高位の者ほど個人的な自由は制限される

 と言うようなことを良きローマ市民の偉大なる指導者ガァイウス・ユゥリウス・カァエサル(HBOのドラマROMEに出てくる広報官の発音で)が言ったそうです。強大な権限を持つものほどその公私の生活は神経を使い、自由は縮小されていく、ということでしょう。
 財務大臣閣下がG7の会見で大変なことをして辞任したそうで。薬と酒をセットで飲んでたとか官僚に嵌められたとか色々噂されている様です。大臣ともなれば一つの発言、一挙手一投足が数万人単位の生活と生死を左右する立場の筈です。なおかつ情勢は平時ではなく危機に瀕しているのですから個人の不祥事だろうと国内外の陰謀だろうと、そんなことが起きないくらい隙のないゾッとするほど冷徹かつ狡猾で何より有能な指導者が望まれるところです。
 もっとも酩酊という名の辺境で毎夜蛮族と戯れてる私には本人を非難する事など出来ませんけど。

 さて、古代に帰らねば。

 今週は14世紀~15世紀くらいの城を描いておりました。
愛読誌

 以下pixivより

愛読誌

 城と言えばキラキラの宮殿ではなくゴツゴツした要塞じゃないと駄目だ、ウルバン砲上等、という回復の見込みの無い城塞病末期患者に処方される雑誌です。
 バリスタが配置された武骨な防御塔、深く広い堀、見るだけで攻め手がうんざりする様な胸壁、頑丈な落とし格子と煮えた油が注がれる二重の城門。乾き、あるいはじめじめと薄暗く、地下牢からは大抵呻き声が聞こえてきます。もちろんそこに住まう者達もそれに相応しい連中です。華麗な舞踏会はありませんが毎日ぶっ倒れるまで酒宴です。姫はいますが多分泣く子も黙る猛者共の元締めです。そんな城と甲冑とその主達の雑誌です。創刊号は半額だそうです。
―――こういうのどっかにないですかね。480フロリンも持ち合わせないですけど。

以上

 フルプレートの鎧はどうにも形が把握できません。 そして人体は難しいですね。とくに線が少しずれるだけで骨格が変な具合になったりするあたりが。いや、私の場合は人体に限った話ではないですけど。それに板金鎧なんて着せようとするとは無茶な奴。でもやってしまう。重症甲冑患者なので気がつくと鎖帷子やらを描き込んでしまいます。現代医学をもってしても治りません。
 映画など元の絵があるものは写実的な造形に出来るのに何もないところから想像して人物を描こうとすると漫画っぽくなってしまいます。目耳鼻らしき線を入れて、という単純な発想だから駄目なのかも知れません。こういうのも好きですが真ん中くらいの絵柄にしてみたいものです。

 さて、次は何を描いてやらう。まだまだローマ帝国分が足りない気がしてきたのでそっち方向で行きます、たぶん。

 全く絵と関係ないですがオーストリア、ウィーンの東にカルヌントゥムというローマ帝国の遺跡があります。帝国が統治していた時代には上パンノニアと呼ばれた版図北辺の属州の拠点でした。
 地図を見ればわかりますがまさに最前線です。往時は軍団が駐屯しておりRome total warの拡張版BIで西ローマ復活を目指していた私は幾度も激戦を繰り広げた記憶があります。で、そこに古代ローマをモチーフにしたテーマパークがあるそうです。ピルムの一斉射撃とかテストゥード隊形とか見せてくれるんでしょうか。実に気になります。

 こういうのは中世版もあるそうです。前にも書きましたが馬上槍試合など一回見てみたいものです。
こっちがアメリカのでhttp://www.medievaltimes.com/
ドイツのカルテンブルクでは七月に盛大な祭りをやってるそうです。市場が出たり合戦したりジョストしたり。http://www.knighttournament.com/の公式は何故か繋がりません。
 関係ありそうなとこは繋がりました。
 2006年の試合の様子。結構派手にぶっ飛んでますけど、少しやりたいです……。飛入り参加は禁止だそうです。素人が突然やったら、かのフランス王より惨いことになりそうですしね。

 米国のは食事しながらトーナメント見る所らしいです。飯を喰らいながら戦いを見る……。何だかコロッセオの時代からあまり進歩してないような。そのうち刺激が足りなくなって人死にを求める様になったり。銀河鉄道999にそんな退廃的な星が出てきました。ウェスパシアヌス帝が現代を見たら気の利いた皮肉を言ってくれそうですね。

 今さらこんな事を書くのもなんですがLegionariusは古代ローマの軍団兵のことです。”Legio”(軍団)の人でLegionariusです。で、googleでLegionariusと検索するとwikipediaの軍団兵の項目とイタリア出身の格闘家の方が出てきます。しかし、困ったことに何故か一番上に私の拙い絵が検索結果として表示される(2009/02/16現在)のです……。
 比類無き探求心によりローマ軍団について検索した同志が全く関係ない絵を発見して肩を落とす姿を想像すると実に申し訳なく思います。
 そして後者、Legionariusの通称を冠した総合格闘家アレッシオ・サカラ選手について調べたらまさに軍団兵な体格の人でした。古代人の栄養状態からして185cm93kgは体格に恵まれすぎな気もしますが、泥で少し汚れたロリカ・セグメンタタを着込んで投げ槍を握ってもらったら様になりそうです。強壮なベルガエ人も真っ青といった感じです。やはり試合の入場時は甲冑なんでしょうか? BGMはグラディエーター一択でお願いします。……いや似合うとか似合わないとかそんなことはどうでもいいですね。
 格闘技で立派に名を馳せているサカラ選手の渾名で検索するとどこの馬の骨とも知れぬ私がひょこっと出てくるというのは由々しき事態であり、なんとも残念なことです。あ、あとイメージ検索をするとこのページのCBR600RRが表示されるのには思わず吹きだしてしまいました。というわけで現代のビッグ・ブラザーことGoogleの中の人はこの深刻な状況に対処すべきだと思います。
 テレビはあまり見ないので試合を目にすることはないでしょうがサカラ選手の健闘を祈りつつ乾杯しておきます。我がコンミリーテスに不滅の栄誉あれ。

ふう……長いッ!!

 そろそろWaltz For DebbyとかPeace Pieceを聞きながら酒飲んでぶっ倒れることにします。
 Bill EvansのPeace Pieceは聞いてると不思議な浮遊感に誘われます。
 さて、ローマの神々が許すならば、またお会いしましょう。 
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黄金を証するものは火、強者を証するものは苦難

 セネカ先生、ストア派への道は険しいです。 たまに慈雨が無ければ渇いて果ててしまいます。

 こんばんわ、ガンスリンガーと言えばガールじゃなくてスティーブン・キングです。そう言う奴です、私は。続編を見つけて読んでみたらすっかり話を忘れていて記憶力の著しい低下を実感しました。キング先生はリチャード・バックマン名義の「死のロングウォーク」とか「バトルランナー」とかも結構好きでした。

 今週はヴァイキングなぞを描いておりました。
海賊

 以下Pixivより

月夜の収穫

ブリテン島は西暦407年にローマ人が去って以来サクソン人の支配下にあった。しかし、ついにその安寧を破る者たちが現れる。ノルマンニ(北の人)と呼ばれる人々が侵入し始めたのだ。―――デーン人隊長「行くぞ、野郎ども。アスガルドの神々は今宵も我らの味方だ!!」―――8世紀頃から北欧を根城に活動していたヴァイキングはロングシップと言う喫水の浅い船で神出鬼没の襲撃を繰り返しました。北欧神話の信奉者にして海賊兼冒険家だった彼らは北海だけでなく地中海、黒海、カスピ海はてはアメリカの島嶼まで到達したそうです。各地の国を揺るがした彼らは自ら幾つかの国家を興し、やがて混血、改宗等を経てその地に溶け込むように消えていきました。*あれ、おかしいな。金髪おさげ娘を描こうとして何でこんなことに……。隊長の声は若本氏か大塚氏です、たぶん。ヴィンランド・サガという漫画を読んで描きたくなりました。11世紀頃の北欧における装備や文化、思想、宗教まで考証された希有な作品なので未読の方は是非。


以上

 ローマ人が去る頃のブリテン島は映画「キングアーサー」に出てきます。サルマタイ騎兵が主人公の映画なんてもう二度とお目にかかれない気がします、たぶん。帝国の東の辺境にいた戦士を西北端の辺境で任務に就かせる話でしたが、傭兵扱いなのか、アウクシリアあるいはアウジリアス(補助兵)だったかうろ覚えです。全体としての出来は今ひとつ足りないように思いましたが、ローマ時代のブリテン島を色々想像させてくれて結構好きです。

 絵の時代はそれから600年以上あとなので様子はさっぱり違っていたでしょうね。七王国時代とかノルマンコンクエストあたりをつつく映画、どっかでやってほしいものです。

 ヴァイキングの連中が飲んでた酒は蜂蜜酒とワインとエールとかかな、と蜂蜜酒について調べたらハネムーンの語源を知ることが出来ました。どうでもいいですね。
 大海原に木の葉のような船で突っ込んだり、雄叫びを上げながら突撃したり、毛皮を纏ってベルセルクになったり何だか楽しげな人達です。自分がイングランド人だったら会いたくないですけど。
 熱狂を押し殺し、闇夜を滑るように船を操り上陸、仕事中は冷静に撤収までの時間や戦利品や人質やらを計算してたんでしょうか。それとも忘我の境地に至り好き勝手気侭に欲望の限りを尽くしてたんでしょうか。指揮官は前者じゃないと困りますね。
 しかし忘我、いいですね。君はいつも我を忘れてるじゃあないかという極めて適切な指摘が脳にこだましたのでこの辺にしておきましょう。

 いつのまにか”世界大統領”がかわっていたようで、世情に疎いのにもほどがありますね。簡明ではあるが心に訴えかける言葉選び、耳に残るフレーズの繰り返し、そして具体的課題から最終目標へ至るはっきりした起承転結、最後に聴衆の大声援。70年前くらいのゲルマニアで見られるあの卓越した技術に酷似しています。次は閣下の地球連邦政府総統就任演説に期待します。

 いや、下品な冗談はさておき、より善い世界を築いてくださるよう期待したいところです。サイン一つで国が消え、国が生まれ、数百万単位の人々の禍福が左右される、恐るべき、そして祝福されし立場に上り詰めた男の健康とその成功を祈りつつ酒飲んで寝ます。またそれか。

 ではまたそのうち。

名は体を表す

 どうもこんにちは、結構空いてしまいました。 

 名は体を表す、とはしばしば言いますがエルサレムはどうなんでしょう。町の名の由来は諸説あるそうですがヘブライ語でイール・シャローム”平和の町”というのが主流らしいです。しかしその支配者の来歴たるや記憶している限りでヘブライ王国→ユダ王国→バビロニア、ペルシャ、マケドニア、セレウコス朝、そしてローマ、アラブの諸王朝が入り乱れています。シーア派とスンニ派に交互に支配されたり、落ち着いたと思ったら西から十字軍がちょっかい出しに来たり、と荒ぶる神アレスが長逗留してるとしか思えません。将軍だったら略綬で制服が埋まってしまうレベルです。
 ローマの支配下に置いてはウェスパシアヌス帝とハドリアヌス帝の時代に二度も燃えさかり、バル・コクバの乱こと第二次ユダヤ戦争では瓦礫の山になった上名前まで変更されてます。そして現在もかつてほどの派手さはないもののくすぶり続けています。名前の由来は私の説としては”火種”とかだと思います。あまり関係ないですが現在のイスラエル国防軍における入隊式がマサダで行われているのも歴史の流れを感じさせます。今も残るローマ軍謹製侵入用傾斜路と野戦陣地跡をじっくり見学したいものです。

 で、こんなのを描いておりました。
 
攻城戦

サラディンのターン! さくせん→ガンガンいこうぜ
あんまりガンガン行くとコーサル河のほとり(天国)に行っちゃいそうですが。
いやちょっと行ってみたい気もします。72人の美女と悪酔いしない酒があるらしいです。

 イスラームの聖戦には二種類あるそうです。一つは己の精神をより高次へ導く内なるジハード、詳しくはわかりませんが個々人の中にある悪との戦いを指すそうです。もう一つは昨今大流行の外的ジハードです。イスラーム世界そのものを防衛し広める戦いです。これは政治や経済と結びつきジハードといえば現在ほぼこの意味として用いられるようになってしまいました。洋の東西を問わず領土の拡大や利権の確保を行う際に便利な方便なのでそのようになってしまうのは当然と言えば当然の成り行きといえましょう。
 また、その戦いの過程で命を落とした者は上述の”天国”に行くとされています。いつかの日記、M2TWのリプレイ日記で罰当たりな皇帝が配下の兵士達に約束した天国の内容もそれにあたります。

以下pixivより

交渉決裂

 城攻めは孫子では下策らしいですが脳からアッラーの軍勢が溢れ出るのを止められませんでした。投石機を横から描くか、後ろから描くか散々迷った挙句、サントラを聞きながらもりもり描いてたらKoHそっくりに……。最初は投石機を描くのが目的、だったのですが気づいたら何が主役か不明になりました。いつも通りですね。平衡錘投石機は140kgほどの石弾を300mの彼方にかっ飛ばすことが出来たそうです。前進を始めた味方に当たらないか心配です。―――我がスルタン、次のご命令を!*盾や旗の文字は適当です。

以上

 同じ神を崇める二つの宗派が一つの聖地を奪い合うというのは何とももの悲しい題材ですが、憂いを秘めた表情でモスクを見上げるうら若き修道女の図、とかいった繊細な絵は軍団兵には描けません。……投石機を描きたかったのです。こんな投石機を手に入れてしまったら使いたくなるのも頷けます。エドワード1世だか誰だったか忘れましたがイギリス王が敵が開城の使者を出してきたのを拒否して新型投石機を実験してしまったと言う恐るべきエピソードがあったような。

 あまりのちまちまっぷりに描いているとき思わずシャハーダしそうになりましたが、唯一神に身を委ねる者は酒も豚も禁止だそうじゃありませんか。私には無理です。ちらっと調べると物凄く厳格な宗派でなければ結構緩いらしいですが、実際どうなんでしょうね。もし100%避けるとなると日本で生活している人は、どの調味料に入っているかわからないので外食や加工食品などとても利用できそうにない気がします。

 ガザ地区が戦禍にあるときにエルサレムらしき都が燃え上がってる絵なんて描いてたら世界一の巨砲に関与していたと噂される人の様な末路を迎えそうですね。マスドライバーとか巨大砲とか何時の時代も夢溢れる計画を企んでるとどこからともなく鉄槌が振り下ろされるんでしょうか、バベルの塔然り。
 
 もっとも博士が喰らったのは神の拳ではなく5発の鉛弾だったようですが。汎神論的解釈ならそれもまた神のなせる業ということでばっちりなのかもしれません。こんな不信心な事ばかり言っているとルート・アイリッシュこと我が通勤路にIEDが設置されそうですが爆発物は無辜の市民が巻き込まれるのでダメ絶対です。出来れば45ACPか7.62mmあたりで凄腕が脳髄に一発、の方向で済ませていただけると幸いです。あ、あと執行はなるべく私がEmpire Total Warをやってからにして欲しいものです。いや、きっと皆さんキングダムオブヘブンのサラディン並に寛容な心で許してくれる筈です。

 最近どんな本を読んで何に染まったのかが良く分る単語ばかり出てくるのが哀しいところですね。でも揮発性の脳なのですぐ忘れると思います。極めれば同じ本や映画を何度も楽しめそうです。それはボ……。
 
 今週は行き帰りに随分前に買ったイラク関連書籍「ファルージャ栄光なき死闘」を貪っておりました。2004年のブラックウォーター社社員殺害事件以降ファルージャで何が起こっていたかを扱ったノンフィクションの部門に属する本です。ほぼ連合国暫定当局、米陸軍、海兵隊側の視点なのでその客観性、公平性に全幅の信頼を置くわけにはいきませんが、当時のファルージャ市において複雑怪奇な勢力争いが発生した経緯や海兵隊が圧倒的実力を有しながら全市の占領を幾度も中止した理由が明らかになります。
 
 取材やインタビューは末端の海兵隊員から高級将校、米国政府関係者に現地の暫定当局、イラク政府や官僚、部族長たちにまで及んでおりイラク情勢の一側面ながらもそのイメージを掴むのに適した本と言えましょう。本書には選挙を視野に入れマスコミの強い影響下にある大統領を含めた政権幹部、毎日のように仲間を失い一日も早く攻撃を完遂したい海兵隊員、本国と軍部とイラク指導者に挟まれた暫定当局、過激な宗教指導者とその信奉者達に脅迫され日和見的な行動を取らざるを得ない部族長達、このほかにも様々な勢力が登場します。そのどれもが目まぐるしい状況に押し流され時に断固たる決定を成し時に妥協点を探って奔走します。
 
 よく見かける紹介文などでは戦記扱いになっていますが注目すべきは苛烈な戦場の描写だけではなく各集団のもつれあいにあると思います。同時に誰が敵で誰が味方か分らない明白な物量差のある新しい戦い、非対称戦争の一典型を示した点にあるとも言えます。また、指揮系統の乱れと政治的配慮による朝令暮改に苦しむ兵士や経済的野心から市民を扇動する武装勢力幹部の存在は今も昔も物事の本質はさほど変わらないということを実例を持って教えてくれます。無惨な写真や残虐な表現などが散見されますが読む価値はありました。

 ハリソン・フォードを引っ張ってきて映画化すると風の噂に聞いたのですが二、三時間の枠に収まるのか? とか年齢的にどの立場になるんだろうといった点が気になります。もしやるとしてもただのアクション映画に堕したりしないと良いのですが。そういえばエヴァンゲリオンの実写化とかその後どうなったんでしょうね。怖いもの見たさ的な興味はあります。ドラゴンボールのほうは何卒ご容赦ください。

また話がぶっ飛びますが先ほどちょろっと書いたPCゲームEmpire Totalwarの価格をamazonで調べたら

米国amazonで

Empire: Total War by Sega of America (Mar 3, 2009) (Windows 2000 / XP)
Buy new: $46.99
2 Used & new from $46.99

UK amazonで

Empire: Total War (PC DVD) (2009) (Windows Vista)
Buy new: £23.96
だそうです。

2/6のみずほコーポレートの公示為替相場が
1US$=90.94円
1ポンド=133.06円

為替手数料を抜いたTTM(仲値)での概算は
$だと4,273円
ポンドだと3,188円

 円高の威力を実感しますね。実際の円見合レートが幾らかは知りませんが相場がしばらくこのままで送料や為替手数料が大してかからないならこういうとこで買った方が安いんでしょうか。というかヨーロッパ大丈夫なのかヨーロッパ。アイスランドとか大変なことになってるし……大丈夫じゃないか。


 ……凄い長い、そして題名と全然関係ないことが書いてある。
 さてBallantineを流し込みながら「ハリコフの戦い」写真集を開いて東部戦線に旅立ちます。
 お疲れ様でした。ではまたいつか。

語りえぬものについては、沈黙しなければならない

 先日、昼食と言う名の何か、を咀嚼しながらウィトゲンシュタイン先生について調べていたら幼年時代の某総統閣下が同じ学校の集合写真に収まっているのを見つけ貪り食っていたソイレント・グリーンを噴出しそうになりました。この年齢にして既にニュルンベルク党大会演説前の様な表情と腕組み、大物っぷりが漂いつつあります。あまりの衝撃に何を調べたかったのか忘れてしまいました。

 話は変わりますが、毎夜家に帰り着くと机に向かって安い葡萄酒ばかり飲んでいるせいか舌が青黒くない日がありません。ブリトン人の刺青みたいです。会社で万が一抜き打ち舌チェック(何それ)が行われたらそう言う部族なんです、と言い訳する他ありません。魔除けです、とか。

 今朝は”MOのみの塔”と”ME覚めよ”を携えた人が安眠を阻害しに来たので思いの外早く起きてしまいました。ありがとう起こしてくれて、美女ならなお良かったです。
 全ての神々を等しく敬う私としては「我が神はこことここにおわす。神殿はその心に築け」などと言いつつ、イラク戦争開戦前のラムズフェルド氏並に朗らかな表情で己の胸と頭をにこやかに指差そうかと思いましたが、冊子を受け取り速やかに扉を閉める、という我ながら大人な対応でやり過ごしました。彼らは何か言おうとしていたようですが休日はディオニュソスの加護があれば十分なのです。冊子にざっと目を通しましたらユダヤ総督や当時の古代ローマのコインについて触れられていたので結構面白かったです。でも入信するつもりは1mmもありません。軍団兵なのでミトラス神なら良いのですが。ミトラの秘儀を行うための犠牲牛がいないので葡萄酒を……葡萄酒もないっ、芋焼酎さつま大海なら青木昆陽先生も許してくださる筈。またそれか。

 今週は……今週も、ローマ軍団兵を描いておりました。百人隊長です。

百人隊長


以下pixivより

百の命を握る者

 ローマ軍団の背骨、統率者にして斬込み隊長、軍団兵の中の軍団兵こと百人隊長とその有能にして残忍な仲間達を描いてみました。帝政が始まって100年ほど経った頃の装備だと思います、たぶん。百人隊は60人~100人ほどで構成されており、百人隊六個で大隊、大隊十個で一個軍団となります。
 一口に百人隊長と言っても階級が細分化されておりますが大抵隊の中で最も尊敬され勇猛な兵士が選出されました。軍団の中級士官である百人隊長は戦闘指揮だけでなく軍団兵の生活から訓練、報奨懲罰まで取り仕切り、処刑の権限すらもっていました。彼らは通常の軍団兵とは異なり左腰に剣を下げ、職杖を握り、羽根飾付き兜と勲章付きロリカ・ハマタ(鎖帷子)を装備しました。
 婚姻、給与、戦利品など様々な面で優遇され軍団兵達の敬意と畏怖の念を受ける一方、先頭で戦う彼らの死傷率は高く、ファルサルスの会戦では百人隊長だけで3桁にのぼる戦死者を出したそうです。
 ―――「我が将軍よ。今日の私の働きは、私の生死を問わず貴方が感謝せねばすまぬ様なものにしてみせましょう」ファルサルスの会戦を前にしたカエサル配下の百人隊長の言葉
 *最初は百人隊長だけ描いてたのですが寂しそうだったので足しました。毛皮を被った人はシグニフェル(旗手)です。

以上

 2000年前の軍隊であると言うのにローマ軍には階級や役職が事細かに分かれた下級士官が存在しました。帝政期の一個軍団には60人ほどのケントゥリオ(百人隊長)がおり、その下にはオプティオ(副官)、シグニフェル(旗手)、テッセラリウス(連絡士官)などが配属されていました。その他にも派遣任務担当のベネフィキアリウス(特別兵)、リブラリウス(書記)などが司令部を中心に活動していました。
 その中でも百人隊長は最も重要な存在です。百人隊長は一つの階級を指すのではなくさらに幾つかの等級に細分化されておりました。第一大隊の百人隊長はハスタトゥス・ポステリオル<ハスタトゥス・プリオル<プリンケプス・ポステリオル<プリンケプス・プリオルそして軍団で最も地位の高い百人隊長プリムス・ピルスという序列になっていました。
 下は今でいう軍曹のような仕事から、上は幕僚クラスの仕事までしていたそうです。プリムス・ピルスなどは司令官級の作戦会議に出席したり、記録によればパルティアへの大使になったこともあるそうで彼らの重要さが窺い知れます。

 百人隊長になるには

・隊の幹部下士官を経て任官される場合15年から20年のキャリアを必要とする。
・親衛隊勤務を終えて任官。上記より幾分早い。
・コネクションなどによる直接任官。いきなり百人隊長。

 何時の時代もコネクションは重要なようですがそれが無くとも出世の道は残されていたようです。

 小プリニウスが直接任官されるよう援助した百人隊長は40,000セステルティウスを準備金として授かったそうで、当時の軍団兵が1年に1,200セステルティウスを報酬として受け取っていた事から比較すると退役までの賃金に相当し、凄まじい特別待遇だったということがわかります。

 参考文献:古代ローマ軍団大百科

 さて、この辺にしておきましょう。
 皆様によき休日あれ。
  
軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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