そなたは逃げるタタール人を追った先に大いなる恐怖が待ち受けると知らねばならない


そなたは逃げるタタール人を追った先に大いなる恐怖が待ち受けると知らねばならない。
なぜなら奴らは逃げながら背後に矢を放ち、人馬を殺傷するのだ。そして戦うときには
いきなり集結して一群となる――サー・ジョン・マンデヴィル


 寝るときにあまりの蒸し暑さに冷房をつけっ放しにしておいたら翌日鼻水が止まらず、代替策として窓を開けて風通りを良くしてみたら、なかなか涼しく……やっぱり鼻風邪ひいてるという……おぉ主よ、どうせよと。天から酒をやめてさっさと寝ろという声が聞こえてきたような気もしますが燃料を断つわけにはいかぬので勘弁してください。かくの如くに”夏風邪は馬鹿がひく”を体現している昨今、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。



・絵

 なかなか時間がかかりましたが一応出来たということで。この辺にしときます。

1223年5月31日カルカ河畔の戦い

以下pixivより

 1223年5月31日"タルタロスの使者"

 何故、偽装退却などに誘い込まれてしまうのか、だと?その場にいた者にしか分かるまい。あるいはレグニツァを生き延びた者ならばこう言うだろう。
 ”矢は天を覆い、投槍は雨霰と降り注ぎ、神出鬼没の軽騎兵が不気味なまでに精密な連携で背面に側面に隙を窺う。一体誰が冷静に堪える事など出来ようか”と。
 我々が突撃するやナカラ鼓手と忌わしき白と黒の旗が動き始め、湖の様に静寂を保っていた彼らの重騎兵が雄叫びを上げ、勝敗は決した。いや、戦いは始まる前に決していた。罠が巧妙に仕掛けられ、それが成ったに過ぎない。我々は”戦い”を挑み、彼らは”狩猟”を行ったのだ。そう、今思えば、あれは戦場ではなく緻密に設計された広大な”狩猟場”だった。
 ――「ヴェネツィア商人ドメニコ・ヅィアニ著、ルーシ見聞録よりロシア人老戦士の回想」

 ――ばっちり捏造ですが。僅か百年で人類史上空前の領土を得るに至ったモンゴル軍を。あと、現代人に不足しがちな中世ロシア分補充。驚異的な視力や常識外れの行軍距離と速度が実証する桁外れの耐久力など各員の超人的な能力もさることながら、高度に組織された集団としてのモンゴル軍は極めて興味深い存在です。同時代の他勢力の追随を許さぬ高度な戦術、そして攻城技術など自らの弱点を即座に克服する柔軟さ、調べれば調べるほど深みに嵌っていく気がします。ただ…絶対に対峙したくないですね。川が凍って連絡線の確保が容易だから冬のロシアを攻めるとか…。でもAOCではマングダイ&ハサーのラッシュばかり使ってました。嗚呼、私はあのゲームで道を踏み外したのか。いや、元々ですか。

以上 

 小学生の頃、歴史の教科書に載っていた地図で初めてモンゴル帝国の版図を知った私の胸中はまさに驚愕の一言で埋め尽くされておりました。ユーラシア大陸ほとんど全部ってどういう事よ、と。

 全盛期のモンゴル軍伝説

・頑強に抵抗し、なかなか降伏しないとどれほど栄華を誇った都も草木一本生えぬ廃墟と化す。
・遊牧民族故に苦手と思われた攻城戦術も技術者ごと征服地から掻っ攫って解決。
・河が凍って渡るのが楽だからという合理的ではあるが狂気じみた理由で冬のロシアに攻め込む。勝利。
・偽装退却はわざと隊列を乱す演技すら織り込む凝りようで気付いた時には包囲されている。
・頑強な抵抗を避ける為に包囲は故意に一部欠けており、そこから背を向けて逃げ出す敵を楽々と狩る事が可能。
・食料がない時は馬の首を浅く傷つけ、血を舐めてしのぐ。
・大陸規模での多方面作戦も当り前、世界有数の都市が同時に陥落。(ポーランドと高麗への同時攻撃、1235年のクリルタイにて採択)
・3歳で乗馬の訓練が始まり、4歳から弓の訓練が始まる。成人する頃には世界最強の弓騎兵に…。
・生活は馬上で終始する。時間が無いときは馬の背で寝る。鞍の下には携帯食料の干し肉などが挟まってる。
・軍団は食事休憩なしで210kmを2日で行軍、スブタイは雪中を3日で290km踏破。(当時、西欧の歩兵の行軍は一日20km)
・優れた視力により6km以上先で隠れようとする人間を識別。空気が澄んでいれば29km先の人と動物を見分けられる。

 およそ信じがたい事ばかりですが、全くの嘘ではないあたりが恐ろしいですね。

 モンゴル軍の組織は十進法によって構成され極めて単純ながら効率的な編成が成されていました。最小構成単位は十人の十戸隊(アルバン)、それが十個で百戸隊(ジャグン)、次が千戸隊(ミンガン)、そして万戸隊(トゥメン)が一万人から成る部隊となり、2~3個のトゥメンでモンゴルの軍団は編成されていたそうです。マルコポーロによればその指揮系統と権限は極めて明瞭簡潔であり、どの階級の指揮官も10人以上の人間に指示する必要がなかったのだとか。
 その組織形態もさることながら、モンゴル軍を強大なものとした要素のひとつとして極めて優秀な斥候があげられます。常に本隊から100km以上先行し、前方、側面、背後を偵察していた彼ら斥候隊の働きにより、モンゴル軍が奇襲を受けるということはほとんどありませんでした。当時の標準的な軍隊の行軍距離が20km/日だとすると情報さえ掴んでいれば、モンゴル軍は常に数日敵に先んじて動くことが出来たことになります。その驚異的な速度と相まって有利な戦場や配置、戦端を開く時間すら思うが侭に選択、調整できる事になります。同様の技術を持たない国がこんな軍隊と戦うのは戦闘開始以前に、相当に不利な状況を背負わされているに等しいと言えましょう。予知能力を持ってる相手とカードゲームをしたり、殴り合いをしたりするようなものです。そういった周到な偵察の結果得た交通、気象、そして兵站に関する情報、戦闘予定区域の情報をもとにモンゴル軍は行動し、戦場を選びまた戦端を開いたのです。
 戦いが始まるとモンゴル軍は彼らが全世界でその有効性を実証した標準的な戦闘教義に従い、鎧もつけず弓や投げ槍を帯びた軽騎兵によって敵に攻撃を仕掛けました。彼ら先鋒は敵が逃げるなら追い、頑強に抵抗して反撃に出たならば引き潮のように”退却”するように見せかけたのです。それら退却は偽装ながら徹底しており、まるで敗走するかのようにわざと隊列を乱して行われたのだとか。逃げる軽騎兵を敵が追い始めたなら、モンゴル軍の狩は成功したも同然でした。追撃はしばしば隊列の混乱と分散を招き、その瞬間を見切ることにかけては世界に追随する者のいないモンゴルの指揮官達により軍旗、あるいはランタン、そしてナカラ鼓手の連打によって予備部隊が投入されました。予備部隊はしばしば重騎兵で構成されており、その装備は槍、剣、鈍器、そして騎手のみならず馬も鎧を纏った精鋭騎兵達でした。勝利したと思っているところへ突如喚声を上げて突入するモンゴルの重騎兵、勝敗はその瞬間確定し、今度はモンゴル軍による情け容赦の無い追撃戦が始まり、ときにそれは500km近くに及ぶこともありました。

 何というか、貴族同士正々堂々の一騎打ちとか、重騎兵の突撃が戦場の華とか、思ってる人たちがこんなのとぶつかったらそりゃ勝てるわけないですね・・・。とりあえずモンゴル軍が近くに来たら逃げまくるか、戦う前に恭順の意を示すことをお勧めします。



 今週、来週と出張せねばならぬそうで、さらに9月はミンダナオとかスラウェシあたりに飛ばねばならぬとかいう噂もちらほらと…。いやシュリーヴィジャヤ王国とかマジャパヒト王国とかも楽しそうですけど。え、もう無いんですか?
 さて、借りてきた第9地区でも見て、寝床に泥のように沈むことにします。次は何時になるか分かりませんが、また何やら描けたらお会いしましょう。
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平和より戦争を選ぶほど無分別な人間がどこにおりましょう

平和より戦争を選ぶほど無分別な人間がどこにおりましょう
平和の時には子が父を葬る。
戦となれば父が子を葬らねばならぬのだ。

ヘロドトス ”歴史”第一巻

…問題は些事にあらず、熟考を要する…また戦いの予測が如何に狂うものであるかを開戦に先立ち考量すべきである。戦争が長引けば、多くのことが偶然の結果になりやすく、その偶然に対し双方とも同程度に無力であり、その成り行きは不明のまま危険を冒すことになる。人間は戦争に突入するとき、最後の手段とすべき戦闘行動を最初に始めてしまうものである。そして既に災害を受けてしまってから、討議を開始する。…諸君に語りかけよう。我々双方にとって最良の意見をなお自由に選択できる間は、休戦条約を破棄せず、紛争は協定に従って裁判で解決すべきだと。

トゥキディデス ”歴史”第一巻 ペロポネソス戦争前夜、アテナイ人がスパルタで行った演説


 久しぶりにテレビを見てたら季節柄か、戦争関連の番組が多く組まれていたようで。ただ、どれもこれも一様に悲惨だ、とかもう二度と繰り返してはならない、とか小学生みたいなテーマと結論しか導き出すことが出来ていない様に見受けられたのが残念でした。
 それら所感はよほどの狂人でなければ、当然感ずるであろうものですが、同時に出発点であり、仮にそれがテーマであり結論であるならば、それは何千年も前の人間から我々が何らの進歩もしていない事を自ら証明する事にほかならない様に思えます。何しろ戦いの悲劇と醜悪さを歌う詩や文章は紀元前より存在していたのですから。
 何故、戦いは起こるのか、戦いを止めるのならば代替的手段は何が考えられるのか、といった根源的な疑問は取り上げられないものなんでしょうかね。犠牲者達の悲劇に思いを馳せ、追悼の意を示すのは当然として、そこからもう一歩先へ踏み込むことこそが”歴史”という尊い犠牲と労力の結果、蓄積された知識を、眩く輝く黄金と血反吐の混淆した遺産を、参照する事が許された生者たる現代人のすべきことなのではなかろうかと。
 つまり、現代世界のパワーバランスや紛争の原因、対立や協調の政治的な構造、それらを形成しているものが何であるかをつまびらかにすることこそが肝要なのでは、と思った次第です。
 ただ、近現代も中世も古代もその前であろうと闘争の根源は資源、資本、思想、主義、宗教などであり、一種のドラマとして人々の主観に訴えやすい感傷や感情とは一歩離れた場所にあったのだ、などと延々説明するのは番組的にはあまり面白くないのかもしれませんね。一時間や二時間で語り尽くすのは難しそうですし。でもせめて20世紀の戦争を取り上げるなら、ブロック経済とか列強の帝国主義政策とかヴェルサイユ体制といった当時の世界情勢の基礎というか下地から説明するのも必要なんじゃ…。 

 とか何とか、あたかも人並みに物を考えているかの様なアピールをしておきながら、私の揮発脳内部は今日も喚声と怒号と蹄の轟きに満ち満ちていたのでした。

・渇望と処理

 唐突に矢絣文様を見たくなって辛抱できなくなるという大変気の毒な発作が発生したので彼の地に行って来ました。この蒸し暑い季節にそんなものを見られるのはそこしかあるまいて、と。

 で、レストラン馬車道に。暑い中エンジンの熱で死にそうになりながら、わざわざ10km以上離れた店まで行くあたりが根治不能の症状をこれ以上なく証明してますね。”衝動を充足させる為ならば千里の道も厭わぬ”的な。一方その頃の有明ではきっとそれどころじゃない地獄が展開してたんでしょうが…。
 やはり矢絣の着物と袴とブーツと着こなしがビシっと決まった店員さんがいると実にグッと来ます。もちろん店では紳士らしく大人しくしてました。紙幣に火をつけて”ほうら明るくなっただろう”とか言ったりはしません。
 ただ、イタリアンじゃなくて牛鍋とかだともっといいと思います。そして文明開花っぷりを堪能し食事をするなら舶来の酒だろう、と一瞬素で頼みそうになりましたが、嗚呼自分二輪で来てたんだな、とかろうじて思い出し、ノンアルコールビールとやらを。従来の微量ながらアルコールが入っているものではなく、アルコール0.00%というやつがあったのでそれで。せめて気分だけでも、と。
 結論から言うと私のような類の方々にはお勧めできません。確かにビールっぽい雰囲気は出てますが、画竜点睛を欠くというかなんというか、何か決定的に足らぬものがあります。おとなしくさっさと帰って本物を飲むことをお勧めします。
 
 しかし、家に帰り着き冷たいシャワーを浴びたのちに喉を通るビールの素晴らしさと来たらないですね。ちょっと暑くても外をうろついた甲斐がありました。とか言ってるうちにコストパフォーマンスに優れる芋焼酎に流れ込んでるわけですが…。


・絵

 ノロノロとながらも一応進んでおります。

カルカ河畔の戦い、線

 塗るのがまたアレな感じですが、1年の大半が冬という鬼の様な環境で鍛え上げられたモンゴルの戦士的にはその程度のことで怯む訳にはいかないので頑張っていこうかと。


・暇つぶし

 キャットシットワン来てた…。ベトナムじゃないんですね。残虐?なシーンもあるのでご注意を。
http://www.youtube.com/watch?v=kw_oWwuhPYk&feature=player_embedded#!
 後姿や尻尾と耳が良いですね。あとサイドアームの選択とか、容赦の無さも。やはりウサギになってもUSAの人は45口径じゃないと安心できないんですね・・。米西戦争の亡霊恐るべし。耳とヘッドセットの位置に突っ込むのは野暮って奴ですか。
 二人の淀みない動きとハインド見てたら原作とかギャズハンターの本をまた読みたくなってきました。


 では、今回はこの辺で。
 この”平和らしきもの”が人類史上最も永きものにならんことを祈りつつ。

もし、おまえたちが罪人でなければ、神は余をおまえたちの頭上に差し向けないだろう



もし、お前達が罪人でなければ、神は余をお前達の頭上に差し向けないだろう
                        降伏したブハラの全市民に対して―――チンギス・ハーン


 相変わらず暑い日が続きますね。
土日は酒を飲んでは昼過ぎに起きてまた酒をのむという、どこかの妖怪みたいな過ごし方をしてました。一日の食事が特売だったミートソースの缶詰と一握りのパスタ一食で、あとは液体補給という経済的なんだか浪費してるんだか良く分からない生活っぷりです。確実に時間は浪費してますが。酩酊恐るべし。
 

・絵

 夏だ! 海(以下略。
 そんなわけで私にもどんな訳か皆目見当もつきませんが、遊牧民族分&ロシア分補充ということでカルカ河畔の戦いを。イェケ・モンゴル・ウルスが誇る八将、四駿四狗の四狗が二人、ジュベとスブタイに率いられし無敵のモンゴル軍団、とその敵手キエフ・ルーシの騎兵を描いております。
 俗に言うパルティアンショットを喰らわそうと弓を引き絞る軽騎兵、白黒の軍旗の命令一下、混乱する敵戦列に突入する重騎兵の方々を。
 つまりはモンゴルの軍事行動において、これ抜きに語れぬとも言える”トゥルーマ”こと標準急襲が成ったその瞬間を再現中です。
カルカ河畔の戦い

 こんな感じでいいのでしょうか。日本語だと”カルカ河畔の戦い”でググっても97件しか出て来ないので資料不足もいいところですが妄想でカバーします。おとなしくレグニツァの戦いにしとくべきだったか・・・。

 また時間がかかりそうですが、途中で屈したりしようものならオトラルの人みたいなめに遭いそうなので頑張ろうかと。

 BBC(またか)のモンゴル帝国番組
http://www.youtube.com/watch?v=SZmx7eb6ldA

 作業用BGM(動画は遊牧民族なだけに狩の餌食が食ったり食われたりするので苦手な人は注意)
http://www.youtube.com/watch?v=Re644qgnCtw

 
 それでは今回はこの辺で。
 ナカラ鼓手の連打に従って突撃!死なば土くれに帰すだけよ、とか言いながら。
 

ヒトラーが地獄を攻めるのなら、私は下院で地獄の悪魔すら好評する

 物凄く、暑いです。革ジャケット着てフルフェイスメット被ってエンジンの熱を浴びていたら意識が朦朧と。走ってれば風の冷却効果でまだましなのですが、信号や渋滞などで止まるともう地獄のような事に。で、海に行ってきたのですが水に浸かった時、自分の体から蒸気が出てるような錯覚が…。その後はちょっとクロールするとくたびれるあたりに体力の著しい低下を痛感したり、500mlペットボトルのスポーツドリンクを乾いた雑巾みたいに吸い込んだり…。在りし日の鎖帷子着て大兜被ってサーコート着てた連中は”どうかしてる”という事を実感しました。特に水源を絶たれた場所で攻撃を受けるとか…あってはならぬミスです。
 
 アンティオキア公国末期の政策を見てたら、タイトルのチャーチルの下院演説を思い出しました。相手がタルタロスの使者の人達なだけに。異教徒に屈しないためならモンゴルとも手を結ぶだなんて、何だかシミュレーションゲームの外交みたいですが、情勢的に強きに従うのはしょうがなかったのでしょう。後世からすれば興味深いことこの上ない情勢も当時の人は頭を抱えたことでしょう。おいおい、一体どいつの味方になればいいんだ…と。
 建国の経緯からして食えない感じですが、その滅びっぷりもまた実に味のある具合で。そういう国や情勢を舞台にした小説やら何やらを読んだり見たりしてみたいものです。などと思いながら今回の絵を描いておりました。

・絵

アンティオキア公国


 文字無しも貼ろうかと思いましたが、何度アップロードしようとしてもエラーとなるので調子が戻ったら貼ります。

8/3追加 文字無し
アンティオキア公国 文字なし


以下pixivより

大義の残照

騎士「お嬢様、こう度々遠出なされては……拐かされた婦女子が如何な憂き目に遭うか分からぬ年でもありますまい。異教徒の奴隷商人が手薬煉引いて待っておりますぞ」
姫様「ふむ、異教徒とな。その奴隷を黒海沿岸から供給しておるのは一体どこの誰であろうな。我が知らぬとでも?」
騎「ぬぅ、どこでそのような事情を」
姫「この間会うたジェノヴァ人が得意気に申しておったわ。いつまでも子供扱いするでない」
騎「こう言っては何ですが我らは要地と城塞近辺に領土を保持しているに過ぎぬのです。どうか殿の為にも御自重下さい」
姫「鈍感な奴め……いや、城は退屈なのだ。そなたも我の御伴で手当てが出るのなら文句はあるまい。それとも騎士たる身にありながら恐れておるのか」
騎「まさか、ギリシア産の葡萄酒が手に入るのなら死地に飛び込むも吝かではありませんよ」
姫「ふん、まさに”騎士の鑑”だな。ところでこの様な兜で昼の暑さに耐えられるものなのか?」
騎「コツがあるのです」
姫「どの様な?」騎「なるべく被らない!」

――次回、ウトラメール戦記第5話「フレグ・ウルス、東方より来たりし者」来週も貴卿に主の加護があらんことを!――

 という感じの胡散臭いがそこそこ腕の立つ騎士と怖いもの知らずな姫様が力を合わせ、滅び行く十字軍国家と血塗れの13世紀を狡猾に逞しく生き抜く冒険譚を見たいのですが、どっかにそういうの転がってないですか。
 OPはhttp://www.youtube.com/watch?v=U6U67PojsII&feature=related
 EDテーマはhttp://www.youtube.com/watch?v=yDRoL7ziDP4&feature=relatedで。

 以上

 姫様は傍系とはいえアンティオキア公の系譜に連なる由緒正しい名家のお嬢様ですが、そのNo Fear極まる性格ゆえにただでさえ差し迫った対外情勢に気苦労の絶えぬ当主の心労を増加させているという困った人物という事で。
 右の良からぬ事ばかり考えてそうな騎士はルノー・ド・シャティヨンのご落胤の子孫で、彼が腰に差してるウォーピック(キングダムオブへブンの序盤で物凄い使い手が…)はハッティンの戦いで戦死した祖父の愛用品で代々受け継がれている、という設定でお願いします。剣の腕よりも鈍器の扱いに長けており、あだ名は”キツツキ”とかそんな感じで。由来は対峙した敵手はすべからく兜に大穴を空けられて屠られて来たためでしょう、多分。

 そんな妄想を垂れ流すのはいつも通り、いや暑さのせいです。断じて元からじゃないです。本当です。
 ↑棒読みで。


 それでは今回はこの辺で。次は何を描くか、また暑苦しいのを描くんじゃなかろうかと思います。再び何らかを物する事が出来たならお会いしましょう。

 
 
軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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