけで済むわけが無く、教皇による戴冠がもたらした聖書者の権力と俗世を支配する皇帝の権威・権力の衝突と摩擦、それに端を発する闘争や戦争がこのあと何百年も続くことになったのです。
 
 カール大帝がローマ皇帝となったことで生じたもう一つの興味深い問題は彼がどの人種・民族に所属していたのか、ということです。一般に知られる陛下の呼び名、カール大帝はフランスではシャルル・マーニュ、ドイツではカール・デア・グローセと呼ばれ、どちらも自らこそがカール大帝の末裔であると主張したのです。つまりは大帝の出自であるフランク族がゲルマン人なのかガリア人なのか、で揉めた訳ですが、何故そんなことに必死になるかと言えば、末裔であるほうがローマ帝国の継承者である、すわなち西欧を支配する正統性を持つことになるからです。同時にローマの皇帝はイタリアを支配してこその存在であると言う共通の認識がその後数世紀に渡り、ドイツの皇帝とフランスの王がよその国であるイタリアで何度も戦いを繰り広げる原因の一つとなったのでした。

 この一綴りの文書が数世紀にわたりどれだけの戦争を引き起こし、どれだけの迫害と虐殺と諍い、そして悲劇を招いたのか、歴史上でもこれほど多くの人間の運命を左右した書類はそうそうないのではないか、と思わぬでもないですが、よくよく考えてみれば聖典とか歌とか学術論文などを探せばそういう例は枚挙に暇がなさそう(今世紀に入ってからだと某国に大量破壊兵器があるとかないとかいう胡散臭い報告とか)です。
 架空の話などには魔法の力で世界の命運を云々する書物だとか宝石だとかが登場しますが、現実世界の歴史的事実のほうがよほど信じがたく驚異に満ちているように思えます。
 一片の紙とインクが世界を揺るがしたとは…。しかも書いた本人はそんな大事になるとは思ってなかったと言う…。たぶんこういう驚きに満ち満ちているから、自分は剣と魔法と化け物や精霊が出てくるファンタジーやフィクションよりも、よく出来た小説よりも人類の歴史に強い興味を持ってるんじゃないかと思われます。
 どれほど偉大な脚本家でも書き得ない、そして人類が滅び去るまで終わらない、一生かけても全てを知るのは不可能であろう途方も無く壮大で、かつその読み手全てが参加しているという恐るべき物語を。

 ―騎兵の装備―

 カバラリウスの装備はみるからにビザンツ帝国のカタフラクトの影響を受けているようですが、兜の特徴的な飾りもローマ帝国時代のものを意識したものだったそうです。その見た目だけでなく装備一式を揃えるのに多額の費用を要したと言う点も同様で、当時の牛の価値に置き換えた換算表が残っております。

兜が牛6頭
鎧が12頭
剣と鞘で7頭
脛当てと篭手で6頭
槍と盾で2頭
軍馬が12頭

 装備だけで実に45頭分の牛に匹敵する費用が発生する超高級ユニットだったようです。
 当然、普通の農民がなれる代物ではなく一定以上の耕作地を有した上層階級の裕福な市民がそのなり手でした。
剣が7頭で槍が2頭ってのを見るに、剣と言う武器が如何に高価で上流階級の者や騎士の証として認識されていたということが実感できますね。槍の穂先に特徴的な突起がついていますが、これは恐らく敵に突き刺した時に抜けなくなるのを防ぐ為の工夫だと思われます。


 ローランの歌なども絡めてもっとろくでもない話を色々書こうかと思いましたがいい時間になってしまいましたので、今回はこの辺で。


 次はどうしましょう。
 全然関係ない時代に飛ぶのが面白そうなのでまた誰も取り上げなさそうなやつを描く事にします。

 いやそんなことよりラマダンに入って店と言う店から酒が消える前に酒を買い溜めしないと、来月は死ぬ様な渇きに苦しめられることに…。何とかせねば。

 では何か出来たらまたお会いしましょう。
 酒神バッコスよ我に力を!!
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平和なくして、神を喜ばせることはできない


平和なくして、神を喜ばせることはできない
――カール大帝

 こんばんは。
 何の因果か3,000m級の山を日帰りで登る羽目になって、死にそうになってました。足腰虚弱な引き篭もり予備軍には少々過酷な試練でした。
 半日以上歩き続けたのは初めてでしたが、下りの最後の2時間で文字通り足が棒の様になるというやつを体感。事故やらで瞬間風速的に危険が増大して死にかけたことは幾度かありますが、じわじわ体力を失い頭が働かなくなって前に進むことと家に帰ることしか考えられなくなっていくというのはなかなか新鮮な経験でした。とはいえ昔の人だったらなんてことは無い山登りなんでしょうな。

 もはや恒例となってきた、道なき道を行くシリーズ
道なき道

 まだ花を愛でる余裕が…
名も知らぬ花

 温水が流れ湯気を立てる不穏な滝の轟が…
湧き立つ滝

 頼りないロープで隔てられた滝の縁を熱いお湯に浸かりながら渡る。足を滑らせたらでこぼこの岩肌に何度も激突しながら滝つぼへ、遺体回収は相当な困難を極めるものと思われます。湯気でかすむ画像右側が数十m下の滝つぼへの素敵な滑り台。
転げ落ちたら試合終了

 先ほどとは別の静かな滝でほっと一息
輝く滝

 いまだ煙を上げる火口を覗き込む。下りの事を考えるといっそ飛び降りてしまいたくなる…。
火口を覗き込む

 絶壁沿いを行く 
絶壁

 森林限界、頂上へ。
森林限界

 頂上征服、雲を見下ろして…良い気分だが、帰るのが大変そうで素直に楽しめない…。ハンググライダーとかヘリとか無いんですか。
雲より高く


 翌日は筋肉痛でベッドから起き上がることすら出来ないだろうな、と覚悟していたのですが、少し痛むだけで特に問題なく動けました。ローマ軍団兵たるもの鍛錬を欠かしてはならぬと、ここ2ヶ月ほどスクワットやら腕立て、腹筋、背筋なぞを普段より増量してやってたおかげかもしれません。でも当分山登りは勘弁して欲しいです。

 
・絵

 さて今回はローマ亡き後、諸部族・諸王国割拠し混迷する西欧を征服に次ぐ征服によって一つの巨大な王国に纏め上げた王、カロリング朝フランク王国はカール大帝を。
 本来ならば真のローマ人にして、誉れ高き軍団兵を自負する私としては伝統に則った元老院、市民、軍団の支持も歓呼も無く、聖職者に戴冠されし皇帝など、法を解さぬ蛮族の僭称に過ぎぬ、と一蹴するところですが、その功績と長きに渡る治世、53回に及ぶ遠征、そして偉大な勝利に免じて例外的にフランク族の王国における唯一無二の帝王として認めようではありませんか(いっそ清清しいまでの尊大さを発散させつつ)。
 というわけでその偉大さを永遠にとどめるべくこんな感じで作成中。

カール大帝

 イメージとしては774年ランゴバルド王国の征服を完了させた陛下が北イタリアでローマ帝国の廃墟を望み物思いにふける、といったところでしょうか。
 国王陛下の警護にあたっているのは、フランク王国が誇る超高級ユニットであるところの重装騎兵カバラリウスです。装備ほか詳しくは次回にでも。覚えてたら。
 教科書だと東西南北の諸部族を討伐してローマ帝国皇帝として戴冠と大雑把に解説されてた様な記憶がありますが、西欧の歴史において結構重要な役割をになっているように思います。本人がどれほど意識していたかは分かりませんがその後の歴史に良くも悪くもかなりの影響を与えていますし。

 次回、たった一つの嘘が世界を揺るがす鍵となる。
 欧州征服戦記"かーる・であ・ぐろーせ"第24話「戴冠」
 来週も征服、征服♪

 
 と、今回の馬鹿はこの辺で。
 完成したらまたお会いしましょう。
 戦士諸君に神の加護と勝利を。我らの敵に災いと死を!

敵が間違いを犯している時に敵の邪魔をするな


敵が間違いを犯している時に敵の邪魔をするな
――ナポレオン・ボナパルト

 NTWをやってるときに敵が間抜けな部隊運用をしていると思わずニヤニヤしたくなりますよね。
皇帝陛下もきっとそんな気持ちだったのでしょう。そうやって支援を失ったり、不利な地勢に入ったり、側面を無用に晒した戦列に得意満面の笑顔で前回描いた様な槍騎兵や胸甲騎兵に突撃命令を下したんじゃないかと。

 こんばんは。
 Mount and Blade With Fire and Swordが楽しすぎてあやうく廃人になってしまうところでした。いや、もう手遅れだろうよお前は。という無数の的確な突込みが聞こえたような気がしないでもないですが空耳ですよね。
 大英帝国はグラスゴーに潜伏せし我が弟がどうせ暇なんだろ、これでもやるがいい、とSteamのセールを利用して
日本円にして数百円だったからくれてやるわ、とプレゼントしてくれたので超低速回線にイライラしながらダウンロード。粘り強くダウンロードした甲斐がありました。そういや円高でさらに安くなってたのか…。個人にしてみれば安くて良いけれど、長期的あるいは大局からすれば資本が国外に流出することになるから己の首をしめるようなものですかね…。そういやわが社も産業的にやばそうだなぁ(また他人事の様に)。ゲームするときくらいはそういうことは忘れよう…。酒飲んで忘れよう。

・ゲーム

 With Fire and Sword、どうせMODみたいなもんだろうと思ってたらなかなか良いですね。相変わらず最初はたった一人無一文で戦乱の世(今回は東欧)に放り込まれるわけですが、コサックの民族服に身を包んでサーベルで盗賊どもを蹴散らしたり、マスケットの弾丸を掻い潜り一人、また一人と短銃で敵を屠ったり、かと思ったら弾丸一発であっさりあの世にいってしまったり。
 17世紀のポーランド・リトアニア共和国を中心にスウェーデン、ロシア、コサック、クリミア・ハンといった勢力が入り乱れる東欧世界を冒険することが出来ます。とりあえず2011年コストパフォーマンス大賞を贈りたいです。
 中世を舞台にした前作Warbandではただ力のみを奉ずる血も涙も無い傭兵伯爵プレイで全世界の恐怖と憎悪を一身に受けてたので、今回はただ力のみを奉じつつ(そこは譲らないのか)も助けを必要とする人々のために戦う、愛と言う名の陽炎を追い求めるさすらいのコムラーデ(何それ…)って感じの正義と平和の僕を目指そうかと。
 何というか最初はまっとうな道を歩みつつもどっかで暗黒面に落ちて、あっという間に廃墟と骸の山を築くだけの集団を組織してる様がありありと目に浮かぶようですがなるべくそうならないように頑張ります。清清しいまでに原作完全無視。

 草原をぶらついてた反乱軍騎兵をぶちのめしたら例の甲冑をゲット。念願のコムラーデになることが出来たのですが、装備してると前方視界に難あり…。短銃で敵を狙うときなど物凄い邪魔です。三人称視点はこういうとき不便ですね。
WFAS01

ワルシャワ近辺を誰に頼まれた訳でもないのにパトロールしてたら隊商が襲われてたので、貴重な収入源もとい無辜なる民を食い物にする憎き山賊共を駆逐することに。

山賊「払うもん払ったら通してやろうじゃないか」
Legionarius傭兵団一同「ハッ、貴様らのようなカス共には冷たい刃でももったいないくらいだ」(早速正義の味方とは思えない様な台詞を…)
WFAS02

村八分なコサックとかポーランド人脱走兵とか東欧中のあぶれ者を集めた超絶ろくでなし集団の颯爽たる突撃。
WFAS03

サーベルもピストルも似合うけれど、やはりコムラーデには槍が一番ですね。
WFAS04

捕虜もとらず無慈悲にも全員丁重にヴァルハラに直行送迎。もう既にかつての魔王みたいなプレイの片鱗が…。
これこそがM&Bの真骨頂よ!

・人はパンのみにて生きるにあらず

 そう、いくら安いとはいえ毎日現地の料理ばかりでは飽きがくると言うものです。
 で、ショッピングモールとかホテルを物色して美味そうなものを探してみることに。

 吉野家発見、ジャカルタ市内に数箇所あるようです。つゆだくはインドネシア語でなんていったらいいのか分からなかったので断念。味は米が少し違うような気がしましたが大体再現できてたと思います。もっと甘ったるいような酷いのを想像してたので許容範囲。
牛丼
シーフードピザこの大きさで400円くらい。ただ、ワインが通常の倍するので差し引きゼロ。たまにはいいかも。
ピザ
アイルランドは世界最古のウィスキー蒸留所たるブッシュミルズ蒸留所が1608年に世に送り出した神が与えし人類の至宝。これがなければ生きてはいかれぬ。17世紀のイギリス近辺に起こったことを思い起こしながら飲むと格別。
アイルランドより来たりし命の水

・天は赤い河のほとり

 今回はこの辺で完成と言うことで。

カデシュの戦い、エジプト対ヒッタイト


 pixivより

紀元前1274年”カデシュの戦車戦”

ヒッタイト軍戦車中隊長「エジプト軍御一行様歓迎委員会より中隊各車、オロンテス川西岸を北上中のハヤブサども(エジプト軍ラー軍団)のケツを斥候が目視確認した。我が隊はハットゥシリ王弟殿下と共に敵側面へ突入する。ムワタリ国王陛下と千の神々に栄光あれ!対戦車戦闘用意!!」

――そんな事は言ってないとは思いますけれど。戦車と言うと現代では履帯のアレですが古代では馬が牽く二輪の車両でした。東欧や北アフリカで激突する鋼鉄の獣達も燃えますが、今回は世界戦史で現存する最古の記録の一つであるカデシュ(現シリア西部ホムス南西24km)の戦いを。
 教科書では鉄器を用いた事で有名なアナトリア半島(小アジア)のヒッタイトによる南下政策とシリアに覇権を確立しようと目論むエジプトの利害の衝突がこの戦いの発端でした。
 本会戦で最も有名な場面、分進合撃に失敗し壊滅したラー軍団及び混乱したアメン軍団に突入するヒッタイト軍精鋭戦車部隊とエジプト全軍崩壊の危機に際し、味方を鼓舞する為に護衛と二人で敵陣に飛び込んじゃうラムセス2世陛下を。
 3,000年以上前の戦いの記録がある事も驚きですが、ムワタリ大王の周到な罠、偽情報の流布(遅延偽装)、地形を用いた戦力の隠蔽及び側面攻撃、そして予備戦車部隊の運用など戦術面でも驚かされる事が多々あります。勿論ファラオの信じ難い度胸にも。圧倒的多数のヒッタイト戦車部隊が寡兵のラムセス2世を捕捉出来なかったのはヒッタイトのそれが3人乗り(御者、盾持、槍兵)で攻撃力と引き換えに重い一方、2人乗りのエジプト軍戦車が機動力を重視していたからだそうです。設計思想の違いが重大な局面を左右するというのは興味深いですね。
 BGMはこれでhttp://www.youtube.com/watch?v=HQofWFaxRL4
――メンナ(ラムセス2世の護衛、御者)「奴ら、もう勝ったと思ってやがる」
  ラムセス2世「そうらしいな。数は?」
  メ「少なくとも2千輌以上!」
  ラム「2千、大歓迎だな…だがファラオを歓待するには足らぬ。何より速さが足りない。メンナ、連中に本物の戦車乗りの何たるかを教育してやれ」
  メ「御意(チッ、速さが足りない、言いたいだけちゃうんかと)」
  ラ「諸君、我らにはアメン神がついている。勝利を疑う事無く余に続け!」

以上

戦車って男の子の味だよな。
パンツァーフロントやりたくなってきました…ぜんぜん時代違うけど。
しかし、また好き勝手にやっとりますな。

 上に書いたとおりラムセス2世は偽情報を掴まされヒッタイト軍のカデシュ到達が遅延していると誤認(虚偽の情報を握ったスパイを捕獲)カデシュをヒッタイトが防備する前に落とそうと進軍速度を上げ強行軍、結果プタハ、セト、アメン、ラーと神の名を授けられた四軍団が南北に伸びて分離。
 カデシュに到着したときに再度ヒッタイト人を捕虜にして尋問するもヒッタイトの遅延は偽情報であると発覚。
気づいたときには既に遅く丘の裏に隠れていた戦車隊2千輌以上がラー軍団の側面に突入し、軍団は壊滅。さらに勢いに乗るヒッタイト軍がアメン軍団に喰らいつきエジプト軍は大混乱、全軍崩壊の危機にラムセス2世が飛び込み味方を鼓舞しているところにエジプトの援軍が到着。今度はヒッタイトが追われる立場となり、オロンテス川を渡って撤退を開始、追いすがるエジプト軍をムワタリ大王の予備部隊が牽制し両軍は再結集を果たす。戦況は膠着し、ムワタリ大王の提案により停戦、両軍撤退し、のちにヒッタイトはムワタリ大王の弟とエジプトとの間で人類史における記録上初の講和条約が結ばれたのでした。3,000年前なのにここまで詳細に残ってることが驚きです。

以下締結された条約の引用wikipediaより

”古の時より、エジプトの偉大なる主とヒッタイトの偉大なる王に関し、神々は条約によってそれらの間に戦争を起こさせなかった。ところが、我が兄、ヒッタイトの偉大なる王、ムワタリの時代、エジプトの偉大な主と戦ったが、しかし、今日この日より、見よ、ヒッタイトの偉大なる王、ハットゥシリは、エジプトとヒッタイトのために、ラー神とセト神が作った、恒久的に戦いを起こさせないための条約に同意する。――我々の平和と友好関係は永久に守られるであろう。――ヒッタイトの子とその子孫は偉大なる主の子とその子孫の間も平和であろう。なぜなら、彼らも平和と友好関係を守って生きるからである。”

以上

 
 今回はこの辺ですかね。
 また次回、何か描けたらお会いしましょう。
 世界の歴史がまた1ページ…。

 

勝利がもたらした同盟は、我らの敗北の囁きだけで綻び始めるだろう。

勝利がもたらした同盟は、我らの敗北の囁きだけで綻び始めるだろう。
――ナポレオン・ボナパルト

こんばんは。

人材の宝庫ってそういう意味だったんですね…。
面白キャラはお腹一杯なのでそろそろ良いんじゃないでしょうか…。
こっちには性質の悪いコントみたいなニュースばかり流れてくるのですが本当は報道されていないところでちゃんとやってるんですよね。そうだと言ってよ、(以下略。
わが国の首脳部にネタ要員が豊富なのは臣民一同もう十二分に理解しております故、大先生諸氏におかれましては腹筋が崩壊しちゃうのでそろそろ勘弁してください。もういいや、バランタイン飲んで忘れよう…。


・失ってはじめて気づくものの大切さ

 そう、普段我々が当たり前の様に享受しているあらゆる物事、便利な交通手段や電気、ガスと言った社会インフラ、高度に発展した娯楽、健康、そして人々の思いやり、などなど。多くの人が感謝を覚えるのはそれらが何らかの不調をきたしたときや喪失したときではないでしょうか。私もつい先日とても大切なものを失いかけてこの教訓の重要さを改めて噛み締めたのでした。

 土曜日午前の会議(ほとんど耳に入ってない)を終えて、お年玉を握り締めておもちゃ屋に走る子供みたいに光の速さで免税店に酒を求めにいったら店がなくなっとる…。数年前、実力も弁えず愛車とともにコーナーをクリアし損ねてバラバラに吹っ飛んだときの何倍もの衝撃を受けて立ちすくんでおりましたが、張り紙を解読したら引越しって書いてありました。30mくらいの距離で。何と言う間抜け野郎。めでたしめでたし。
 いやぁ、もう駄目かと思いました。分かりやすくいうと至近距離で砲塔をこちらに旋回させているKV-1がいるのにこっちは砲弾ラックに榴弾しか入ってない上に側面装甲を晒しっぱなしで即時移動しようとしたら疲労した履帯が切れちゃった、みたいな焦燥と絶望。

 駄目だこいつ、早く何とかしないと…。

・ラムセス2世がアップを始めたようです。

 古代ギリシア、ローマ、中世、近世、近代とあちこち美味そうなところを齧ってきましたが、もっと古い時代に飛ぶことに。というわけで今回は世界戦史に公式記録として残るもっとも古い戦いであるところのカデシュの戦いよりヒッタイト軍三人乗り戦車の皆さんとエジプト軍最高司令官ラムセス2世陛下を。戦車といえば東欧やら熱砂の北アフリカやら北フランスの田園地帯で吼え猛る鋼鉄の猛獣も大好物なのですが、2馬力も熱いですよね、ということで。

カデシュの戦い


 前回が19世紀初頭で今回いきなり紀元前13世紀では飛びすぎかと思わぬでもないですが、たまには良いでしょう。脈絡無いのはいつものことですし。
 それと同じく中東でメギドの戦いというのが紀元前15世紀にあるんですが、こっちのほうが世界最古ではないのですかね。記録の性質が違うから?理由がいまいちわかっておりません。
 
 いずれにせよ二輪戦車が土煙を上げて大地を駆けヒッタイトとエジプトの戦車乗り達がシリアの覇権をかけて死力の限りを尽くす光景が見られればよしということで。オリエントの城塞も胸壁が面白い形をしているのでいつか攻城戦などにも挑戦してみたいところです。
 資料が無い、無い、と言いつつも出国前と同じ事をしてるあたりに我ながら驚いております。ほかにしたいことがないのでしょうね。酒を飲んで本を読んでたまにゲームをする以外は絵を描いていれば満足と。

 毎度の如くちまちまとやってしまったので塗るのに時間がかかりそうです。
 今回はこの辺で。落車して後続の味方に轢かれて無残な骸を晒した挙句、鳥の餌になったりしてなければまたお会いしましょう。
 

 世に比類なき戦車兵諸君がハッティの千の神々の慈悲を給わらんことを!
 

軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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