兵士達よ、ローマの皇帝が残した言葉を覚えておけ!

兵士達よ、ローマの皇帝が残した言葉を覚えておけ!”敵の死体はいつも甘美な香りがする”
――ナポレオン・ボナパルト

 どうもこんばんは
 久しぶりに二輪で丘陵地帯を散歩してきました。この間行った地域の道路事情を思い返すとまるで翼が生えたかのように快適で思わず五体投地しそうになりました。
二輪ぶらり旅
 さすが国が傾くほど金がかかってるだけの事はありますね…。


・か、勘違いしないでよね。別にあんたの為に統一したわけじゃないんだからね。

アウレリアヌス帝と近衛軍団


以下pixivより

 紀元274年"世界の修復者"

 斯様に幸福なるローマ人がおりましょうか。神君カエサル、至高のトラヤヌス、軍団兵は古今に何百万といれど、真の皇帝に恵まれた者は果たしてどれほどおりましょう。喩え明日稲妻に打たれ死すとも、陛下と共に凱旋を終えた私には一片の悔いも御座いませぬ――近衛軍団兵から父への手紙

 "軍団兵は民から奪ってはならぬ。装備を整え熟練し、支給品で満足し、懐は俸給と戦利品で満たすがローマの戦士なり。余はここに宣す、民への礼を失し、卵一つ、薪一本でも奪った者は軍規によりその身で贖う事となろう"
――速攻にして常在戦場の皇帝アウレリアヌス、またの名を世界の修復者

――混ぜたり捏造したり――パクスロマーナは昔日のものとなり、国境は侵され、内乱は相次ぎ、帝国は分裂し、皇帝は次々と現れ忠誠宣誓の舌の根も乾かぬうちに暗殺された。世界は危機に瀕していた。三分した帝国を纏めようとするも有効打を打てずにいたガリエヌス帝の暗殺後も次々と即位し露が如く消える皇帝達。
 そして一人の皇帝が現れた。ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス、シルミウム(セルビア西部)の農家出身の一介の軍団兵であった彼はその才覚から将校に抜擢され、ゴート族との戦いにおいて目覚しい武勲を上げ騎兵総司令官に出世、やがて皇帝へと上り詰めた。
 アウレリアヌスの治世は軍団兵時代の戦歴をも上回る勝利と栄光で飾られる事となった。北方でアラマンニ、ゴートと続々と侵入する部族を打ち破り、東方で独立国家の体をなしていたパルミラを服属させ同様に分離していたガリア帝国を版図に復帰、帝国の再統一に成功したのだ。274年、即位して五年目の彼は元老院から”世界の修復者(Restitutor_Orbis)”の称号を受け名実ともに紫衣に相応しい者である事を証した。
 生涯を帝国の防衛と安全保障に捧げた皇帝は帝都において、かつてカエサルが撤去した城壁の再構築を命じた。彼は屍山血河の末に築きあげた平和が磐石ではなく、首都がかつての様に安全ではない事をこの世の誰よりも理解していたのだ。
 ――城壁も門もほぼ1700年前の姿で現存しています。勝手にBGM http://www.youtube.com/watch?v=Qy0Mtw9UIDs比類なき能力は勿論、最期の儚さも帝国史上一、二位を争う陛下。称号がSFぽくて素敵です。我等が皇帝と軍団がソル・インウィクトゥス(不敗の太陽神)と共にあらん事を!!

 以上

 好きなローマ皇帝シリーズ、第…何回目でしたかね。まぁどうでもいいですね。
 数多いる皇帝の中でも危機を克服した皇帝といえばこの人ではないかと。

-アウレリアヌス帝が直面した帝国の情勢-

 ヴァレリアヌス帝の敗北とローマ史上初の皇帝捕縛
 皇帝乱立と暗殺
 内紛と混乱
 ペルシアの政策転換
 ガリア帝国の成立と帝国の分裂
 パルミラの独立
 ゴート、アラマンニの侵入

 とても書ききれないですが代表的な事件だけでも頭が痛くなってきそうですね。同時多発とかシミュレーションゲームでも気が狂いそうです。
 それに収拾をつけて統一させるとは何とも凄まじい皇帝です。
 その功績を称える名はまさに”世界の修復者”をおいてほかにはないかと。

-近衛軍団-

 ローマの統治者、かつては執政官と呼ばれた代表者は伝統的に12名のリクトル(ファスケスを持つ警士)によって護衛されていました。
 共和政も後半となり、国家が巨大化していくにつれ、有力者や将軍の護衛が必要となりもっと実戦的な存在が誕生します。それがプラエトリアヌス(近衛兵)達です。彼らはスキピオ・アエミリウスがヌマンシア包囲戦において護衛部隊を編成した頃からローマの歴史に登場するようになりました。その名の通り、プラエトル(法務官)の本営(プラエトリウム)近くに陣取る事からプラエトリアヌスと呼ばれ、共和政末期には各将軍が同様の部隊を持つようになりました。
 後の近衛軍団となるものを誕生させたのはアウグストゥスで、彼は9個大隊(共和政を奉ずる元老院への政治的配慮により一個大隊500人で、のちに倍増)の近衛部隊を編成し、そのうち三つを帝都に駐屯させています。これは皇帝がはっきりと物理力を有することが出来た事を意味するほか、帝国に極めて重大な危険因子を生み出すことにもなりました。
 帝都において並ぶものなき戦力となった近衛軍団は次第に政治に介入するようになったのです。求める報酬や待遇を与えぬ皇帝を暗殺したり、時には皇帝を擁立し、ある時は帝位を競売にかけることすらありました。
 しかしながら、肥大する権勢欲と金銭欲、そして腐敗と堕落で知られる近衛軍団も、選ばれた兵士としての誇りを持ち、皇帝達に威厳や、帝国の権威と伝統を継承した守護者としての態度を求める一面もあり、単純に評価できる集団ではなかったようです。
 312年10月28日にミルウィウス橋の戦いで、ほぼ全滅するまで戦い続けるという壮絶な最後を遂げるその日までその名を轟かせた彼ら、皇帝を守護する任務を帯びながら、皇帝を生み、そして殺す、まったく矛盾に満ちた集団ですが、ローマの一面を体現した組織であり、その歴史を垣間見る上でもはずすことのできない存在であると思われます。


 本当はもう少し細かく色々書いていたのですが、タブブラウザの操作を誤るという明らかに酔っ払いなミスをおかしたので全部消えました。文意が飛んでたり文法がおかしかったらそのせいです。ガリア人を描いたときも同じような事をしていた気がしますね…。残念、頭とかが。


 さて、今回はこの辺にしておきます。
 次は何処の何を描きましょう。またどこぞの異端とかが楽しそうですがはたして。
 では、何か描けたらまた。

 軍団兵諸君にソル・インウィクトゥスの助力あれ!
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兵士達の瞳は虚ろだった。

兵士達の瞳は虚ろだった。
彼らは故郷へ帰る前に今一度、この仕事につきものの災難に立ち向かう覚悟を決めていた。
ただ、どちらにせよ故郷に戻ったところで、体を横たえるベッドもなければワインも手に入らず、かまどでパンを焼くことさえ叶わないのだった。
また、故郷に戻らなければ――兵士達の間では”大地主になる”と言うのだが――フランドルのありがたい土の7パルモ分を手に入れて、そこでスペインへの郷愁を呟きながら、永遠に眠ることになるのである。

――アラトリステ第三巻 「ブレダの太陽」より

*1パルモは約21cm、つまり墓穴。

こんばんは。
やっと帰ってきたと思ったら翌日には出社と言う素敵スケジュールには反抗する気力すらなくなりそうですが、私の脳内にはフランドル戦線で戦うカピタンが共にあるので概ね大丈夫です(それは明らかに大丈夫じゃないだろ、と)。
 第三次ブレダの戦いに比べれば全然大した事ないので余裕です(自分を納得させるように何度も頷きながら)。
 
 心洗われる香川県某所の朝日
四国02
四国01
 まさか我が生涯初の四国上陸の日の夜に成田から出撃し、あのような世界へ突入しようとは…。


・第弐拾弐話 「せめて、人間らしく」”素敵な、出張の、報告”(某戦場写真家風の喋り方で)

 と言うわけで、口を糊するためにしぶしぶ南海の某島に行って来ました。
 常夏の島、と言う字面が想起させる輝く太陽に透明な海、青い空、目のやり場に困るような姿で美女が闊歩する白い砂浜、贅を尽くしたリゾートホテルといったイメージとは180度かけ離れた世界で御座いました。
 当然、我が軍団(社)がシェークスピアの戯曲「ジュリアス・シーザー」の中でアントニウスが行う演説で言うところのブルータスばりに公明正大で日頃の行いに”一点の曇りなき”私めをその様な観光スポットやら素敵ポイントに派遣してくれるわけも無く。最近は沈静化しつつあるとはいえ21世紀にいたってもキリスト教徒とイスラム教徒の戦いの火種が燻る島のひとつです。


素朴な水上コテージ(生活感あふれる趣が堪りません)
出張01

村一番のスーパー(ATMは無いです。残念)
出張02

よく訓練された戦士にしか使いこなせぬ柄杓標準装備の最新鋭雪隠。無論、水が流れるレバーなど無く、尻を拭く紙などありはせぬ。ウォシュレットが無いと生きられない人は…生きろ…。お食事中の人は申し訳ないですが、謝罪と賠償には応じない。
出張03

断じて一日走ったら尻が三つか四つに割れそうなくらいボコボコに穴が開いてたりしないし、素晴らしく水捌けの良い綺麗な道路(決してちょっと雨が降るとナイアガラみたいになったりなんかしません)2000年前に水道橋や街道網を構築していたローマ人が見たら卒倒しそうな残念なインフラっぷりだなんて全く微塵も思っておりません。えぇ。
出張04

爽やかな森林地帯(しょっちゅう雨が降り、打ち捨てられたゴミから腐敗臭が立ち上り、地面はグチャグチャで油断してるとマラリアやらデング熱に罹ったりなんかしません)
出張05

かけがえの無い友情を育む素敵なキャンプ(自動小銃を持ったお兄さんがウロウロしたりなんかしてません)
雨水タンクにはボウフラが湧き、飯には蝿が大挙するなんて事はありはしな…。
出張06
出張07

 クソッ、ここはサバゲー会場なんだ、そうだと言ってよバーニー、などと現実逃避しようとしましたがこんなマニアックな火器のエアガンは市販されて無いだろ、とかそもそもそれ以外の装備があまりにもアレ過ぎるだろ、と我が内なるトリガーハッピーさんが囁いてくれたので現実に戻れました。
どうでもいいですがBRIMOBって警察暴動対策機動隊でしょうか。彼が偶然市場でTシャツを見つけて買ったのだと信じたくてなりません。
 それと、いくら辺境で手持ち無沙汰だからっておもむろにコンバットナイフを弄ぶのは何とかして欲しいものです。後に発見した彼の相棒はサイドアームを帯びた上にマグパウチに予備弾倉を6つ以上装備しておりました。
単なる視覚・威嚇効果だと良いのですが、必要にかられてだとすると治安は推して知るべしと言ったところですね…。随分年季の入った火器は見たところ5.56mmNATO弾を使用するベルギーのFN社製 FNCあるいは派生版のPINDAD SS1-V1でしょうか?詳しい方どうかご教示ください。何だか…このページがますます何なのか分からなくなってきました。

 手作り感溢れるフェリーから深夜(0300時)の上陸。気のせいか救命胴衣や浮き輪は無かったような。ろくな照明がついてないので夜中に落水したらコーサルのほとりかエリュシオンへ直行です。
出張08

…えぇと、ここは地獄の黙示録のロケ地か何かですか…?いつ何時その辺の泥濘や茂みからカーツ大佐が現れるかと戦々恐々としておりました。

 幸運にも私を生きたまま帰してくれた運転手の名前がどうしても覚えられない&発音できなかったので、ドゥエイン・ダグラス・ジョンソンみたいな風貌から心中ひそかにザ・ロックとかダグとか呼んでました。
 多分、彼は旅の神かWRCの神のどちらか、または両方に魅入られてるか、とり憑つかれているんだと思いますが、とにかく隙があれば速度を上げる御仁でした。
 1日14時間以上を殆ど休憩なしかつ交代なしで運転し続ける超人的な気力体力集中力とどんな悪路もものともせぬ超絶技巧は評価致しますが、片側一車線で未舗装(ぽっかり穴が開いてたり、40cmくらいの深さの水溜りやら溝だらけ)でも油断すると100km/h以上出しており、交通法規?俺がジャッジだ、と某スタローンの声がどこからか聞こえてきそうです。
 クラクションを鳴らすのも大好きで、生まれてきた時は泣くより先にホーンをぶっ叩いてたんじゃなかろうかと。
 彼がその個性をもっとも露にしたのは初日に大雨が降って道(わが国では河川と呼びそうなそれ)が腰まで浸かれる濁流と化していた所へ突っ込んだときの事です。
 お前の国のパジェロを信じろ、あるいはアッラーの思し召しのままに、とでも言いたげな、実に楽しげかつ不敵な笑みをその目尻と口元に浮かべ、同行者達の躊躇も意に介さずそのままズブズブと。
 何とか押し流されたり浸水したりすることなく50mほど進んで危機を脱したときは、某関口氏が催しましたるところのフレンドパークにて血に飢え、熱狂した観衆達が盲目的なまでにパジェロ神(四輪駆動の神、今決めた)の名を叫ぶ理由がやっと分かり、危うく真の信仰に目覚めそうでした…。
 その後も崩壊した道路でトラックが横転しそうになってたり、
出張10
 スタックしたトラックを避けようとした四駆ではない方の随行車がスタックし、リポビタンDのCMばりに皆で押したり引いたり…。
出張09
 木造の橋が崩壊して進めなかったり…。
 一瞬、俺何してんだろ、と”ホワイトカラー”という単語の意味を考えそうになりましたが、かの高名なる考古学者兼冒険家が大活躍する映画のサントラを脳内で垂れ流し状況を楽しむ事に。
 この手の道は車に閉じ込められているとぶんぶん振り回される空き缶の中の小石みたいな気分になりますが、オフロードバイクだとなかなか楽しそうですね…。オンロードの覇者たるSSとは一味違った爽快感がありそうです。
 仕事じゃなかったらちょっとやってみたかったです。バハ1000みたいな感じで。ヒャッハー!と。
いや、待てよ…一昨年まで空調効き過ぎのありふれた事務所で鼻をずるずる言わせながら電卓と帳簿をいじってた人間が何でCall of Dutyやらアンディ・マクナブ先生の作品に出てきそうな素敵極まる人々が跋扈する弱肉強食気味な世界に放り込まれてるんだろう…。
 安西先生…静かな部屋でデスクワークがしたいんです。残業なしで。適性(箸より重いものを持てぬ)ってやつを考量して頂きたいところですね。

 そして、宗教上の理由で酒がほとんど売っていないので数年ぶりに一滴も飲まぬ日が続き、重りを外した某戦闘民族みたいに体が軽くなってたような。
 …帰りの飛行機では一週間燻っていた我が内なるバッコス神が大暴れしてフライトアテンダントの人が思わず大分召されているようですが、大丈夫ですか、と心配そうに声をかける(機内汚しやがったら二度と生きてお国の土は踏ませねぇぞ、このアル中が!!的な意味で)くらい聞こし召してしまったのですっかり元通りです。もちろん他の乗客の皆様の安眠を妨害せぬ様に無言でひたすら血中アルコール濃度を上げながら映画を見るという紳士的(?)な飲み方をしておりました。
 成田で頭痛ェとかぶつぶつ言いながら入国という清清しいまでのお約束っぷりもしっかり押さえておきました。
 遠征の目的は我等が帝国の政策上の機密と言うことで…。

 現地の生活の利便性や質(当然、価値基準や充足度は当事者夫々によりけりですが)と、我々が住むこの昨今は些か振るわぬとはいえ、一応は先進諸国の一角を成す島国の生活水準が如何にかけ離れているか、そしてその格差を生み出すものが何であるかを垣間見た気がします。
 そして己がその一種残酷なシステムの片棒を担いでいる事を改めて痛感致しました。
 とはいえ、そういった認識をもとに何をするわけでもなく今後も利己的な生活を送っていくのでしょう…。

 何しろ早速、”頑張った自分へのご褒美(笑)”だとか抜かして免税店で入手したラフロイグを飲んでる様な輩ですから…。
出張11
 またそれか…。

 帰国して翌日出社…は色々荒みそうなので、断固として代休を要求するつもりです。
 駄目だったら帝政末期の軍団兵みたいに反乱を起こします。
 報告書(まだ出来てない)の事を考えていたら頭が痛くなってきました。いやこれは酒のせいですか…?

 随所に思わず目を奪われるような美しい光景もありましたが、シャッターチャンスを逃しまくっておりました。
 大抵そういう場面に直面したときはそれどころではなかったので…。
 とりあえず次はもうちょっとぬるい初心者向けの出張先でお願いします。いや、むしろ出張無しの方向で。
 引き篭もって絵でも描いていたいのであります。 

・本

「古代ローマ人の24時間」
という本がなかなか面白いです。
イタリアの歴史番組の製作者がその経験を通して得た資料や情報を下にトラヤヌス帝時代のローマの暮らしを1日という区分によって明らかにしていく書籍です。貴族や上流階級の暮らしだけでなく、一般市民や奴隷などの文化、社会にも触れており実に読み応えのある本となっております。

・絵

 と言うわけで、前回はゼノビア様だったので工事の進捗状況を確認するアウレリアヌス帝と彼が築いた帝都ローマの護りたるアウレリアヌス城壁、そしてその近衛軍団を描いております。
アウレリアヌス帝と近衛軍団、アウレリアヌスの城壁
 3世紀後半の装備が如何様のものだったかまだはっきりと理解できておらぬので、少し離れておりますがセプティミウス・セヴェルス帝治世下のプラエトリアニを参考にしました。
 いつ出来るかさっぱり見当もつきませんが軍団兵魂でやっていこうと思います。


 割と疲れましたが思ってたほどではないので今週も悪魔的なまでに抜け目無くやり過ごそうかと思います。
 幾らか進捗がありましたらまたお会いしましょう。
 ローマ軍団兵諸君がソル・インウィクトゥス(不敗の太陽神)と共にあらん事を!

財産は、賢者にあっては奴隷の地位にあるが、

財産は、賢者にあっては奴隷の地位にあるが、愚者にあっては支配者の地位にある。
――セネカ


 あけましておめでとう御座います。毎年一体全体何がめでたいのかさっぱり実感が無いような気もしますが、また一年飲んで喰って生き延びたという事がめでたい(おめでたいのはお前のおつむだぜ!的な意味で)と言う事で。
 一年最初の標題がそれか、という感じですが、切なる願い、と言うことで。資本に使役されるのではなく、使役する者でありたいものよのう、という到底叶わなそうな祈りと共に。初っ端からいきなり生臭いな…。

 日記ならぬ週の覚書を読み返してみたらブツブツと愚痴や文句を垂れてる割に、おおむね己の欲望の赴くままに過ごしている事が分かりました。今年はもっとやりたい放題で行きたい所ですがそうはいかないんでしょうな。可能な限りそうあれかし、と言うところです。アウレリウス帝が聞いたら呆れ果ててそうですが。

 年末は新潟県などに出没し、雪上を駆け巡っておりました。二年ぶりで最初は勘が取り戻せず、何ともいえぬ違和感を覚えておりましたが、次第にかつての感覚を取り戻し疾風と化す事が出来、大変結構で御座いました。機械に頼らず人の身にてあの速度が体感できるのは速度を愛するものとしてなかなかにグッと来ます。何してんだか…。
苗場01
最初は吹雪いておりました、が吶喊。
苗場02
曇っていてもなかなかの景色です。
苗場03
苗場プリンス正面ゲレンデ、緩いですがそれなりに楽しめます。高速リフトで膝がバターになるまでグルグル。
苗場04
立入り禁止と書かれると入りたくなる様な…。ダメ絶対。
苗場05
最終日は晴れており、雪がダレる前にもりもり滑りました。

 年始・正月は頼んでもいないのに大変御親切にも送られてきた年賀状を前に、フランシスコ・デ・ケベード・イ・ビジェガス様ばりに流麗な文句と悪態(紙資源、配達に要する石油資源と人件費と労働力と何よりも我が愉悦に満ちた至高の休息の時間の障害にして浪費、云々)などを垂れながら律儀にお返事を書き、その後は久しぶりに日本酒を投与しながらラストエグザイルのDVD(amazonにて中古で数百円になっておりました)をだらだら見るという何処に出しても恥ずかしくない駄目な社会人っぷりを発揮しておりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。


・絵

うさぎ年だとか正月だとか、を顧みず、新年早々まったく季節感の無い絵ですが、とりあえず前回貼ったもの塗ったので。

ゼノビア、パルミラ王国軍

以下pixivより

261年”最も傑出した敬虔なる女王”

 如何なる国にも、如何なる都市にも輝ける時代がある。我がパルミラもその例外ではない。
 かの時代、オダナエトゥス様とゼノビア様が轡を並べ、その敵を討ち滅ぼせし栄光に満ちた時代。永劫にも等しきローマの歴史に比ぶれば、如何にささやかな時であろうと、その結果が如何に儚きものであろうと誰がその眩さを覆す事が出来よう。
 歴史は勝者が記せど、我等が打ち立てし不滅の栄誉は、水に穿たれる事無く、風に梳らるる事無く、地に人が満つる限り永久に語り継がれるであろう。これよりその顛末を語らん…
――パルミラ年代記、三巻第四章25節

――そんな書物があるか知りませんが。3世紀後半、皇帝の暗殺に内乱が重なりローマ帝国が混沌の渦に落ちていた頃、シリアの通商都市パルミラはペルシアとローマの最前線にありました。その危機的情勢下で帝国東部の防衛に尽力し、ガリエヌス帝の信頼を得たパルミラのセプティミウス・オダエナトゥスは東方属州全域の司令官に任命されました。そして彼の妻こそが、かのギボンがオリエント屈指の女傑と評したゼノビアでした。ゼノビアはその美貌で名高いばかりか、哲学者ロンギヌスに師事し、ラテン語・ギリシア語を筆頭に地中海世界の数ヶ国語に精通し、哲学、歴史などの教養も備えたまさに才色兼備の体現者でした。ゼノビアはオダナエトゥスによる僭称帝討伐やペルシア攻撃にも参戦し、その知識や知恵によって夫を補佐しただけでなく、弓馬を操り、軍装で兵士達を指揮し、ときに鼓舞したのだとか。267年にオダエナトゥスが暗殺された後は息子を後継者に据え、268年にガリエヌス帝が暗殺され、帝国がさらなる混乱に陥ると、とうとう彼女の野望が明らかとなりました。ゼノビアは東方防衛を名目にカッパドキア、エジプト方面を次々に征服し、パルミラは名実ともに王国となったのです。しかし栄華は久しからず、272年、ローマ皇帝アウレリアヌスが親征に立ち上がり、降伏勧告を退けたパルミラに迫りました。ゼノビアは自ら陣頭に立ち徹底抗戦の構えを見せるも、のちに三分した帝国を統一した事で元老院から”世界の修復者”の称号を受けたアウレリアヌス帝の相手は荷が重く敗戦を重ね捕縛、地位と権限を剥奪されローマへ連行。以後はそれなりに豊かな隠遁生活を送ったそうです。なかなかしぶとい。
――次回、ローマ帝国興亡記、第274話”世界の修復者”帝国の歴史がまた1ページ。

以上

 重装騎兵が着込んでいる甲冑がいかにもオリエント風なのが渋いですね。それと、やる気が感じられない瞳が何ともいえぬ重装らくだは描いてて某ナウシカのトリウマの重装騎兵に似てるな、と思っていたらpixivで素晴らしい突込みが。
 弱体化しつつあるとはいえ、いまだ強大なローマ帝国に挑んだ女王の動機が非常に気になるところですが、もっとちゃんと資料を調べて読めば書いてあるのでしょうかね。もはや帝国が頼りにならぬと踏んで独立独歩でやっていこうと決意したか、周辺国家に翻弄される辺境都市から大国へ生まれ変わることを決意し、野望や野心が疼いたのか実に気になるところです。
 とか何とか色々書いておりますがカタフラクトが描けたので大体満足です。

・今週から来週にかけて

 前回も申しました通り、ちょろっと遠出する事になったのでしばらく不在となります。
 宗教的な理由で酒が禁じられている地域で生きていけるのか、とか異邦人向けの販売はあるだろう、とか他にもっと気にすべきことが沢山あるだろうに、と言う事を気にしておりますが無慈悲な資本主義国家の尖兵として頑張ったり頑張らなかったりする所存でありますので、幸運にも生還しましたら再びいつもの調子でやっていこうかと。 


 そんな訳で今年も時間が許す限り、今までと何一つ変わらぬ具合で進行するつもりです。
 パルミラ軍を描いたので、次はまたローマに戻りますかね…。
 また何ぞ脳から漏れでたらお会いしましょう。
 本年が軍団兵諸君にとり、素晴らしき年とならん事を。常に神々の助力があらんことを。
 そして兄弟諸君に力と名誉を!!
軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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