真実は勝利する

 
 真実は勝利する
”VERITAS VINCIT”
 今はチェコの標語になってるそうです。先週の記事の題名同様ヤン・フスが処刑前に口にしたそうで。

「罪を認めるならば火刑は退けても良い」と言われ
 頷かなければ生きたまま焼かれることが明白な状況で
「結構だ、私は大罪を犯してはいない」
 と答え、なおかつVERITAS VINCITが出てくるなんて格好良すぎるにもほどがあります。

 快川紹喜もティック・クアン・ドックも己の意志を貫いて壮絶な最後を遂げてますが、本人の生き様だけでなくその原動力となった確固たる信仰や思想にもそういった類のものを持たぬ私は圧倒されるばかりです。そういう揺るがぬものがある人が羨ましくもあり恐ろしくもあり。ただ、現代人が安易にそういうのを求めるとあっという間に悪徳商法とかカルトの餌食になりそうですね。

・久しぶりにニュースを見て

 首相閣下! 閣下の類まれなる自虐的諧謔の才能は既に市民達も十二分知るところでございます。暗き世に一抹の笑いを、とのその慈悲深きお心たるや古今の指導者に比肩しうる者はおりますまい。なれど、どうか、どうか何卒そのようなお戯れはこの辺りにして政に専心してくださいませ。

「理念なき政治」「労働なき富」…。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010012900603&rel=j&g=pol
 ご覧になっていない方は新聞やらニュースのページにある施政方針演説の「ガンジーが示した七つの社会的大罪」のくだりをお読み下さい。もれなくギリシア彫刻ばりに割れた腹筋を手にすることが出来るんじゃないかと。
 叶うならば閣下には偉大なるガンジー師が残されたもう一つの言葉も思い起こしていただきたいところですね。

”なにかを信じておきながら、それに生きない――それは不誠実というものだ”

 いや、大笑いしたいところですが笑えないですね…。

・埋めえぬ意識の溝

 地震で困難に直面したハイチに千羽鶴を送ると言う話を聞いて、スターリングラードだったか極寒の東部戦線でドイツの前線部隊が受領した補給品の話を思い出しました。兵士たちは何よりも飯と燃料と弾薬と防寒具を欲しているのに木箱を開けたら勲章と凍って瓶の割れたガラスまみれのシャーベット状ワインがたくさん入っていたと言う奴を。財源の無い小さな子供が善意でやるのかな、と思ったら…違うようで。壊滅したインフラ、山積みの瓦礫から立ち上る腐敗臭、輸送と配給が混乱し欠乏する食料と医薬品に日用品、治安の悪化、そんな状況に世界でも裕福なことで知られる国から紙の装飾品がどっさり。
 何もしないよりはマシか、いや、うーん…。いずれにせよ伝え聞く脆弱な輸送容量を考慮すると時期早尚なのではなかろうかと。とりあえずマーチン・ファン・クレフェルトによる名著「補給戦」をご一読頂きたいところです。
 そういや、アメリカも中東付近でマッチポンプしてないでこういう時こそ大挙して支援すれば良いのに、百年前も債権回収のために海兵隊が上陸したじゃないか、頑張れマリンコー!などと脊髄反射的に皮肉を言おうかと思ってたらもうとっくに一万五千人以上が派遣されてたんですね。テレビもネットも新聞もこんなに発達しているのにこの世情への疎さ…もう少し現代にも関心を持たないといけないですね。

・何も終わっちゃいないんだ! 何も…。

 歓送迎会にて開始早々お偉い人から”君、一つ景気づけに明るい歌でも歌いたまえ”的なご指示を賜ったので、むずむずと反抗心が疼き、我が脳内ベンチ陣が”一発かましたれ!ヘイヘイヘイ! ”と叫ぶに及びダン・ヒルの「It's a long road」を情感たっぷりに熱唱するという我ながら最高に鬱陶しい嫌がらせを…してやろうかと思ったら曲目に入ってない…。クソッ、ベトナムじゃみんなが助け合っていたのに!ここじゃ駐車場の案内係も(以下略。
 しょうがないので中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」を歌い、会場を早くもエンディングくさい雰囲気に突き落としてやりました。なんて迷惑な奴…。ランボーの一作目は名作なのになぁ…。

・映画

 そろそろ空いてるんじゃないかと思い「アバター」を見てきました。映像や演出はスターウォーズや昨今のゲームを彷彿とさせるものの非常に綺麗です。3Dの映画だと聞いていたのですが映画館によって違うらしく自分の入った所は普通の奴でした。
 立体的に浮き上がるのは見たことがないのでどんなものか分かりませんが古代地中海世界を再現して欲しいなぁ、と。ロードス島の巨像の下をガレー船で潜ったり、ローマ市街・スブッラの小汚い街路をさまよったり、ローマ軍戦列の前から2列目くらいでペルシア人とかサルマタイ騎兵の突撃に備えたり、見てみたい…。
 さて、今回の作品は宇宙海兵隊という設定が既にグッと来るのであとはもうどうでもいい…従軍牧師に五分間だ!
いや、すみません、ストーリーの大筋は既にあちこちで書かれているように異文明、異文化との邂逅と衝突、そして理解といったダンス・ウィズ・ウルブスの様な王道です。観客がそうなるよう綿密に計算しているのでしょうが時間経過とともに青い人々の見た目に慣れていくのが見事でした。
 飛竜は気持ちが良さそうです。あとは大佐の語彙がハートマン軍曹みたいだったら完璧だったのに、上級士官だから少し控えたのか。そんな感想でいいのか。良いか。3時間弱の上映時間も忘れさせる作品です。お暇な方は是非。

・絵

先週貼った奴はこのような具合となりました。

フス派・ターボル派

 以下pixivより

 1420年7月14日”汝ら、神の戦士たれ”

 ヤン・ジシュカ「目を閉じるな、常に有効射程と射撃間隔を意識しろ。そうすれば連中はお前達に指一本触れることなくあの世まで吹き飛んでいくだろう」
 ――1415年7月6日、聖職や免罪符の売買に手を染める教会の腐敗を批判したプロテスタントの先駆者ヤン・フスが異端として火刑に処された。だがそれが彼の思想に共鳴する者達をより激しく燃え立たせた。やがてフス派と呼ばれる彼らは教皇庁そして全欧州と真っ向から対立した。
 当初、地元貴族と農民の寄せ集め、と侮られていたフス派はその予想に反し連戦連勝を誇る。宗教的熱狂と団結、利害の一致、そして何より彼らを率いる歴戦の傭兵ヤン・ジシュカが教皇と神聖ローマ帝国皇帝ジギスムントの繰り出す数度の異端撲滅十字軍を退け続けたのだ。
 彼は数倍する敵と騎馬突撃に対抗せねばならぬ農民に新戦術と革新的な兵器を授けた。それは馬車による防御陣と携帯火器の集中運用、使い慣れた農具を改良した武器の数々だった。のちに隻眼の将軍は残された片目すら失明したが戦場に留まり、部下の報告を元に指揮をとりその死まで勝利を重ね続けた。
 名将を失ってなおフス派は衰えることなく、彼らの敵は1436年のフス戦争終結まで讃美歌「汝ら神の戦士たれ」と共に進撃するジシュカの後継者に怯えることとなった。
 ――失明後も地形や布陣、戦況を伝聞だけで正確に掴み適確な指示を与え続けたってのは凄まじいですね。BGMはドヴォルザークの序曲「フス教徒」かスメタナの交響詩「ターボル」で。でかでかと聖杯の軍旗を描いてしまいましたが制定は戦勝後だったそうで。歌え!そして進め!

 以上

 貼ってからおかしいところを発見したので少し修正しました。pixivの方はそのままです。騙し絵みたいになってました。アンケート機能を試しに使ってみたら皆さん結構鈍器が好きなことが判明。なんて恐ろしい人達なんだ(自分を棚に上げつつ)。


 ヴィトコフの動画を発見。野戦築城してる様な…あれ?

 -フス派つれづれ-

 神の前の平等を主張するウィクリフの考えに同調する人々、秩序と権威を守るためにそれを異端とする教会勢力
そこに現れたのがチェコのヤン・フスでした。彼はウィクリフの主張をチェコ語に訳し人々にその教えを説き、同時に腐敗の極みにある教会を批判しました。当然、教会はフスを危険視します。教会の召還を受けたフスは尋問の結果1415年7月、火刑に処されました。
 一方チェコではフス派とカトリックが対立し国王が任命した市参事員が窓から投げ落とされる事件が発生。プラハはフス派により掌握されてしまいます。国王は事件に衝撃を受け憤死し、ここで神聖ローマ帝国皇帝ジギスムントがその腰を上げました。

 1420年1月、教皇マルティヌス5世による十字軍勅書が発令され異端撲滅十字軍が結成、各国諸侯の軍勢がフス派撲滅のために集結したのです。これは当時の欧州世界ほぼ全てを敵に回したに等しい状況でした。
 そして1420年7月プラハ郊外で欧州を震撼させる戦いが勃発しました。プラハに迫る異端撲滅十字軍、篭城せず城壁前に布陣したフス派。十倍する軍勢を擁した十字軍は精鋭の重騎兵と従卒に先陣を任せました。騎士たちは勝利を疑うことなく哀れな農民を一瞬で蹂躙するつもりでした。しかし戦端が開かれるや戦場は轟音と硝煙に包まれ、色鮮やかな軍旗を翻した騎兵達は雷轟とともに噴出する炎と煙の向こうへ掻き消えました。煙が風に吹き散らされ視界が晴れたとき、そこにはかつて戦場の華と呼ばれ、今や物言わぬ肉の塊と化した騎兵達が散乱しあるいは山を成していました。

 ここで聖杯の軍旗が制定されたようです。由来は聖書の逸話だけでなく、聖職者以外に禁止されていた二種聖餐の葡萄酒を意味し、信仰が全ての人間に平等であることを主張・暗示しているのでしょう。絵では軍旗に聖杯を描いてしまいましたが戦勝後に決定したようなので史実とはことなりそうです。

 緒戦の勝利はフス派最強伝説の序章に過ぎずこの後もヨーロッパを恐怖やらなんやらのどん底に突き落としていきます。やがて敵対者たちはフス派が神か悪魔の力を授かっているに違いない、人が勝てる相手ではない。彼らは無敵なのだから、と恐れるようになったそうです。確かに荷車で移動、降車して陣地設営、一部は乗車したまま火線を形成、だなんてどこぞの機械化師団みたいですね。ヤーボを呼ばないと倒せそうにありません。ハッ、まさかこのトラウマが後のドイツ軍に影響を…さすがにないですね。
 五回に渡る異端撲滅十字軍の全てを弾き返したのは凄いですが、むしろ教皇や皇帝側に二回、三回と失敗して教訓や対応策はなされなかったのかが気になるところです。まさかずっと同じような戦術で挑んでたのでしょうか。

 フス派の軍勢を象った彫刻や壁画にはしばしばこの手持ち花火の化物みたいな形の火器を装備した兵士や弩を持った兵士が登場します。他にも収穫に使ったであろう農具を改造した長柄の鈍器や槍の数々があり、特に目をひくのは女性の歩兵がいることです。甲冑も身につけることなく中世の一般的な農民の婦人服で殻竿を持っている様は印象的です。あるいは見えないだけで下に鎖帷子とか綿の入った防具をつけてたんでしょうか?
 そしてこんな凶々しい武器をぶんまわして銃手が撃ち漏らした騎兵を殴ったり引きずり下ろしたりしていたというのが驚きです。遠心力や重量から推測するにその威力は致命的なものだったのだとは思いますが、当然使い手にもそれを支える足腰や腕力がなければその真価を発揮出来ない筈です。男も女も過酷な農作業で鍛えていたからこそ使いうる武器だったのでしょう。
 たかが百姓の軍勢と侮って意気揚々と突入したら”脱穀するぞオラッ”とばかりに引き倒されて当事者の皆さんはさぞショックだったろう、と。いや、むしろド派手な陣羽織を纏い愛馬とともに突進しこんな素敵鈍器でくたばる事が出来るならそれはそれで。

彼らは二種聖餐に象徴される聖職者・信徒を問わぬ神の下の平等を主張したせいで神と人間を仲介し救済を司る立場の教会から敵視、異端扱いされたようです。やがてフス派の周りには諸外国からも様々な異端が集まり、当時の階級社会から考えると信じられないようなことをする派閥も現れました。生産物を平等に配給するどころか財産共有を行い共産主義社会のような制度で暮らしたり、男尊女卑がまかり通っていた中世において男女の平等を掲げたり、と15世紀も始まったばかりなのにかなりぶっ飛んだ連中もいたようです。色んなのがいるのは楽しいですが何をどうこじらせたのか人間の裸には汚れが無い、と全裸で暮らす派閥もいたそうです。お気持ちはわからなくもないですが、オリュンピア祭は紀元393年に終わってるのでどうか自重して欲しいところですね。
 当然といえば当然ですが諸派の共存は困難で後に内部闘争により各自撃破され吸収されたり粛清されたりと血を見る羽目に。

 さて十字軍は順調に負け続け1431年8月14日、懲りもせず五回目を数える異端撲滅十字軍は13万の大軍となったものの「汝、神の戦士たれ」を歌い始めたフス派を前に帝国の軍旗や諸侯の軍旗を投げ捨て戦わずして逃げ散りました。
 が、そんなフス派のその後は成功を収めたあらゆる抵抗組織や革命集団のご多分にもれず”堕落”の一途を辿りました。初志を忘れ幹部や聖職者はかつて自らが批判した教会のように腐敗し始めていたのです。強力さゆえの莫大な戦費の調達と遠征によって流れ込んだ富が彼らを変えました。
 その頃にはフス派は穏健派と急進派に分派、好機と見た教会と神聖ローマ帝国は穏健派を支援しました。1436年、リパニでカトリックの諸侯と穏健派の連合軍が急進派と激突、緒戦はジシュカの戦術の優秀な後継者である急進派を率いるプロコプが優勢でしたが追撃に移った彼らを裏切ったチャペック将軍により情勢は急転。急進派はプロコプを含め多数が戦死し勝敗は決しました。後にフス派代表や皇帝などの関連当事者によりバーゼル協約が結ばれフス戦争は一応の終結を見せます。しかし火種は外に飛び火しフス派の戦いとその禍根はその後もくすぶり続けたそうです。
 この辺からイスクラとか串刺し公とか興味深い方々の時代へと繋がっていくのですが勉強が足りずまだ頭の中は白地図と言った感じです。もう少しかじったらワラキア公国軍とかさらに絡みづらい方向に走っていこうと思います。

 日本だとこの手の民族的英雄は誰になるのでしょう。誰もが知っていて地方を問わず駅前や庁舎に銅像が立つような類の人、あるいはAOCでユニークユニットになれそうな奴は…。各地にある薪を背負って本読んでるあの人は偉人ですがちょっと性質が違う様な、郷土ごとに色んな人が取り上げられていて全国的にこの人だろってのはなかなか思いつかないです。私が知らないだけでチェコもそうなのかもしれませんけど。


・今週のローマ軍団

 おそらく有志によるローマ軍団再現動画。
 装備のつけ方から行軍、密集隊形、テストゥード隊形、戦闘、陣地設営などを見ることができます。なかなか気合の入った動画なのでよろしければどうぞ。混ざりたくなってきた。
http://www.youtube.com/watch?v=HoackqA3T40&feature=video_response
http://www.youtube.com/watch?v=llaVPWtF-5c&feature=fvw



 では、今回はこの辺で。十字軍の様に毎週襲い来る月曜という名の憎き宿敵を打ち倒し一週間を生き延びることができたなら、また何らかをものすることが出来たなら再びお会いしましょう。
 
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結構だ、私は大罪を犯しておらぬ

どうもこんばんは。
今日も今日とて二輪→酒→本→絵描いてだらだら、といういつもどおりの休みを過ごしておりました。
もういっそのことバランタインとか薩摩白波とかネットで箱買いした方が安上がりな気もしてきましたが
それをやるとあっという間に黄泉の国にいってしまいそうですね。

・読書

「古代のエンジニアリング―ギリシャ・ローマ時代の技術と文化」という本を読んでおります。

以下amazonより抜粋

内容(「BOOK」データベースより)
 現代のハイテク化された種々の工学的技術においても、その基礎となる部分は過去の遺産を引き継いでいる。特に、建築・土木、海上および陸上輸送などにおける基本的テクニックはギリシャ・ローマ世界の高度な技術水準に負っている部分が大きい。きわめて限られた動力源しかなかった時代に、ギリシャ・ローマの技術者理論家が、どのようにして壮大な神殿や水道施設を造りあげたのか、本書は、当時の工学的技術を文献的調査だけでなく実験考古学に基づく工学的検証を含めて具体的に紹介する。

以上

 もうその鼻血モノの題名だけでナニがアレな感じでご飯が三杯はいけそうですが結論から言うと最高です。ローマの水道管の直径とか商船の排水ポンプの構造と時間あたりの処理能力など現代社会を生き抜くにおいては死ぬほどどうでも良い情報がてんこもりです。

目次
第一章 動力とエネルギー源

人力
動物の力
水力
風力
蒸気の力

第二章 水の供給と処理
付録 流量計測用ノズルの寸法とフロンティヌスによる流量計算

第三章 揚水機(ポンプ)
第四章 クレーン
第五章 カタパルト
第六章 船と海上輸送
付録 手漕ぎ舟の最高速度見積法

第七章 陸上輸送
第八章 理論的知識の進歩
第九章 技術に関するギリシャ・ローマの主要な著述家
アレクサンドリアのへロン
ヴィトルヴィウス
フロンティヌス
プリニウス

 そんな感じです。古代のカタパルトに50ページも使ってる本が日本語で読めるなんて何という至福。設計図や機構の動きを示した詳細な図版はもちろんその射程や威力を把握するに足る数値も載っているあたりが堪りません。

 お前はもっと人間性を深めるような、感情を揺り動かすような文学的作品も嗜めよ、と人に言われることがあります。流麗かつ瀟洒な文体で登場人物の内面に迫る作品も悪くはないですが、自分としては惚れた腫れたとか過去の記憶が云々といった奴が皆無でもこれで十分(映画の広告に出てくる無作為抽出されたとされる鑑賞後の客ばりに)感動できるので良いのです。


・同年代にしか分からない懐かしすぎるもの、同年代なら致死薬

 前から物凄く気になっていてどうしても名前が思い出せない幼き日に見たTV番組を探してみました。
 ”NHK 地下に小人 透明な建物 洞窟”とかお前は薬でもやってるんじゃないか、という感じの検索ワードで
ググッてみたら…ありました。

フラグルロック

あの透明な建築物やでかいヤツが脳に焼き付いてるのです。
…とりあえずOPを見てみよう。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm658591 ニコニコ版
http://www.youtube.com/watch?v=O_oWYQD7HjE ようつべ版

踊ろうよ、嫌なこと忘れ、大きな声で、歌え楽しく♪

…あれ…おかしいな、目から汗が。
公園で死ぬほど遊んで帰ってきて焼き芋か何かを貪りながら見ていた幼稚園の頃の記憶が。

*wikiのジム・ヘンソンの項より抜粋
『セサミストリート』の背景にベトナム戦争があるように、ソ連軍のアフガン侵攻やイラン・イラク戦争などの世界情勢の悪化を背景にして作られたのが『フラグルロック』である。人間の世界に隣接する地下世界に、音楽や芸術を愛するフラグルを始め複数の種族が共存していくという基本ストーリーにジム・ヘンソンが、世界情勢の好転を願った寓話の意味がみて取れる。技術的には、『ダーククリスタル』以降培われたアニマトロニクス技術が投入され、高度なマペット操演が行われた佳作である。

 まさか、こういうのが好きな素直な子どもがこんなひねくれた飲んだくれに育っていようとは。おぉ、時の流れとはなんと残酷なものよ。と時間に転嫁してみたり。製作HBOだったんですね。私はこの頃から洗脳されてたのか。知らぬ事とはいえ恐るべし。

 HBOといえばWW2の欧州戦線を描いたBAND OF BROTHERSのスタッフが作った太平洋戦争のドラマ「PACIFIC」は3月から始まるそうです。原作はユージン・スレッジの「ペリリュー・沖縄戦記」だそうで。動画が増えてたので貼っときます。一応、死んだり吹っ飛んだりするのでご注意を。

http://www.hbo.com/events/pacific/video.html

また制作費が凄まじいことになってるんでしょうね。登場する日本人が珍妙な格好してたり、おかしな発音や表現の日本語しゃべったり、あまりに間抜けな戦闘行動してないと良いのですが…。少なくともBoBクラスの考証は期待したいところです。原作が原作なので大丈夫だとは思いたいですがはたして如何に。

おまけ:衛生第2でやってたスパイラルゾーン。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm75816
分かる人だけ分かれば良い。それはいつもだろ、と。この旋律を口ずさめる人はたぶん同志。

・絵

 フス派、ターボル派とかその辺を。例によって神学論争とか教会への抗議をした教科書に載ってる人物の絵ではなくそれに付随する武装集団を。これはもちろん”武装した預言者は勝利し、武器なき預言者は破滅することとなった”というマキャベリ先生の箴言に拠っているのであって、ただただ火器とか戦術とか装備が好きなだけという脳筋極まる無分別な趣味から来たる理由に拠るのではありません。ええ、決して、多分…(世界記録に迫る泳ぎで両目がデッドヒートを繰り広げつつ)。やはり農民軍が鈍器と火器で貴族の重騎兵をボコボコにするという燃える展開が…おっと。

 チェコの民族的英雄ヤン・フスに共鳴した隻眼の傭兵、無敵の将軍、神聖ローマ帝国率いる異端撲滅十字軍と真っ向から対決した男、盲目になっても指揮を執り続け常勝を誇った名将ヤン・ジシュカとそのお仲間を。
 
フス派


 地元の貴族もいたので農民軍とは単純化出来ぬものの、その戦力構成と彼我戦力差を踏まえた上で戦績を見ると尋常ではないものを感じます。バチカンに喧嘩売るなんて凄いですね。当時の欧州全土を敵にまわすに等しいのに。
漫画みたいなことを本当にやるとは…しかも勝ってるとか意味分からん…。

 ヤン・ジシュカでgoogle画像検索をしたら、かのアルフォンス・ミュシャがプラハ市庁舎に描いたという天井画のポストカードが出てきました。こういう燃えるのも描いていたのだな、と感慨に浸ったり。有名な花とか女性の優美な奴とは違い目つきがなかなか凶悪…いや失礼、気合が入ってて良いですね。どちらかというとオスプレイの絵みたいです。モラヴィア出身者だから依頼されたのでしょう。
 あとはスメタナの「わが祖国」からターボル(モルダウではなく)とかドヴォルザークの「フス教徒」あたりを聞きながらもりもり塗っていこうかと。賛美歌を歌いながら前進、そんなチェコ週間。


 では今回はこの辺で。神の戦士たる皆様に勝利の栄光と主の恩寵がもたらされんことを。
 すっかりフス派気分ですが出来たらまたお会いしましょう。

ロムルスはまだ、永遠の都の城壁を築いたわけではなかった。

 こんにちは
 寒い日が続いておりますね。鍋焼きうどんでもつつきながら焼酎でもやりたいところです。
 今日はどうやったら自分の歓送迎会に出席しなくてすむか、という色々論理破綻した問題を思案していたのですが諦めました。しょうがないので昼間からビールを飲みつつ「銀の枝」を読みふけったり…。


・絵

 滅びの美学?判官びいき?そんなものは糞食らえだ!勝ってなんぼじゃ!!という勝利を追求してやまぬ真のローマ人諸氏に捧げる絵を。装備も充実、士気も最高潮、指導者も最強、と私が勝手に思っている1世紀末~2世紀初頭のローマ軍団を。昨年、IRBC系列で密かに放映され好評を博した古代ローマ2世紀初頭の黄金時代を描いた全25話のドラマ「Saeculum aureum」の自分用壁紙を描くことに。

黄金の世紀


以下pixivより

黄金時代の礎

amazom.co.jp(商品の説明)―2世紀、トラヤヌス帝の治世下まさに隆盛の絶頂を迎え、建国以来最大の版図を誇ったローマ帝国。後世に"人類が最も幸福であった時代"とまで謳われた史上空前の繁栄と平和に包まれた世界。だがそれは無償でもたらされたのでもなければ天から降った訳でもなかった。莫大な対価、膨大な労力、尊い犠牲、不屈の意志、各々の野望、高潔な理想と純粋な欲望が偉大にして比類なき時代を築いたのだ。これは帝国の黄金時代を支え、栄光を掴みあるいは陰に潰えた名も無き人々の物語である。2009年にIRBCにて放映された全25話のドラマ「Saeculum Aureum」DVD第一巻は紀元104年、第二次ダキア戦役へ向けて戦備を整える第2軍団アディアトリクス・ピア・フィデリスの軍団兵とその家族達が織り成す人間模様が丹念に描かれる第1話"新兵"と辺境都市の暮らしが浮き彫りになる第2話"軍事都市"の120分と特典映像60分を収録。付録としてダキア戦役地図とトラヤヌス橋の設計図を封入。”黄金の世紀が貴方を待っている”

――最も参考になったカスタマーレビュー1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
★★★★★ 視聴は全ローマ市民の義務。2010/01/10 By Legionarius
 日本語吹き替えが声優ではなく芸能人起用という点はやや不満ではあるものの字幕とラテン語版で視聴すれば問題なし。膨大な制作費もスケールや考証を見れば納得の出来です。嗚呼、第3話"親征"と第4話"栄誉と代償"が待ち遠しい。
 
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――嘘です。何だか既視感のある構図。左から二人目の特徴的な右腕防具はダキア人のファルクス(鎌の様な刀)対策だそうです。

以上

というわけでいつもの法螺です。最初はテストゥード隊形で前進するローマ軍団で画面を埋めようかと思ってたのですが構図に迷い計画を凍結しました。もっと上手に描けるようになったら再挑戦します。

 IRBCはIMPERIUM ROMANUM BROADCASTの略ということで。ラテン語なんだか英語なんだか。受信をご希望の方は健康な雄牛一頭かアンフォラ五十本分の葡萄酒を神々に捧げてください。すると脳に直で電波がビビっと。国営放送なのでほんのりプロパガンダ臭いのが難有りですがローマ軍団全面協力(そこはかとないソビエト風味)な為その筋の人には好評です。と、いった具合にいつにも増して迸ってますがこれは不治の病なので諦めてください。あんまり近寄ると感染します。

 以下に脳内元老院で決定された設定を。

「SAECULUM AUREUM」

 ブレビスタ王の死から永きにわたり分裂状態にあったダキア(現ルーマニア)は再び統一された。
 紀元86年、ひとつになったダキアはその目を外に向けた。ドナウ流域へ、ローマ帝国属州モエシア侵攻が始まったのだ。ドミティアヌス帝の治世下、偉大なる王デケバルスが王国を継いだ87年、ローマ帝国が侵攻を阻止するために派遣した二個軍団は司令官コルネリウス・フスクスの死とともにタパエの地に潰えた。そして属州総督による反乱が発生、二正面作戦を避けるローマはダキアと屈辱的講和を結ぶ。トイトブルクの悪夢以後の防衛戦略は継続されるかに見えた。
 98年、属州ヒスパニア・バエティカ出身の皇帝トラヤヌスが即位し帝国は方針転換を図る。101年、元老院の承認を得たトラヤヌス帝は15万の軍勢を率いダキアへ親征。102年、戦いはローマの勝利で終わる。だが停戦は完全なる征服への準備期間に過ぎなかった。安全保障、鉱物資源、新領土、市場と奴隷供給源の獲得、戦端を開く理由は数限りなくあった。
 ローマはドナウ川に僅か二年で長さ1,135 m、幅15m、高さ19mの威容を誇る世界最長の橋を完成させる。105年、デケバルスによる協定違反の略奪を理由に皇帝は再度の攻撃を決定。こうして20万人以上が動員され、第二次ダキア戦役が始まった。寒風吹きすさぶ原野に、薄暗い森に、熱砂の大地に、攻勢と拡大と征服の時代が再び訪れたのだ。輝かしい繁栄に衰亡の影を秘め、類まれなる偉大さとこの上ない野蛮さが混淆する”黄金の時代”が幕を開けた。

―蛇足極まる怪しげな台詞つき登場人物紹介―()内は階級及び役職

左から

支援軍十人隊長

属州出身のアウクシリア。ローマ市民権を手に入れるために志願したイリュリア人。弓の使い手でシルミウムに妻子を残してきた。酒場で醜態を晒す正規軍団兵達を見て、命を懸け市民権を手にする価値はあるのかと思い悩むくらい生真面目な男。――”で、市民権を持ってるあんたと俺で一体何が違うってんだ?”

軍団兵

スパルタの血をひくローマ人。過去の栄光にのみ語られる存在と化した故郷を飛び出しローマ市民として出世を目指す強烈な上昇志向の持ち主。家族とは疎遠になりつつある。際立った戦技の持ち主でありスパルタ正市民戦士の家系は偽りではないようだ。軍団兵にしては稀な事に支給品で揃えられぬ上等な装備を買う以外は給料の全てを貯め込んでいる。謎に包まれた貯蓄の使途は他の兵士たちの賭けの対象になっており目下最有力候補は"使う前に戦死"らしい。
――”単純な、実に単純極まる話だ。前進して盾で敵の鼻面をぶん殴る。それから剣を突き出して腹をえぐる。
  腕を振るうだけ兜の羽は増え、胸に勲章が並ぶ。我がゲニウスに誓って俺はそうなるだろう。”

百人隊長(プリムス・ピルス)

カルタゴ人の末裔、アフリカ出身の首席百人隊長。市民冠、攻囲冠及び城壁冠受勲者。酒と女と軍団と帝国をこよなく愛し、若き高級将校を実の弟の様に指導している。それらを害するものには一片の慈悲も見せぬ冷酷さも併せ持っている。ドミティアヌス帝の時代から軍務に従事し戦歴から育まれた実力と数多の伝説、神秘的な魅力が部下だけでなく幕僚級将校をも心酔させている。
――”クラウディアを知ってるかって?それで、どの町のクラウディアの話をしようか”

青年将校・幕僚(トリブヌス・アングスティクラウィウス)

由緒正しい元老院議員の子弟だが妾腹であるためにトリブヌス・ラティクラウィウスには推薦されなかった。非常に頭が切れ、柔軟性に富んだ志向の持ち主ではあるが出自ゆえかやや傲慢な所があり知識と理論だけが先行して失態を演じる事もある。やがて経験を積み次第に幕僚として頭角を現していく。時と運命は彼に味方しているようだ。
――”ローマ人ならば可能だ。いや正確には、指揮するのがローマ人である上にこの私がやるのだから絶対に可能なのだ”

ダキア人の娘

大規模農場と軍需物資の納入業を営む有力地方議員とダキア人奴隷との間に生まれた娘。市場や酒場、図書館や学校に出入しローマの情報をダキアに流している。その手段の一つとして青年将校と親しくなるが次第にそれが私的な感情に変り思い悩んでいる。
――”貴方は自分がどこから来て、どこにいるのか、そしてどこに行こうとしているかなんて悩んだ事はないのでしょうね”

喇叭手(コルニケン)

ガリア系ローマ人の喇叭手。かつてカエサルにユリウス一門に加えられたガリアの名家出身者。決して臆病でもなく戦闘技能において劣っているわけでもないが軍事にも政治にも商売にも興味は無く音楽と詩文を何よりも愛している。軟弱な気質を叩きなおすために一族により半強制的に入隊させられた。口癖は”さっさと退役したい”だが陽気な男で隊内での評判は悪くない。――”お前は深く考えすぎなんだよ。いいか、こうして息を吸って思いっきり喇叭を吹く。するとどうだ、何もかもどうでも良くなるだろ?…いや、まぁ多分吹きすぎて頭がぼぉっとするからなんだけどな。つまり、そう言うことさ”

ギリシア人奴隷

青年将校を幼少から教えてきたヒエラポリス出身の家庭教師兼秘書。数学、修辞学、文学といった学問だけでなく地中海に面するほぼ全ての国の言葉を自在に操る事が出来る。しばしば齢60を越え戦場にまでついて行く羽目になった事に愚痴をこぼす。だが、内心では書庫を出て生涯最初で最後になるであろう冒険を楽しんでいるようだ。
――”貴方は沢山のものを目にしたようだがその本質を全て見過ごしてきたのでは?たった一粒の砂にもあらゆる要素が宿っているのです”

ゲルマン人傭兵

禁忌を犯しマルコマンニ族から追放された下級貴族。百人隊長との個人的な経緯から軍団の行く先々について周り偵察、暗殺、誘拐、尋問と裏方の汚れ仕事を何でもこなす。誇り高く冷徹にして有能極まる戦士だが仕事以外の対象ならば人一倍の人間的温かみをもって接する。過酷な処遇を受けたが部族を憎んでいるわけではない、彼の前でゲルマン人を不必要に蛮族呼ばわりした者は例え皇帝であろうとも二度と自分の顎でパンを噛む事は出来なくなるだろう。酔うと故郷を惜しみ、ローマに馴染み始めている自分を自嘲する。
――”お前には二つの選択肢がある。全てを話し家に帰り妻の料理で腹を満たし、一杯やりながら子供の寝顔を眺める。あるいは結局全てを話した挙句、鉄拳をたらふく喰らい、神々の面前で二目と見られぬ寝顔を晒す。選べ、世界一簡単な二択だ”


 長っ!全員死亡フラグが立ってる気もしますけど、そんな感じでお願いします。
 百人隊長も幕僚も階級や役職が細分化されていてどういう職務分掌なのかを考える度に混乱します。トリブヌス・ラティクラウィウスは滅多に実戦指揮はしなかったようですし、それぞれの役職が単純に百人隊を指揮してたとか大隊を統括してたとか言うわけでもなさそうです。そして特待兵ことインムーニスとか特務兵ベネフィキアリウスとか下級職が何してたのか気になります。伝令とかお使い、あるいは特殊部隊の兵士みたいな仕事でしょうか。止まるところを知らぬ妄想が溢れて大変な事に。


 ふぅ、すっきり…。(何かをやり遂げたかのような顔で)


 存分に暴れたので今回はこの辺にしておきます。
 また何ぞ頭から漏れでてきたら晒します。軍団兵諸君が不滅のゲニウスとともにあらんことを。


鷲は蠅をつかまえない

 どうもこんばんわ
 三連休なのにどこにも行かず家でゴロゴロ。マスコミの言う”消費しない若者”の典型みたいな過ごし方をしております。酒は飲むのでやや類型から外れる気もしますが。

・CO2を排出しまくる不届きな輩の戯言

 周囲の方からしばしば”お前もそろそろいい年なのだからバイクなどやめて車に乗ったらどうかね”との忠告を受けるのですが無理です。結論早ッ。
 まずBV 141 みたいに操縦席が中心ではないというのがいつまでも馴れませんし、何よりスロットルを捻った分だけもりもり加速する二輪に親しんでしまった今となってはアクセルを踏み込んでじわりと進む乗用車では我慢できません。スポーツカーなど高くてとても手が出ませんし。確かに夏場と冬場に信号待ちしてるときは四輪が少し、いやかなり羨ましいですが。
 環境のことも考えたら、とのご説もあるのですがSSとはいえ二輪の端くれなのでそこまで燃費は悪くないですし四人~五人乗りの車にひとりで乗って買い物にでかける人などを見るに排出量と消費効率で著しく劣っているとも思えません。
 そして地球に優しいとか環境を守る、というテーマには重要な言葉が抜けているように思えます。正しくは”人間が快適に生存するのに都合の良い条件を具備した地球環境に優しい”であって主たる受益者がぼかされてるんじゃないかと。地球ことガイアあるいはテルスが私に囁くには酸素だろうと窒素だろうと二酸化炭素だろうと緑と水に包まれていようが燃えたぎるマグマに覆われていようが別にどっちでもいいからほっといてくれ、だそうです。首相閣下も”宇宙ができて137億年、そして地球が46億年たっている”とか言ってましたし…。
 なんだか話が”地球で最初の生命体は煮えた硫化水素のなかで生まれたそうだ”と言ってた寄生獣のミギーさんみたいになってきましたね。この考えに乗っかってると世界がマッドマックスとかS.T.A.L.K.E.R.みたいになりそうです…ゴクリ、それはそれで…。
 あ、でも激しい販促キャンペーンから察するにそんなものはほとんどどうでもよく、さっさと新車に乗り換えて我社の利益に貢献してね、という純経済的動機が昨今の潮流を利用しているに過ぎない気もします。ヴァンシップみたいなデザインで100km/hまで4秒以内で到達できる四輪が100万以下で手に入るなら考えてもいいです。物凄い量の排気ガスが出そうですけど。
 こういう事を言ってるから車の話を振られてもまともに会話が噛み合わないという困った事態になるのですね。同様に野球の話をされるとTV中継延長で録画がずれたなどと憤った幼き日のおもひで位しか話題が出てきません。今後も世間話不能者検定5級は伊達ではないんだぞ、という社会性皆無な気概で周囲の皆さんを困惑させていこうと思います。 ちょっとした災害みたいな奴ですね。あれ、何の話でしたっけ…。

・読書

 一人の若者の生と死を主軸にPMC(民間軍事会社)コントラクターあるいはオペレーターと呼ばれる人々の実際の仕事と人生を浮き彫りにする本、邦題”戦場の掟”こと”BIG  BOY RULES”を読んでます。ピューリッツァー賞を取っただけのことはあり読み応えのある内容です。読み疲れて寝るとコントラクトニキになって悪行を重ねせっせと実家に仕送りをする悪夢が見られそうです。いやそれは別の話でした。”ファルージャ栄光なき死闘”などと同様無残極まる描写もあるので苦手な人にはお勧めできません。
 ローマ軍団も元老院階級クラスの高級将校達による客観的記録だけでなく下士官兵クラスの主観的記録が残っていれば興味深いのだがなぁ、などと無茶な事を思ったり。少なくとも最盛期の採用基準に適合した軍団兵は市民権保有者であり、ラテン語の読み書きや簡単な計算といった基礎教育を受けていた人も少なくない筈なので碑文以外に日記やメモのようなものが残っていないのだろうか、と。
 どんな装備でどんなシステムで何を食っていたか、といった事は断片的ながらも明らかにされている一方、当の本人たちは何を考え何を思って日々を過ごしていたのかを記した資料はほとんどお目にかかったことがありません。もっとも自分がハードにだけ目を向けすぎてソフト面の探索が足りていないだけなのかもしれませんが。
 
・絵

 とりあえず本年もローマ帝国再興を目指して(いつからそんな南米の某第三帝国互助会みたいな企みが!)いくのだ、という所信を表明すべくダキア戦役当時のローマ軍団とその周辺の方々を描いてみたり。骨格や顔つきでもっと人種的特徴を出せれば良いのですが難しいですね。

ローマ軍ダキア戦争Ver.

 趣味全開!!いや、お前はいつも全開じゃねえの、という突込みをバシバシ喰らいそうですね。さあ、HBOは”とれんでー”なドラマばかりやっておらんで早くROMEの2期を作る作業に戻るんだ、という願いが極大まで発現してしまった絵です。とりあえず2世紀初頭で、最前線のローマ軍団とそれを取巻く人々の物語を中心に当時に行って来たような気になれる奴をお願いします。
 あるいは下士官とか一軍団兵としてダキア戦役を戦い抜くゲームとか出ませんかね。まったく大局的視野のない兵卒として放り込まれて百人隊長を目指し、ただひたすら橋架けたり穴ほったりテストゥード隊形の一部になったり。タイミングよくボタンを押してスクトゥムを掲げないと流れ矢を浴びたりファルクスで右腕を切り落とされたりする、そんなゲーム。臆病な振る舞いをすると隊全員分の大蒜と玉ねぎをボタン連打で剥いたり、大麦を食わされる羽目に…。凄く、やりたいです…。
 前述のダキア人の独特な刀ファルクス(鎌のように前方へ湾曲しその内側に刃がある。軍団兵はしばしば盾から出る利き腕を刈り取られた)への対策として採用された右腕防具の視覚的な資料を探していたら、やたらと格好良いヒストリカルフィギュアを発見し物凄く迷った挙句、ネロ帝の独唱に招かれた客なみに我慢(寝たらクルススホノルム終了)することに。置く場所もないことですし、一つ買ったらあとは何が起こるか想像に難くないので。


 
 とりあえず今回はこの辺で。さっき買ってきた豚カツを温め、sunriseのカルメネールをやりながらソムヌスにさらわれるまで酩酊の彼方に行こうと思います。絵が塗れたらまたお会いしましょう。
 そして皆様が良き休日を過ごせますよう。


コーランか貢納か剣か



 実感としてめでたい事など何一つとしてないような気もしますが、あけましておめでとう御座います。本年が皆様にとり、より良き年となりますよう。

 何ともみも蓋も無い上にいい加減な挨拶。こんな様では始まりと終りの象徴にして一月の神たるヤーヌスもお怒りになる筈。きっと今年も我が内なるヤヌス神殿の扉は壊れた蛇口みたいに開きっぱなしになってると思いますがよろしく御願いします。だから何を、だ。


・年末年始の素行

 物凄く寒いですが誰もいない明け方の丘陵地帯を二輪で彷徨うのはなかなか気持ちがよいです。じわじわと色味を帯びていく稜線や停車時に僅かに背を暖めてくれる日差し、いとおかしです。という訳で早起きできたら”初日の出暴走”じゃなくて”初日の出散歩”してきます。帰宅後再び布団に潜ってぬくぬくするのもまた良し。また寝るのか。
 長い休みがあるとスケジュールが二輪で徘徊して絵を描いてゲームして酒飲んで寝る、とダメな方向に洗練されるせいか曜日の間隔が分からなくなってしまいます。


・ヒャッハー!!
 
 ”コーランか貢納か剣か”などと新年早々無茶苦茶なタイトルになっておりますが一応描いてた絵に対応してみました。大抵の教科書には”剣かコーランか”となってるみたいですが実際は納税すれば異教徒も一定の宗教的自由や権利は認められたそうです。もっとも原理主義的指導者が実権を握った場合はその限りではなかったようですが。

修道士と奴隷

以下pixivより

修道士と奴隷

 テンプル騎士団「…諸君が屠る敵の数だけ主の栄光は輝きを増す。これより成し遂げるは卑しい殺戮ではなく不正義の一掃であり、我等に課せられし使命の遂行である。突撃!勝利か、さもなくば地上における最後の献身を!」
 
 ――こんな事言ってたか分りませんが普通に言ってそうで恐ろしいですね。テンプル騎士団とマムルーク、装備や戦闘教義からして一騎討ちなど滅多にしなさそうですが燃えるので。
 修道僧なのに戦闘員であり、死ぬまで降伏しないとか撤退は敵が三倍になるまで駄目といった恐るべき規律や数々の伝説とその勇猛さから最強の騎士団と呼ばれたテンプル騎士団。対するは奴隷出身なるも高度な教育と訓練を受けアイユーブ朝の実権を握っていくマムルーク。どちらも表向きの顔と実態が真逆で面白い存在です。テンプル騎士団は聖地失陥後も免税・通行特権を生かし金融業を営んだり。金と力、修道会なのに思いっきり世俗を支配する要素に手を出してますがそれが仇となったのか彼らに債務を負うフランス王により壊滅させられてしまいます。
 十字軍諸国家、イスラム王朝そしてモンゴル、各勢力入り交じるこの辺りの情勢は興味が尽きません。聖職者だから女人禁制というのはまだ理解できますが風呂も駄目ってのは何とかすべきかと、痒そうですグランドマスター(総長)! そして、あけましておめでとうございます。今年もずっとこんな感じだと思います。
 
 ――マムルーク「アッラーフ・アクバル、アシュハド・アン・ラー・イラーハ・イラーッラー。さぁ来い、バケツ野郎!」

以上

 マムルーク対テンプラーです。こうしてみると中近東方面の装備の方が優美かつ文化的に洗練されてる様に見えます。無論この無駄の無い武骨極まるバケツメットもメイル・ホーバーグとサーコートをセットでいつか買いたいと思うくらい好きなのですが当時を生きる人々の感覚だとイブン・ルシュドとかイブン・スィーナーの偉業を見るまでもなくアラブの方が先進諸国って感じだったんでしょうね。1000年以上経ってるのにアレクサンドロス大王の所感と同じです。
 翻って今後の世界を西欧に代わり先導するのはどこになるのでしょう。あるいは現代において一定の地域が順番に先進的立場を演じるという考え方自体が既にして古いのかも知れませんが。
 どうでも良いですが”まむるーく”って書くとほんわかな感じですね。まさか”所有されし者”なんて禍々しい意味だとは思えません。そしてモンゴル騎兵と戦うバイバルスの軍団も描きたくなってきました。

・映画

 あの十字軍映画(本編のほとんどは修道院な気もしないでもないですが勝手に命名)こと
ARNの続編ARN 2 KINGDOM AT ROADS END を発見!!
 三部作だったなんて、そう言う大事な事は先に言ってください。重騎兵の集団突撃が見られるので甲冑とか騎兵とか大好きっ子の皆さんは是非。


 では2010年(こうして字にすると凄く未来っぽいですね。あ、昭和の発想ですか)の最初はこの辺にしておきます。また何か書いたり描けたりしたらお会いしましょう。慈悲深き主よ、その憐れみにて戦士達を護り給え。
軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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