聖なるイリオンにも滅びの日が来よう。

 どうもこんばんは。
 ふと思い出したら一週間で一番値がはった買い物がボウモアって色々ダメな感じですね。

・浮き世のこと
 もう11月も終り、大分寒くなって参りました。しかしながら自分の資産も管理できない(明らかにより酷い事実を誤魔化すための修辞とはいえ)と公言して憚らぬ方が未曾有の国難に瀕した国家の指導者であるという事実ほどお寒い事はございませんね。おそらくこれは”まさかこれほど酷いとは”
と有権者の皆様の心胆を寒からしめる事で地球温暖化を阻止するという壮大希有な計画の一端でありましょう。二酸化炭素がどうの、とか言ってましたし。何かの本で見た”もうこれ以上酷い為政者は出ないだろう、と思っているとその予想を上回る奴が現われる”という様な意味の文言が脳をよぎりました。
 結構前の日高義樹氏の本に日本は不況ではなく衰退しているという内容のものがありましたがまったくその通りなのかもしれません。これは夢、悪い冗談、あるいは自分がタキトゥス先生のように同時代を辛口に見過ぎているのだ、とそう思いたいものです…。などと、久方ぶりに太古を貪るのを中断し人並みに世間に目を配ってみようかと思ったのですが目を覆いたくなるような有様に再び現実逃避したくなる私でございました。
 それと2009年が終わりつつあることに驚愕です。ジャネーの法則がばっちり効いてきました…って去年も同じ様な事を言っていたような気もします。まるで成長していない。

・突撃
 震える大地、沸き起こる砂埃、蹄の音に角笛と喊声、突き出された槍に鈍器、嗚呼、重騎兵の突撃は良い。心が洗われるようです。何だか病的なまでにこのアングルが好きなようです。

クリバナリウス&カタフラクト

 という訳で我がローマ永遠の宿敵ササン朝ペルシアを。槍の穂先描いてたらpixiaが壊れて手袋のマークしか出なくなってしまいました。直ったら続きをやろうかと。
 キングダムオブヘブンとかブレイブハートの突撃シーンが始まると跳ね上げられた土塊や翻った裾の紋様、馬の上下動で煌く鎧の鉄片一つ一つまで食入るように見てしまうといった類の我が同志に捧げる絵、を描いてます。…あ、いつもどおりですね。
 何かそれっぽい音楽ないかなーとyoutubeを漁ってたらこんなのが…。地域的には間違いではないですがアッラー…凄くいい旋律ですが、ちと時代が下りすぎです。ゾロアスターな音楽はないですか。

・映画
 退屈だったので話題の2012を見に行くという自分らしからぬ行動に出てみました。映像は凄いと思います。凄まじい金のかかりっぷりに驚愕です。上映時間も気にならぬほど次々と見せ場があってなかなか悪くないかと。登場人物の中ではイカれたラジオの人とロシア人パイロットがお気に入りです。
 が、これだけ金をかけられるならもっとこう色々できるんじゃなかろうか、と思わないでもないです。具体的にはスティリコとアラリックが滅び行く帝国を舞台に激突する映画(ホノリウス帝は空気)とか、ティムールが物凄い勢いで領土を拡大する映画とか、プロイセン擲弾兵がもりもり出てきたりする作品だとかです。
 あ、これは趣味の問題でしたね…。でも今はもう見る事の出来ぬ時代を見てみたいものです。
で、色々なところをさまよってたらこんなのを発見しました。十字軍映画です。kingdom of heavenにも登場するボードゥアン4世がサラディンを破る若かりし日の戦いが出てくるスウェーデン映画だそうです。

Arn, The Knight Templar

予告
http://www.youtube.com/watch?v=MGFzEMPP4e4
こういう感じの史劇を劇場でみたいものです。2000年代前半のごとき史劇ブームがまた来ないものか、と。焼き煉瓦とか香辛料とか捌いてる鶏の匂いがしそうな古代の市場や中世の町をみてみたいものです。

 
では今回はこの辺で。
勇猛、世に比ぶるものなきファールスの騎兵諸君に不滅の栄光とアフラマズダーの祝福あれ。
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偉大で勇敢な皇帝マクシミリアンに神のお恵みを!

”偉大で勇敢な皇帝マクシミリアンに神のお恵みを!帝の下、一つの騎士団が現われいで笛や太鼓で諸国を廻るこれぞランツクネヒトと申すもの”


 こんばんは。
 給料が出たのでとりあえず酒を。イタリアのCastel del monteとかいう奴をやっとります。赤です。


 さて、上のはランツクネヒトのリート(歌)の一節だそうです。騎士団っておい・・・お前ら傭兵団だろ、と突っ込みを入れたくなりますね。で、のろのろと塗ってたあれもこの辺にしときます。でかすぎでした。

ランツクネヒトの行軍

以下pixivより

1525年2月"伝統的職業"

倍給兵「お前ぇの面ぁ昼日中に拝むもンじゃねえな」
娼婦「確かに貴方"昼だけ"は"衣装のおかげ"でご立派に見えるものね」
従軍司祭「HAHA、仲良き事は善き事かな…ヒック」
長槍傭兵「見ろよ、また始まった。ツンデレ同士ってなぁ収拾つかんな」
鼓手「じゃあ俺は旦那が折れるに1グルデン。連隊長は?」
フルンツベルク隊長「そうだな…って、じゃかあしいわ、阿呆やっとらんときりきり歩かんかい!」

――そんな感じで。ランツクネヒトことドイツ傭兵とこの稼業にはつきものの方々を描いてみました。ランツクネヒトは神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世によりかの有名なスイス傭兵を見本に創設され16世紀の欧州で壮絶な戦いを繰り広げました。派手な服装と独特の文化もさることながら、民主的組織とは対極にある軍隊にしては珍しく構成員による集会や自治組織が存在した個性的な集団でした。耕作地の無い農家の次男三男や寡婦・孤児など当時の階級・キリスト教・農村社会からあぶれた者を拾い集め、ときに陽気なそして概ね悲惨で過酷な生活を送っていた彼らは戦を生業とするものの常ながら戦争形態の変質によって次第に姿を消していきました。
 フルンツベルクは傭兵隊長にしては稀な忠誠心や公平さ、部下への配慮で知られ、パヴィアの戦いでその名を轟かせたのだとか。ルネサンス期とはいえ彼らのファッションセンスは未来過ぎです、主に股間付近が。
――欧州戦乱アニメ「らんつくねひとっ!」は毎週金曜23時からいとやんごとなき神聖ローマ帝国の提供で絶惨放映中です、脳内で。

以上

 やった!入隊すれば下っ端でも月4グルデン(職人の親方クラス)ももらえるのか、と思ったら長槍代が2グルデンでした、本当にありがとうございました。スイス傭兵と死闘を繰り広げた挙句に捕虜を取らない第7話「同業者」と不運極まる小村で三大欲求を満たす第15話「略奪行」は地上波で放映できないそうです。あと第24話「帰郷」では魯迅の「故郷」の如き寂寥感に思わず目から汁が、特に主人公の家族と幼なじみとの再会シーンは(以下略。
 というドラマなり映画なりがあったら良いですね。ここは一つ滝沢聖峰先生の「ばら物語」をアニメ化、しないか…。市場原理ってやつですか。

 久し振りに女性描いてみたら何とも難しい…。髭の甲冑男ばかり描いてたのでどんな具合でバランス取ればいいのかさっぱりです。時間がかかりました。デッサンとやらを沢山練習した方が良さそうですね。といって淡々と筋肉とか人体ばっかり描くことに決めてしばらくすると何故か盾背負ってたり背景で投石機が唸ってたりするという集中力のなさ。

・ドイツ傭兵

 乳幼児の生存率が低い時代や社会では多産になる一方、予想に反して兄弟姉妹全員長生きだったりすると先祖伝来の土地は長男が相続し弟や妹は何ももらえないので生きるために都市へ流入。すると都市は過密化が進み居住空間にも雇用にも限界が来る。で、食い詰めた人々は山賊やら強盗やらになってその選択肢の一つが傭兵、とそんな感じでこの手の集団は人手に困る事は無かったようです。隊長や士官クラスは前述の農民の子と同じく下級・没落貴族などの末弟が領地を相続できず連隊を立ち上げることが多かったそうです。百年戦争期の傭兵隊長とかイタリアで暴れた傭兵隊長などにもよく見られるパターンです。
 ゲオルク・フォン・フルンツベルクも小貴族の子でした。一方傭兵隊長からミラノ公になってしまったフランチェスコ・スフォルツァの父ムーツィオ・アッテンドロなどは出自が農民だとか。一兵卒からのし上がったって事でしょうか。もっとも、全体を占めていたのは前者のパターンで裸一貫からという後者は少なかったようです。いつの世もコネと金と地位はあるにこしたことはないってことでしょう。

 スイス傭兵(21世紀になってもバチカンにいます)を師としてその戦術や編成を受け継いだ彼らも次第に力を付け、やがてその師と激突することになります。商売敵となったスイス傭兵とランツクネヒトとの戦いはしばしば捕虜も取らぬ激戦となり、貴族同士が身代金目当てで敗者を助命したり従来の傭兵部隊が契約延長を目論んで八百長を演じたりする様な中世的戦争は終焉を迎えます。彼らはイタリア戦争だけでなく新大陸でスペイン人を凌ぐほどの残虐さを見せつけたり、ドイツ農民戦争や30年戦争で大活躍(その結果ドイツは荒廃)します。しかし、彼らの雇用主がより忠実で規格化された軍(やがては常備軍)の必要性に気づき始めたことでその役割は終り歴史からその姿を消していきました。

 というのが誕生から消滅へのおおまかな流れだったと記憶しておりますが、やはり一定の自由裁量があった傭兵という彼らの存在そのものが同一の規律と規格によって編成された意のままに動く軍の必要性と誕生を促したのでしょう。確かに自分がどこかの王侯だとして反乱を鎮圧するつもりで彼らを投入したら略奪やら小競り合いやらで混乱が悪化とか、まるでボヤを消すためにうっかりナパームをぶちまけたみたいな事になってるのを見たらそう思いたくもなるでしょうけど。しかし残念なことに後世の歴史や現代の世界情勢を見る限り常備軍をもってしてもコストやコントロールや戦争の後始末は難事であることには変わりないようですね。
 
 ランツクネヒトの装備は5m前後の長槍や短い矛槍、独特な鍔のカッツバルゲルという剣、馬鹿なんじゃないかと言うくらいでかいツヴァイヘンダーこと両手剣、石弓に火縄銃と様々でしたが主力は長槍だったようです。使い方はおなじみの密集隊形で針鼠です。まだ大砲や銃が十分発達しておらず騎兵が側面に突っ込んだりしない限りは概ね無敵なので大活躍でした。防具は絵の通りほとんどの兵卒が鎧を着けてません。石弓や銃弾を喰らったらどっちみち終りなのと、あとは金がないからというのが二大理由だった筈です。半甲冑を着ている人は倍給兵で防具を自弁する代わりに通常の倍の給料をもらってました。連隊旗(鳥はカール5世由来ですか?)を持ってる人も給料は通常より上でした。奇抜な服装は富も地位も家柄もない彼らのアイデンティティーの一つだったのだとか。
 この手の軍隊にはいつも非戦闘員がくっついてました。直接戦闘に参加しない女性や子供は炊事・洗濯・荷運び・補給(窃盗)など苦労と危険の多い仕事に従事していました。貴人とかよほどの高級娼婦でもない限り図の様に歩く兵隊を尻目に荷馬車に乗って優雅な行軍、はファンタジーだったと思われます。現実はたぶん口癖が”とりあえず一杯?ふざけるんじゃないよ。樽だ、樽で持ってこい”とかそんな感じの肝っ玉母さん的な人が数十キロの荷物を背負って数十キロ先までもりもり歩いてたんじゃないかと。同様に子供達も現代の様にその権利を慮る人などあまりいないので酷使されまくってたそうです。
 訓練と軍紀と充実したマニュアルのおかげで規格化し、凡将が率いてもそうそう負けることはないローマ軍団とは違いますがこういう不思議な集団も好きです。あの著名人が言った神聖でもローマ的でも帝国的ですらない感じが良いです。あ、でも自分の地元に来るのは勘弁してください。ぺんぺん草一本すら残ら無そさうです。

 ・風邪

 風邪だかインフルエンザだかが流行ってるそうですがもう何年も風邪をひいた記憶がありません。学生時代も病欠した記憶がないです。でもあれです。馬鹿は風邪をひかないんじゃなくて風邪に気づかないのです。”あれ?何か頭いてぇな。まぁいいか、早く仕事に行かねば”とかそんな感じなんじゃないかと。経験者談。しかし今般流行ってる奴でそれやるとウイルスを撒き散らすことになりそうなのでばっちり休むつもり満々です。有給とは別に傷病休暇なるものが設定された会社もあるらしいじゃありませんか。で、自分のとこはそれはないらしいです。普通に有給が消化されるそうです。残念でした。

・次

 次は何にしよう。よりマイナーな世界へ行ってみましょうか。
 ぱっと思いついた描いてみたいものメモ
 
 やる気満々のスヴャトスラフ1世
 ササン朝のクリバナリウス
 全盛期のビザンツ帝国軍カタフラクト
 出力全開のトラヤヌス帝時代のローマ軍団
 アテネの重装歩兵部隊
 ムガル帝国騎兵

 沢山ありすぎて迷います。
 また何か出来たらお会いしましょう。
 皆様に聖ゲオルギウスの守護あれ。 
 






一壷の紅の酒、一巻の歌さえあれば、

一壷の紅の酒、一巻の歌さえあれば、
それにただ命を繋ぐ糧さえあれば、
君とともにたとえ荒屋に住まおうとも、
心は王侯の栄華にまさるたのしさ!


オマル・ハイヤーム、岩波版ルバイヤート第98歌


 というわけで酒を飲んでおります。ハイヤーム先生のように葡萄酒をやろうかと思いましたが二輪のバッテリーとゲームのせいで致命的に懐が寂しくなってしまったため芋焼酎などを。飲まなきゃいいだろうに。湯で割れば良い匂いがして大変結構です。給料日まではうどんで何とかしよう。

・MW2

 現代戦FPSのModern Warfare2をやっとります。Call of Duty4の続編です。
 本当は10日に輸入版を買ってやろうと秋葉原のPCカオスに行くつもりだったのですがID認証のトラブルで商品があるのに遊べないという問題が発生してたらしいです。幸いにも掲示板を見てからSteamで購入すると判断したので巻き込まれずに済みました。パッケージ版を手にしたのにフリスビーにしかならない円盤を眺めてぐったりするのはしんどそうです。
 steamのほうも認証が通ったのが12日だったのでそれまでふてくされながらETWのプロイセンを拡大する作業に戻ったりMount&Bladeで弓騎兵と延々キャッキャウフフしたりyoutubeで”まさかのときにスペイン宗教裁判!”とか呟きながらモンティ・パイソンを鑑賞するといういつも通り不毛な時間を満喫していました。
 で内容ですがシングルの方は特段文句無く楽しいです。グラフィックも綺麗です。映画的演出も良く出来ていて息もつかせぬ展開は流石です。ただCODらしい集団の中の一人というのが薄れてきているような気もしないでもないですがそれでも十分な出来です。
 が、マルチのほうが大分ダウングレードしてるのでは?という気が。ゲーム自体は良いのですが対戦サーバを探す際の一覧表示が無くなってこちらで任意の場所を選べない事や、対戦規模が従来の半分以下の18人になってしまっているあたりなど残念極まりません。今後何とかしていただきたいところです。


・合い言葉『自由』。目標、リシャンカ(Lysyanka)、23時

 MW2をやりすぎなのと少し解像度を上げたせいか、かなりのろのろですが一応進んでます。
ランツクネヒト
 また色塗るのが厄介そうですが往時のコルスンばりのゲルマン魂で解決しようかと。ドイツはドイツでも時代が違いすぎる…。



 では、何とかなったらまたお会いしましょう。

ああ…なんだ…風が…やんだじゃねえか

流兄ちゃん…。

 どうもこんばんは。昼はセルで起動するようになった我が愛馬で地を這うようにぶっ飛び、午後は酒飲みつつ「うしおととら」読んでたら何だか作品と関係ない連載当時の自分の事を思い出して懐古的な気分に浸ってました。

・無花果の葉

下着や靴下以外の服を久しく買い換えていない事実に気づきました…。昼はスーツで帰宅後はTシャツ、ジーンズでごろごろ、という絵に描いたような服飾への無関心さを発揮してきたので最後に上着やらを買ったのがいつだったかさっぱり思い出せません。
 休日の外出も大抵二輪なので肩肘にプロテクターが入ったHYODのジャケットを羽織ってしまうためその下は適当です。もういっそのこと制服のようなものを決定して買うときに考える煩わしさから解放されてみるのも一興かと。

-案-

①トーガ、武器はトガに譲るべし。縁に太線を入れてライバルに差をつけろ!冬場は寒そうですね。地中海性気候推奨
②ブリガンダイン、急所の防御もばっちり。インド風の怪しげな獲物とのコーディネート推奨。
③ユサールの肋骨服、肩からコートを靡かせてパリジェンヌもメロメロ。高そうなのが難点か。
④漢なら畦目綴桶側胴具足。立物で個性をアピール。…だから高そう。電車乗れなそう。
⑤アルゲマイネSS、夏場はいささか、それに各種団体から(以下略
⑥…略

 夏は①が良さそうですがやっぱりTシャツにジーンズが一番ですね。自分のような軍団兵はユニクロで十分です。トゥニカで過しても問題ない時代と環境に生まれるべきでした。

・今回のアレ

 いつものお絵かきですが今回はルネサンス期付近の西欧で大活躍&大迷惑を振りまいたドイツからやってきたあの方々です。非民主的組織の最たる存在、”軍隊”であるというのに兵卒集会なるものがあったりと不思議な文化と習慣で知られる彼らです。そして何よりもあの服装…。慶次もびっくりの傾奇者っぷりです。

ランツクネヒト下書き

 三日やったら止められないランツクネヒトです。「傭兵の二千年史」という本とオスプレイくらいしか知識が無いのであまり詳しい事が書けませんが、とりあえずフルンツベルク隊長を加えておきました。パヴィアの戦いあたりで有名ですね。彼の死後に発生したローマ略奪がルネサンスに与えた影響を考えると傭兵は戦争だけでなく文化や世界の歴史そのものに大きな影響を与えている事がわかりますね。そして統制の取れなくなった集団恐るべし。 


 FPS症候群な自分は今週Modern Warfare2が発売されるのでサボりまくると思います。
 
 出来たらまた貼っつけます。主のご加護によりスイス傭兵の長槍とフランス騎兵の突撃から生き延びる事が出来たならまたお会いしましょう。

あらゆるものは去り、何物も止まらぬ。

 どうもこんばんは、ナポレオン獅子の時代の最新巻がどこの書店にも置いてないのは何かの間違いだと思うので本屋の中の人は可及的速やかに発注してください。お願いします。amazonに行け、と。
 そんなわけで「乙嫁語り」というのと「カブのイサキ」という漫画を買いました。前者は「エマ」を描いた森先生の作品で今回は中央アジアが舞台です。凄まじい描き込みの民族衣装や端々に現われる習俗の描写が味わい深い作品です。カブのイサキはヨコハマ買出し紀行の芦奈野先生による飛行機漫画?です。大地が10倍くらいになったというしんどそうな設定でありつつもまったりした作品ですが、ヨコハマ買出し紀行が好きな方は気に入ると思われます。

 さて、今回は思いのほか描くのに時間がかかりましたがこの辺にしておきます。

ビザンツ帝国の滅亡

pixivより

1453年5月29日”千年帝国の滅亡、最後の皇帝”

"優に10倍する貴卿らを2ヶ月に渡って退けた我々にも、最後の日が来た。あの傭兵隊長が負傷し、気付けば城内は雲霞の如き敵で溢れかえっていた。我等は損傷著しいブラケルナエの城壁すら守り抜いていたというのに。当然私も親衛隊と共に最後まで陛下に付き従うつもりだった。やがて敵の最先鋒と対峙した陛下は帝衣を剥ぎ捨て何事かを叫び抜刀された。そして手勢と共に敵陣へ斬込んだのだ。私もまたその背を追ったがそこから先のことは何一つ覚えていない、もはや説明する必要もないだろう。"――聴取の翌日、負傷の悪化により我等が崇高なるオスマン国家の捕虜となりし誇り高き"ローマ人"将校は彼の主と同胞の下へと旅立った。「オスマン朝軍医の覚書」

 また適当なことを書いてます。1453年、かつて地中海に君臨した一つの国が滅び一つの時代が終りを告げました。ビザンツ帝国末期の装備が今一つわかりませんが外交や通商関係から推測するにイタリア式甲冑あたりでしょうか。陥落後、勝者であるメフメト2世は千年続いた帝国に敬意を表し当初の略奪許可を翻したのだとか。

――今だから言うけどさ、ケルコポルタ門の鍵閉め忘れたの…あれ、俺なんだ…皆、ごめん。

以上

 オスマン朝といえばイェニチェリですが甲冑ばかり描いてる自分としてはシパーヒとか東欧から参陣した重装歩兵のほうが好きです。丸い耳当てのついた兜や板状の鼻当てが下がった擬宝珠みたいな兜、あの流麗な文字が刻まれた盾や胸甲が実に渋いです。

 395年に分裂してから1453年に滅ぶまで千年の長きにわたり存在したビザンツ帝国こと東ローマ帝国ですがそこに住んでる人達は”ローマ帝国”と呼んでたそうです。同時にギリシャ語を話す人ばかりでしたが自らを”ローマ人”と自負していたようで。
 大帝コンスタンティヌス1世がローマからコンスタンティノポリスに遷都し大帝とその子コンスタンティウス帝のあたりからローマ帝国はキリスト教に傾倒していき文化的にもかつての古代ローマ帝国とは違った国家となっていきました。
 その後はベリサリウス将軍が旧領を回復してみたり首都の鉄壁で侵略者を弾き返しまくったり”ブルガリア人殺し”ことバシレイオス2世のもとで黄金時代を迎えたり。が、地中海に君臨する帝国も第四次十字軍により首都が陥落、経済もジェノヴァやヴェネツィアに握られじわじわ衰退の一途を辿る事となります。やがてオスマン朝の圧迫を受け西欧に支援を求めるも援軍は来ず1453年を向かえた、というのが物凄く大ざっぱなビザンツ帝国の隆盛と滅亡です。その首都を千年守り続けたのがテオドシウス2世による城壁ですが三重の城壁は廃墟となった今も往時の豪壮さを偲ばせる面影を保っています。
 あと第4回十字軍で首都から亡命した貴族が小アジア北岸に打ち立てたトレビゾンド帝国というのがあるのですが1453年の本家陥落後も生き延び1461年にトドメを刺されるまで頑張ってたそうです。一応それが最後のビザンツ貴族による国家なのだとか。見習いたいしぶとさです。

 ケルコポルタ門の防衛責任者はどうなったんでしょうね。助命や報酬目当ての内通者なんでしょうか。それともこれ以上の抵抗は無意味であり陥落時の略奪を苛烈にさせるだけと判断し故意に外したんでしょうか。もしぼんやりしてただけで本人もばっちり戦死だったとしたら私並みのうっかりっぷりですね。
 巨大な大砲を喰らいつつ2ヶ月耐えるなんて人間追い詰められると結構凄い事が出来るんだな、という事が分かりましたが同時にそんなに追い詰められる前に問題の芽を摘んどけ、という重要な教訓を得る事も出来ました。ビザンツ帝国は往時の傲慢さや狡猾っぷりのせいで周囲の方々から結構酷い言われようだったそうで。それにしても千年もつのは凄いですね。


・最近知った事

 奈良の大仏こと毘盧遮那仏がアフラ・マズダーだと今さら知りました。中学の修学旅行で見に行きましたが、ただただでけぇ!と唸ってたのがゾロアスター教の方だったとは。てことはアーリマンもどこかにいるんですか。

・次

 次は何をやらかしましょう。ユリアヌス帝と愉快な仲間達とか楽しそうですが4世紀のローマ軍がまだ良く分かりません。本棚に向かって目を瞑り指差した本についてやってみるとか。八割以上の確率で古代か中世になること間違いなし。

 ではまた何か出来たら貼ろうと思います。

廉直は金に追われ、正義は金で売られ、法は金に従い、やがて貞節も無法とならん。

 まだ先日の絵を塗っております。Rob Dougan を延々垂れ流しながら描いてました。Furious Angelsというアルバムはどの曲も傑作です。clubbed to deathって撲殺て意味ですか?名前はどうあれゾクゾクする旋律は良いですね。 
 テオドシウスの城壁

 もう少しかかりそうです。テオドシウスの城壁はこんな感じで良いんでしょうか。また細かくやりすぎたかな、とは思うのですが不屈の軍団兵としてはこれしきのことで怯んではならぬのでじわじわやっていこうかと。

 絵が遅々として進んでないのは決してアンチャーテッドが楽しすぎるせいではありません。えぇ、決して。寝不足で会議中に眠そうになったりなんかしてません。
 リンク先の動画が百聞は一見にしかずという具合ですが、グラフィックが綺麗なのにデータの読み込みが早くゲーム性も損なわれていないという奇跡のようなゲームです。ストーリーや雰囲気はインディージョーンズと007あたりを足して割った感じですがとにかくめまぐるしい展開がプレイヤーを飽きさせず没入感は類稀なるものがあるかと。冷静に考えるととんでもないことばかりしているがどこか憎めない主人公が”マジかよクソッ”とか悪態つきながら脱線して絶壁に飛び出した列車から飛んだり垂直の壁をよじ登ったり、警備兵で一杯の博物館で盗人したりと愉快なゲームです。
 一難去ってまた一難の危機の演出や見せ方、ゲーム性も近年の作品の中では群を抜いて良くできています。先述のグラフィックは特に水や光や雪、遠景など思わず止まって見入るほどです。B級映画というかアクション映画の王道的なストーリーや展開もいちいち良くできているのでそういうのが好きな人は日曜洋画劇場の主人公気分に浸れること間違いなしなのでPS3をお持ちなら是非。

 では、今日はこの辺にしときます。
 アッラーが望むならまたお会いしましょう。

 
軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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忠誠宣誓をした軍団兵の人数
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