彼は庶民には温和に、元老院には威厳を持って対した。


”彼は庶民には温和に、元老院には威厳を持って対した。
それゆえ、誰もが彼を愛し、恐れる者は居なかった、敵以外には”


 今朝はトラヤヌス橋を渡ってダキアに足を踏み入れたところで目が覚めました。残念。

 暫定的な税が実質的には恒常のものとなっている、なんてどっかの帝国の話を聞いてるみたいですね。我が国は断続的に戦争をしているわけでもなくアントニヌス勅令が施行されたわけでもないのに何故こんな事になってるんでしょう。何とも不思議なことです。
 ローマには記録抹殺刑というあらゆる記録や痕跡を消去される重罰があったそうですが不届きな真似をした記録も消してしまうと予防とか反省材料にならなくなってしまう気がするのですがその辺はどうだったんでしょう。悪しき経験とはいえ、その貴重な蓄積をむざむざ消してしまうのは将来的に損失となるのではないかと。そういう意味では転んでもタダでは起きぬローマ人らしからぬ制度に思えます。記録抹殺刑が具体的にどれくらいの細やかさでどういう基準で行われていたのか詳しく知らないので何とも言えませんが。
 いえ、最近の総理大臣閣下の失言が元老院最終勧告クラスなんじゃないかとかそんな事を思ったからこういうことを書いたわけじゃありません。ええ、もちろんですとも。


・近況

 世はナザレが輩出せし知らぬものはいないスーパースターの祭日だったようですが、軍団と帝国に忠誠宣誓した私はユリウス暦準拠のため来月です。来月になったら先月のことだ、とか言ってます。”去年やっただろう!”のAAを見る度に吹いてしまうのでハイドリッヒ・ラング内務次官におかれましては御自重下さいますよう。
 もちろんミラノ勅令が有効な当ページでは全ての信仰の自由を認めております。公序良俗と帝国の利益に反しない限りにおいては。一体何世紀に生きてるんだか。
 ロンギヌスの槍がピルムだったのかトリアリイとか騎兵が持ってる普通の長槍だったのかなどという疑問がむくむくと。おそらくは曲がりやすい戦闘用投槍ではなく何の変哲もない長槍だったんじゃないかと。月まで飛んでった奴は無しの方向で。とか考えながら帰宅最速理論に則り光の速さで帰りました。

 その後…

 ローマを見守り尽きせぬ恵みを、そして今宵の糧をもたらし給うた神々に感謝しつつ豪州産犠牲獣200g(お買い得100円引き)に塩胡椒を振り、フライパンで炒めた大蒜スライスへ投じる。ある種の甘美さすら秘めた油の弾ける乾いた音と共に捧げものから食欲をくすぐる良い香りが漂い、私は湯で暖めた皿にそれを盛った。そして葡萄酒の栓をそっと抜く。嗚呼まさに至上の一時、軽やかな音を立てて注がれる赤い酒が曇りなく拭われた酒杯に踊る。そう、それはあたかも…(以下略。

 なんか去年とほとんど同じ有様の気が…。ゲルマン人じゃないですが肉はおいしゅうございました。トーガを着ながら調理をすると垂れた裾が燃えそうですね。着てませんけども。ステーキを食うだけの話を阿呆っぽくいじってみたり。牛肉の塊を久し振りに食べました。普段、口に入れることが出来るのは向こうが透けて見えそうな牛丼のあれだけだったので何とも嬉しいものです。
 それからブラックホークダウンとザ・ロックのサントラ聞きながら芋焼酎を喰らい延々とバフリー・マムルークを描くという最高に充実した時を過してました。お前はそれでいいのか、まぁいいか。


・十字架

ドラクエに出てくる教会のシンボルが十字架なのはあの世界にもイエスがいたって事でしょうか。あるいは似たような聖人がいて象徴になったとか。
 やはりこう、古の勇者が十字架状の鉄の棍棒を振るい魔王的存在と世界の命運を懸け死に物狂いの肉弾戦を繰り広げた末に相討ちになってしまい聖者として認定されたとかいう血沸き肉躍る逸話があったりなかったり、いやそれは戦槌では…。
 
 街で見かける十字架のアクセサリーをしている方々の何割くらいがキリスト教徒でその形状の意味するところを理解しているのかが気になります。あれが処刑の道具であり拷問の道具であることを認識して付けてるのか単にシンボリックでお洒落だから、と思ってるのか。
 いやむしろロックかつパンクな精神に基づきあのローマ帝国名物を身に着けてるのかもしれません。当時は主に国家反逆罪に値する者に用いられたそうですからきっとその精神を受けつぎ現体制や社会に対する批判・反抗精神の発露が一種の自己表現として(以下略。
 とりあえずキリスト教徒ではないならもっとユニークな刑具も推したいところです。吊り籠とか…。何だか考察するに当たっての根本的な認識がずれてるようですね。そんなことを考えてたら彼の日も終ってました。何たる不毛。

・真理の在処

 仕事の付き合いで飲みに行くともっと笑えとか喜怒哀楽を出せとしばしば指摘されるのですが、確かに無給で笑えというのも笑える話です。”機智も諧謔も無きに等しいただ下品さを強調した露悪的な話や、不在者・欠席者を貶めることが笑いに繋がると信じて疑わぬ方々の話は面白く無いどころか不快ですらあると感じている己の内面をなだめる為にせめて無表情でいるのです”とかつまびらかに説明すべきなんでしょうか。”あかうんたびりてぃー”とか言う奴ですか。そういうときはゲージMAXのハドリアヌス帝みたいになりそうですがとりあえずアウレリウス帝の教え

”仮に君が怒って破裂したところで、彼らは少しも遠慮せずに、同じことをやりつづけるであろう”

とか

”腋臭のある人間に君は腹を立てるのか。息のくさい人間に腹を立てるのか。その人間がどうしたらいいというのだ。彼はそういう口を持っているのだ、またそういう腋を持っているのだ。そういうものからそういうものが発散するのは止むをえないことではないか。”
                                     ――自省録

 あたりを肝に命じて耐えてますがこういうのを何十年も継続している先輩諸氏は何とも驚嘆すべき忍耐力の持主ですね。然るに、その鍛え抜かれた能力と膨大な労力と尊い時間をかような催しに投ずることなくもっと建設的なことに費やせばより善い世界が築けるのでは。しかしながら万人はそうせぬのだという点にアパテイアとかアタラクシアとか世界の神秘に至る秘訣があるのだとはおもうのですが私には生涯その境地に到達できる気がしません。もしや私以外の列席者全員がストアの精神を極めし者達だったとか…。納得。げに恐ろしきかな求道者達。
 いや何が言いたいのかというと忘年会を一年に6回もする必要は無いのではとかそういう感じです。

・絵

 前回は世界最強のミニスカ軍団(物凄い語弊が)を描いたので今度はどうしよう…。ということでテンプル騎士団とマムルークを。

テンプル騎士対マムルーク

 バケツメット分が不足してきたので過剰補給。おかげで聖地奪回への欲求がもりもり湧いてきました。描いてる間youtubeでアザーンを聞いてたら何だか真の信仰に目覚めそうでしたが酒を断つことはできそうもない不信心者なのでまた次の機会と言うことで。お前は一体どっちなんだよ、と。
そういやケマル・アタテュルクはかなりの酒飲みだったそうですが脱イスラム化推進者だから良いって事ですかね。死因は伏せてくれと頼んでたらしいですけど。

・素晴らしき逸品

ローマ軍団Tシャツを発見。これは買うほか無い…。とりあえず白と黒を。
 各軍団の紋章と通称が入ってる奴もあったらいいのに。背中には”訓練が勇者を作る”のラテン語入りでお願いします。共和制期と帝政期全部とすると膨大な種類になりそうですが。そして第17~19軍団の奴は不吉そうです。あとはウェスパシアヌス帝の”金は匂わない”Tシャツとか。また無茶なことを、そんなの一体全国で何人が欲しがるやら…。
 そしてこういう馬鹿なことしてるから給料日前にまたしんどいことになるんですね。
 この調子ではいつになっても全装備を整える事が出来なそうです。


・ゲルマン人が楽しげな催しを

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2611435/4258534
 忌まわしき彼の地にて。出遅れました…。嗚呼、ウァルス閣下、申し訳ありません。
 総勢350人じゃ一個大隊にも満たないですが楽しそうです。この百倍以上の人間が豪雨に霞む森の狭路で泥濘を蹴立て死闘を繰り広げたのだと想像すると何だかこう燃え滾るものが。是非映像化していただきたいところ。もちろん最後は老いたるアウグストゥスが例の台詞を叫んだのちゲルマニクスが現われエピソード2を匂わせつつエンドロールに突入です。おそらくまた我慢しきれなくなって結局自分で描くといういつものパターンになるのでしょう。雨の描き方を考えないと…。




 では、今回はこの辺で。本年は大変お世話になりました。
 
 来年が皆様にとり、より良き年になりますよう。

 そして不滅の神々の絶えざる加護が皆様に惜しみなく降り注がれんことを!
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祖国のために死ぬは甘美にして名誉あること


祖国のために死ぬは甘美にして名誉あること
Dulce et decorum est pro patria mori


ホラティウス先生はこのように記したそうですが、”ただし、国家がそれに値するほど麗しきものならば”と付け加えたくなる昨今、皆様におかれましては如何お過ごしでしょう。

・時を忘れる動画

二階堂のCMが好きです。麦も結構飲みます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7370342
総集編
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5209443
微塵も情緒のない典型的な都市近郊の住宅地区でコンクリートとアスファルトに囲まれ生まれ育った自分が、見たこともない、明らかに生まれるより前の時代の風景や雰囲気に郷愁を覚えるのは不思議です。

・配置転換

 さて、来年一日より営業に異動しろとのご下命を賜りました。
 ちょ、そういうのはもっと早く…最終営業日を入れて今年の残りが5営業日ってことは最終日に引継ぎ打合せをするとしたら残り4日で今の仕事全部終らせて引継ぎ書も完成させるってことですか。だが死んでも休日出勤などするつもりはない方向で。
 で、おそらく今までより暇がなくなると思われます。死ぬほど対外業務に向かぬこのひきこもり半歩手前みたいな性格はもちろん、英語を使う部署なのにそれをほとんど忘れている、などと適性的にも色々やばそうですが…まぁ命令なのでどうしようもないです。アイヒマンも命令だからしょうがなかったって言ってましたし。
 しかし、自分の時間の持分が減るのが確実に予想されるならば何とかせねば。いつもより真面目に仕事をしてさっさと片付けるってのは良いですが今までとは違い多々発生するであろう何をしたところで拘束時間の変わらぬ接待やら付き合いやらは困りものです。心を入れ替えて生活を仕事第一に切替え一生懸命やるという考えが最初っから微塵もないあたりがアレですね。金以外に動機が出来ればそれも可能でしょうが目下まったくその気配がありません。
 2,3ヶ月後も今までのペースで遊んでたら、ああこいつは上手いこと切り抜ける方法を編み出したんだな、とお考え下さい。逆に後期ローマのブリタニア駐屯軍団みたいに音信不通がちになってたら奴はサクソン人やピクト人もとい仕事の山に飲まれた、ということで。サラーリア街道沿いにクラテール(混酒器)の形をしたふざけた墓があったら葡萄酒でも供えといてください。墓碑銘は"人生を欺き続けた男、ついにそのツケを払う"とかでお願いします。
 また一段と引き籠りたくなってきました。とりあえず雲や霞を喰って生きる修行をしないと駄目ですね。
 目指せ仙人。

・絵

 ”臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。ローマ陸海軍部、六月二十二日午後三時発表。ルキウス・アエミリウス・パウルス 執政官率いる我らが軍団はギリシア方面ピュドナにおいてアンティゴノス朝マケドニアと戦闘状態に入れり”

 今回はこの辺にしときます。

ピュドナの戦い


以下pixivより

 紀元前168年6月22日"レギオ対ファランクス"

 軍神エニュアリオスを讃えその加護を乞うマケドニア人の鬨の声が轟き渡った。磨き上げられたホプロン(盾)は城壁の様に立ち塞がり彼方まで林立する銀の穂先が一斉に我々へ振り下ろされた。それはまさに背筋も凍る光景であったが、我が軍団には前進を止める者はおろか振返る者すらいなかった。「マケドニア戦役第4巻」
 
 "怯むな!軍旗を奪われたくなければ俺に続け!!"ペリグニ族の隊長サルウィウス、ピュドナにて

――対比列伝混ぜたり法螺吹いたり。アレクサンドロス大王の没後、ディアドコイ戦争を経てマケドニアを継いだアンティゴノス朝は当時まさに隆盛の途にあったローマと衝突を繰り返していました。3度目の戦役は当初その栄光と精強さを知らぬ者はいないファランクスを有するペルセウスのマケドニアが優勢、ローマは選挙活動や利益誘導の巧みさで執政官となった軍才無き指揮官に率いられ惨敗を重ねていました。
 やがてローマは実績あるも既に齢62を重ねたルキウス・アエミリウス・パウルスを執政官に選出。こうしてピュドナの大地でマケドニアとローマは激突しました。緒戦はファランクスのリーチとその圧倒的な衝撃力によりローマ軍が後退。しかしここで追撃を開始したマケドニア軍にファランクス特有の弱点が露呈しました。機動性に劣る密集方陣は移動速度と地形の起伏により隙間が生じ隊列が乱れてしまったのです。
 マニプルス(中隊)やケントゥリア(百人隊)といった小単位で行動可能なローマ軍は各自が間隙に突入し戦いの流れは一変しました。装備の特性上接近戦はローマ軍に分があり死闘の後マケドニアは2万5千の死者を出して敗走しました。――理屈では分るのですがグラディウスでサリッサ(長槍)の槍衾に飛び込むのは信じ難い度胸です。それとサルウィウス隊長、味方が不甲斐ないからと軍旗を敵陣にぶん投げる裏技は勘弁してください。では、ローマの為に突撃!


以上

 あぁ、ホプリタイ格好良い…。銀盾隊ことアルギュラスピデスとかカルカスピデスとか渋いですね。そしてそれらに打ち勝った我がローマのとどまるところを知らぬ偉大さたるや。などと婉曲極まる大英帝国方式でローマを称揚してみたり。

 第二次ポエニ戦争で事実上カルタゴを下したローマが東へ目を向けるのは当然と言えば当然ですがそこにいたのがあのマケドニア。ファランクスVSレギオン、古代における戦術の一大転換期のように思うのですがピュドナの知名度は物凄く低い様な。上にも書きましたが理屈では接近すればグラディウスを持っている軍団兵の方が強いのは分るのですが揃えて突き出された長槍の密集方陣に肉薄しないとならないってのは恐ろしい話です。槍と槍の間に身をねじ込んでそれを防ごうとマケドニア戦列の後列から捻り出される突きを盾や剣で交わしながら6mほど間合いを詰めなければならないなんて…。7、8歩の距離ですが物凄く遠く感じられたのではないかと。
 パウルスは最初からそうなることは分っていてある程度戦闘を交えてから偽装撤退し敵の隊列が伸びきるのを狙ってたんでしょうか、それとも最初から正面対決で押し切れると思っていたのか。前者だとしたら後退が混乱で潰走にならない戦局の臨界点を見極めていたのだとは思いますが大胆極まりない作戦ですね。パウルス…恐ろしい子!
 若かりし日にヒスパニアで戦機を読み取る能力を磨いたのかも知れません。マケドニア側が在りし日のように騎兵戦力がもう少し充実していて指揮官も逃げずに戦っていたらどのような結果になったかが気になります。あと、敵陣に命より大事な軍旗を投げちゃうサルウィウス隊長はある意味敵より怖いですね。旗手はさぞびっくりしたことでしょう。


・次回

 とりあえず仕事を何とかしなければ、と思ってはいるものの実は脳裏はアサシンクリード2のことで一杯だったり。
 また何かろくでもないものが出来たならお会いしましょう。ローマに栄光あれ!
 
 

言葉に打たれぬ者は、杖で打っても効き目が無い。

 どうもこんばんは、いつもより忙しかったので少し間が空きました。

ちがうよ、ただの月曜日、おんなじことの繰り返し

 ”本日はご多忙の折、ご参集賜り誠にありがとう御座います。それではこれより本年の忘年会を始めさせて頂きます。早速では御座いますが常務、乾杯の音頭を宜しく御願い致します”

…何か先週も同じ様なことをしてた気がするのですが気のせいですか。それともデジャヴュって奴ですか。”神がそう望まれた”ってやつですね。

 他に都合が合う日がなかったからって月曜から宴会ってどうなんでしょう。しかもまた幹事。そこで皆様から幹事も何か一言ないか、とのご指名を受けたので我が内なるシャイターンの囁きに従いて、

”では僭越ながら申さば、今後は宴会をしようと最初に言い出した者が率先して手配して頂きたい”

 などと本音とはいえ最高に僭越すぎな上に空気が読めてない狭量極まるマヒャド級の発言をして開始早々物凄い勢いで盛り下げようかと思いましたが賞与を貰ったばかりだったので

”えー、今年も大過なく過ごすことが出来たのはひとえに皆様のおかげです。<中略>では我が社の益々の発展と皆様の健康を祈りつつ本年の苦労を忘れ大いに楽しくやりましょう”

 とクリスマスプレゼントを貰う前後の子供みたいにいつもの3割り増しで良い子っぷりを披露し席に収まりました。しゃべってる間中ずっと目が鮮度の悪い魚みたいになってたのは仕様です。あまりにも心がこもってない点について指摘されたので白々しくも

”真心をこめ過ぎたため発話の抑揚と顔面の筋肉を操作する余力を失ってしまったのです”

 的な意味のハートマン軍曹に激怒されそうな言い訳をしておりました。その後はあのオーラが云々するとかいう胡乱な人も卒倒しそうなレベルの早く帰りたいオーラを全身から発散させつつ、いつも通りペリクレスの彫像をかなり素っ気なくした具合の表情で、相槌マシーンと化し人の話を片耳から入れて片耳から排出するという無益な作業に従事してました。魚料理と日本酒だったので高まりつつある肉欲(肉食べたい欲)を満たすことが出来なかったのが残念です。いえ、さっぱりしてて良かったです。

 そんなわけで今週は早くも超必殺技を出した直後みたいにゲージが空っぽに。その後、二次会に呼ばれないように家康の伊賀越えもかくやとばかりに疾風が如く帰途についたので御座いました。

 帰宅後カレンダーを見たら来週の月曜も同種の会が待っていることを思い出して大分うんざりでしたが、ずっと気になっていたキーワード”暗黒太極拳(飲み物を口に含んでご視聴頂くとより一層楽しめます)”と”チャージマン研”について調べてたら色々どうでもよくなってきました。はからずも腹筋が割れそうです。何とも単純な奴ですね。


・ボナース
 
 不本意な隷従も空しい儀礼も屈辱的拘束も全てはこの日のために…あまり多くはないですが上記の通り賞与が出ました。この不景気に有難いことです。
 とりあえず悪魔超人ばりの残虐さを誇る冷血漢の自分は私をこの世に生み出してしまった不運なお二人にギフトチェックなるものを贈る事にしました。最近調べて知ったのですがカタログが送付されてきてホテルとか温泉旅館とかレストランとかゴルフとか好きなプランを相手に選んで貰えるタイプの宿泊券みたいな奴です。さぁ、ブルジョワ的享楽に染まって奴隷根性もとい労働者精神と大衆的革命精神を失ってしまうがいいです。
 一方の私は年に二度の最も喜ばしい日、いつもより多目に金を貰える日、を祝うに相応しい酒を仕込む事に。一文の得にもならぬ自分の誕生日と年齢は事務手続きなどで人に指摘されるまでさっぱり忘れているくせにこの日だけは覚えているという栄光の日のために。と言っても一本五千円以上もするような奴は大して味も分らぬ上にスポンジ並に酒を吸込む自分にはもったいないので無難にボウモアかラフロイグあたりと安めの葡萄酒とギネスを…。会計してるときにお前の家は今日はあれか、バッカスでも降臨すんのか、と言う目で酒屋の人が見てましたが気にしたら負けです。
 あとは少しだけオスプレイを物色して残りは温存しておく事に。フス戦争とかゲルマニア戦線及びハドリアヌス防壁とか後期ローマ軍とか十字軍とかコンドッティエーレとかサルマタイとか古代の攻城戦術の本とか中央アジア関係のシリーズを漁ってニヤニヤするという救いがたい買い物をしておわりにしておきます。
 何だか華が無いですね。CBR1000RRの逆車に乗り換えるとかそういう傾奇者っぷりを実践してみたいですがいかんせん資本が足りません。あぁ、しかし重量200kgで出力130kw(170~180馬力)…化け物に乗ってみたい、いつの日にか!
 現実は強いですね。

・軍団兵諸君!月食を恐れることはない!

 さて、いつもの焦臭い絵ですが今回は宣言通りローマ軍を。今まで帝政期やら辺境防衛やらばかりだったので
共和制ローマ軍団を。カルタゴを下しまさに勃興期を謳歌する共和制ローマ下のそれを描くことにしました。
で、結構重要なのに知名度が低いアンティゴノス朝マケドニアとの戦役を選んでみました。ピュドナです。

ピュドナ下書き


スターリングラードじゃない方のパウルス率いる軍団です。年齢的にホト将軍みたいに兵士達から”親父”とか呼ばれてそうですね。古代人の寿命からすればもういい年ですけど。
 あんまり進んでないのは芋焼酎とかスコッチをどんどこ投与しながらアサシンクリードIIを起動しフィレンツェ市街の屋根という屋根を駆け回ってたからじゃないです。断じて。毎度爽快なのは大変結構ですがエツィオさんの強靭な肉体をもってしてもジョットの鐘楼から干し草にイーグルダイブは流石に死ぬと思います。

 いつもの人海戦術っぷりにファランクスとピルムが加わると何だか線が大変なことに、既にこの段階で色んな意味で楽しくて泣けそうですが軍団兵はこの程度では怯まないのだという事を全共和国に証すべく頑張って塗ります。
 ミネルウァよ我に力を。

同盟市民兵 「この絵を描き終えたらローマ市民権を下さるというのは本当ですか?」
執政官  「ああ、本当だ。…ただし、きっちり2個軍団描き終えることが出来たなら、だ」
同盟(略 「ッ…!」

 なるほど、こうして同盟市戦争が…。

 それでは、スクトゥムを貫通したサリッサが胸元にぶっ刺さって志半ばで戦士達の楽園に逝ったりしない限りまたお会いしましょう。世界最強の軍団とその盟約者に勝利の栄誉とローマの神々の惜しみなき支援があらんことを。

饗宴の燭となってもやがて消えはて

 饗宴の燭となってもやがて消えはて、ジャムの酒盃となってもやがては砕ける。

 どうもこんばんは。

・週末

 金曜から土曜にかけてペルシア人どもを塗り捲りたいのを我慢して同業他社との会合(実質的には懇親会、要は飲み会)で某温泉に一泊してきました。しかも幹事だったとか。世界史上最も幹事を任せてはならないリーマンを自認する私が幹事とは世も末…。午前4時までつき合わされるとは。と、そんな金曜、土曜を過しておりました。会場が温泉宿だったので”手洗い行って来るます”とか言いつつ二次会をこっそり抜け出して大浴場にぷかぷか浮かんでサボってたのは秘密です。あぁこれは全世界に向けて発信されてるんでしたね。皆様のご要望にお応えしコンパニオンなるものも召喚しましたが自分の頭の中は重騎兵とかその辺でいっぱいでした。とりあえず義務は果たしたということで。
 日曜は二輪で遠出しようかと思ったのですがあまりの寒さに怯みそうでした。オスプレイのイラストに古代ギリシャやローマの戦士達がしばしば半裸で登場するのですが裸足で雪原を走るとか隊列を組んでゆっくり進むとか本当にやってたんでしょうか。自分だったらあっという間に足が動かなくなって密集方陣を崩してしまう気がします。本当にそうだったら古代人は体の構造が根本的に違うんじゃないかと。地中海魂(今作りました)で耐えてたんでしょうか。そういや雪山に埋まってた5000年前の男(5000年前の男―解明された凍結ミイラの謎という本参照)も結構寒そうな装備でした。

・絵

 収拾のつかぬ中東情勢に業を煮やしたホスロー1世陛下がアップを始めたようです。かつての様に全部ペルシアの支配下になれば平和になるはずです。地図的には。さぁ、みんなマニ教なんかやめてゾロアスター教に還るんだ。イス○ーム?何それ食えるの?とか無茶苦茶な事を書いているとやっぱり我家にMohajer-4とかが突っ込んでくるんでしょうか。とりあえず統一後は我がローマと世界最強決定戦でもしましょう。メソポタミアで。アルメニアを如何に味方に付けるかが戦略的鍵です。

 阿呆かつ危険な話はこの辺にしておくとして、こんな感じと相成りました。

ササン朝クリバナリウス&カタフラクト


 pixivより

 諸王の王が統べしもの

 ホスロー1世「…彼らは諸君の威容に臆している。一斉射撃ののち歩兵を前進させよ。重騎兵は砂煙の背後を迂回し敵両翼へ突入すべし。我が前にて勝利の果実を刺し貫いて見せよ!」
 ――などとまた勝手な事を。エーラーンと非エーラーンのシャーハーンシャー(諸王の王)、偉大にして寛大なる至高の万能者、慈愛と正義の体現者にしてアフラ・マズダに祝福されし真の信仰の守護者、類い希なる軍事的才能と高貴なる血を受け継ぎし公明正大なる指導者、ホスロー1世陛下またの名をアヌーシールワーン(不滅の魂)の命令一下やる気満々で突撃するクリバナリウス(重装騎兵)の方々。ローマ帝国永遠の宿敵、パルティアを下せしササン朝ペルシア。そんなオリエント分補充です。この辺の時代の鐙の有無がいまいち分かりません。そしてこのアングルが好きです。では角笛が呼んでるので征ってきます。
 ――アンティオキアも分捕って見せらぁ、でもベリサリウスは勘弁な。

 以上

 清少納言先生に怒られそうなくらいに季節感皆無です。

夏はつとめて砂の舞い散りたるもいふべきにもあらず、日のいと眩きも、またさらでも、いと暑きに甲冑など急ぎ着込みて、槍もて駆けるも、いとつきづきし。昼になりて、さらに暑くなりいけば、照り返す熱も、兜に籠りがちになりて、わろし。

 とかふざけたことを抜かしてみたり。あんなに詰め込まれた古文法も今や百万光年の彼方に過ぎ去ってしまったようです。さっぱり思い出せません。旅に病み夢はシリアとメソポタミア(字余り)。お前はまだやるか。

 ミシュランのタイヤ男みたいな腕部分の甲冑はospreyを見る限りではササン朝後期にはなさそうですが好きなのでつい。甲冑は3世紀から6世紀くらいのものをごちゃ混ぜにしてそれっぽく描いたので考証はいつにも増して怪しいかもしれません。でも米西戦争のトラウマ(米軍がフィリピンの先住民と交戦した際、38口径が威力不足で接近を許した件。たぶん脳内麻薬とかで痛みを感じてなかったんでしょう)で45口径信者になったアメリカみたいにコルト・ガバメントことM1911を100年近く使ってる国もありますし、きっとササン朝にもそういう人がいたはず、などとまたいい加減なことを…。高そうだし先祖伝来の甲冑をそうそう代えるとも思えませんし、パルティアから奪った戦利品を着てる人がいたら面白そうですね。
 ギリシアだと突撃において防御の必要な前面のみに装甲のあるものがカタフラクトで全面を装甲で覆ったものがクリバナリウスだったようですがペルシア側の分類は逆だったそうです。何か理由があるんでしょうか。

 ローマ軍団はこんな連中と歩兵でやりあってたんですね。頭の上から槍を振りかざす重装甲の連中が突っ込んでくるのに盾を並べて立ち向かうなんて信じがたい豪胆さです。野戦築城が鍵なんでしょうか。
 鐙の有無がいまいち掴めません。紀元前3世紀のパルティアにはあった、と記載されてる本もあれば鐙なしのササン朝騎兵の絵が載った本もあったり、とアルサケス朝の後継たる国家で鐙の知識と技術が絶えたとは思えませんしどうなってるのやら。それとパルティアにあってその交戦勢力たるローマ騎兵が使ってなかった理由もいまいちわかりません。ローマ人は便利なものや優れたものはすぐ取り入れてしまうので有名だというのに、騎兵が主戦力じゃないから重視してなかったのか、あるいはコンバットプローダウンとかバトルプルーフ的な理由で例の四つ又の鞍が便利かつ実績ありとして必要ないと判断したんでしょうか。そもそも鐙はどこ起源なのか…。もっと東…?
 そして日本語で読めるアヴェスターがないかと検索したら中古な上に結構なお値段なので諦めることに。

・過ち
 
 最近気づきましたが第14軍団の一角獣の紋章は現代人が想像する馬に角が生えたいわゆるユニコーンじゃなくて魚の尾が生えた合成獣モノケロスのほうにすべきでした。何ということ、ローマ人にあるまじき間違いを…。次からは気をつけます軍団長!
 
 軍団長「貴様に次なるものがあると良いなぁ、軍団兵!」

・漫画

 まだ途中までしか読んでないのですがテルマエ・ロマエという漫画が面白いです。内容はハドリアヌス帝時代のローマ風呂の設計技師が現代日本にタイムトラベルして持ち帰った銭湯の技術を導入したり、というぶっ飛びっぷりですが市井の描写が細かく大変丁寧な作品です。古代ローマや風呂が好きなら終始ニヤニヤできる素晴らしい時間を提供してくれる事でしょう。

・次回

 東方より来たりし方々を描いてたらまたローマ軍を描きたくなってきました。共和制ローマか元首政ローマか後期帝政ローマかどれにしたものか。ここは一つ鶏の餌の啄みっぷりで決めるのが伝統的かつローマ的でしょうか。
 1,2世紀のローマ軍団に比べその前後のローマ軍は人気がないのか資料が少ないのが何とも…。4世紀後半になると周辺部族の武装とだんだん見分けがつかなくなってきますね。5世紀にはフェデラートゥス(同盟者)と呼ばれる傭兵軍が主力になって蛮族もローマ軍もごちゃごちゃに混じってる印象です。アラリックに至っては立場上東ローマ軍指揮官でありながらやってることはほかの部族とあまりかわらないという混沌っぷりです。迎え撃つのがローマ人とヴァンダル族のハーフのスティリコですからもはや何がどうなっているのやら。もっと勉強しないととても描けそうに無いです…。

 では、ウィクトーリアとウィルトゥースの助力があったなら再び見えましょう。

軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

辺境報告
往復書簡
オスティア港
記録抹殺刑を免れしもの
軍団基地施設案内
忠誠宣誓をした軍団兵の人数
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