いと染まり易きもの、そは人なり

 こんばんわ、題名は今適当に考えました。自分の事です。
 本日は一月ぶりくらいに休日の早起きに挑戦し成功しました。昨晩、ライドバックというアニメのOPを見てあっさりと洗脳されてしまったからです。明日は晴れ、バイクに乗る外なし、と。

 オイルとフィルターの交換をしたのでエンジンの調子が劇的に良い様な気がします。いや、むしろそんなになるまで放っておいた自分の鈍さにびっくりかつがっかりです。きびきびと操作に反応する具合の良さは中古で納車した帰り道、初めてのSSに自分はなんてものを買ってしまったのだ、と今まで乗っていたものとの性能の違いにおののいたのを思い起こしてくれました。
 スタートスイッチを押した瞬間の低く唸るような音と鼓動、スロットルを開いた時のカタパルトで打ち出される様な加速には何とも言えぬ味わいがあります。以前のW650は冬場チョークを引かないとエンジンはかからず、加速力では幾分劣っていました。優美な造形、安心感のある走り、トコトコと独特の小気味良いリズムで回る格好良いエンジンは大好きでしたが、どうも一味肌に合わぬ気がしておりました。
 職場では大抵、借りてきた猫が干からびて死んでいる様に大人しくしているのでそういうものに乗っている事を明かすと驚かれます。私の演技力もそう捨てたものではない、ということかもしれませんね。
 
 で、愛馬しろがね号を駆り246を南下、江ノ島を経て眩く光る相模湾を右手に三浦半島まで行ってきました。
 朝7時発、思う様重力やら遠心力やら風やらを受けてやろう、と走り出して20分ほど経過した頃、風による体温の喪失でクラッチとブレーキを握る指が凍えてぽろりと取れそうに……。寒すぎです。早朝は道が空いているので最高に快適なのですが寒いものは寒いです。太陽神ソルにもっと早く昇ってくれと祈りを捧げつつ速度を落とし、わきわきと指を開閉しつつやり過ごしました。途中、後方を確認せずコンビニの駐車場からバックで出ようとする軽自動車や片側二車線の大通りを横断歩道も信号も無い場所で渡ろうとするご老体などに脅かされました。交通戦争という言葉が脳裏に。
 朝の空気は澄んでおり、江ノ島からの富士山は青い海に映えなかなかに見物でした。
富士2

富士1

 その後、長者ヶ崎や黒崎の鼻などを横目に、右へ左へ体重移動の練習をしながら程よい加減のくねくね道を進み、気がつくと城ヶ島に。一帯には緩やかな起伏のある広い畑や、荒々しい岩が波に洗われている岸壁があったりと非常に変化にとんだ景観で見ていて飽きません。カフェ・アルファは見つかりませんでしたがヨコハマ買出し紀行の雰囲気は十分味わえました。帰りは鎌倉を経て18号を通ってみましたが、広々している上に空いていて快適でした。

 帰宅後はスーパーで発見したシャトー・デ・コレージュ、コートデュローヌとかいう赤ワインを平らげ、金曜に買ったサントリーが輸入販売?のマクレランズ・ハイランドというのをちびちびやりながら絵を描き現在に至り……これは酷い、ストア派が聞いて呆れる快楽主義者っぷりです。いや、己がより善いと信じた生き方を実践するのが第一原理ならば、間違ってはいない筈、……。

 あ、赤ワインはとても美味かったです。大した舌ではないので格好良い批評は出来ません。いつも水の様に飲んでいるのとは段違いであることはわかりました。スコッチの方は私にはこれで十分だ、という気がしました。コルクを抜いた時の匂いはとても良かったのですが、通な人には物足りないかもしれません。軍団兵なので葡萄酒があれば良いのです。

 ガリアの葡萄酒とカレドニアの蒸留酒を飲んでいたせいで辺境への熱い思いを抑えきれず、ついかっとなってこんな絵を……今も反省していない。
辺境

以下pixivより

防人の歌

amazom.co.jp 
商品の説明(「アヴェンティヌス社」データベースより)
 時代を切り取る圧倒的な描写で名高い『グラディエーター』で組んだリドリー・スコットとラッセル・クロウ。2人がまだローマ帝国について語るべきことがあるということで製作総指揮を担当、映画の時間枠では収まらないということから全24話のTVシリーズとして製作された戦いと人間のドラマ。2006年ゴールデンフリース賞に輝き、日本ではWOVOWで先行放送された。物語は西暦260年から268年までのローマ第22軍団プリミゲニア第1大隊の過酷な戦いを、兵士たちの視点を軸に描いたもの。約300億円をかけたという本作、次々と繰り広げられる迫力の場面は貴方を狂乱の3世紀に誘うだろう。

製品紹介
 本製品はTVシリーズDVDBOX第1弾。ゴート族との激戦、帝国三分、アレマンニ族との邂逅、ガリエヌス帝暗殺まで、北方で戦ったローマ軍団と揺らぎ始めた帝国「3世紀の危機」の実像を描く。その第1話から第4話を収録する他、メイキング映像を収めた特典ディスク、資料集と実寸大軍団旗付き。

おすすめ度:★★★★★ 
1件のカスタマーレビュー

 1人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 ★★★★★ 全軍団兵必見 2009/1/25
By Legionarius - レビューをすべて見る

 第12話「イリュリクム魂」と第22話「裏切りと死」で不覚にも目から汗が。……真っ赤な嘘です。バンドオブブラザースのポスターと紹介文を元に捏造しました。帝政中期の装備と編成はどんなだったんでしょうね。こういうドラマが見たいです。

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以上

 愛するお前へ、もうすぐ夜が明ける。1回の歩哨で髭は凍り付き、足の小指は感覚がない。鞘が氷りつくので皆焚き火の傍に剣を突き刺している。遠く、レヌス(ライン河)の向こうに星の数ほど篝火がちらつく。身を切るような冷気が袖口や軍靴や靴下の隙間から忍び込み、氷の様な鎖帷子は熱と体力を奪う。時々気味の悪い雄叫びが聞こえてくる。あの蛮族共がどうしてこの寒さに耐えられるのか不思議でならない。奴等が熊の子孫だという話は本当なのかもしれない。
 百人隊長が対岸を見たまま白い息を吐いて言った。明日になれば腹を空かせたあの連中は凍える川を渡ってくる、と。俺は明日の夜も生きているだろうか。明日を生き延びることが出来たなら、その夜に飲む酒はきっと今までにない旨さだろう。明日を生き延びお前と我が子をこの腕で抱きしめることが出来たならきっと今まで以上に愛しく思うだろう。―――高地ゲルマニア、モグンティアクム(現マインツ)のリーメス(防壁)から故郷の家族へ 第22軍団プリミゲニア軍団兵の手紙より

 すいません、上の文面も神の手の人ばりに捏造してみました。次からはもっと真に迫った法螺を吹きます。しかし2000年経ってもどの軍団がどこで何をしていたのか判明してるのは凄いですね。給与明細の切れ端や靴下代で揉めてる軍団兵の話やら何で残ってるんでしょうね。我が国では数年や数十年単位の年金記録も分らなくなってしまうのに。

 ふぅ、何をしているやら。我が事ながら小人閑居して不善を為すといったところです、と書こうと思ったのですがどうもこの言葉の正しい意味は私が思っていた、ろくでもない奴が暇を持てあますとやっぱりろくでもないことをする、という意味とは違うそうで。原文には前にもう一つ文章が加えられて完成するそうです。
 
 君子必慎其独也,小人閑居為不善

 だそうで君子は一人でいるとき慎み深く振舞う、小人は人の目が無くなると悪事を働く。セットだったのですね。言葉は時代とともに意味が変わって定着するらしいのでどちらでもいいですが、どちらの意味にしろこの頁をこれ以上ないくらい的確に表現した言葉ですね。後者の意味で。

 こういうドラマは日本のテレビじゃやってくれないでしょうね……。どっちにしろニュースやNHKスペシャルをたまに見るくらいだから良いですけど。

 それでは皆様、また次の機会があれば。
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ハンニバル門前にあり。

 こんばんわ、日が空きましたがしっかり永らえております。肝臓を崩壊させたり(崩壊しつつはありますが)、中央特快(人様に迷惑はダメ、ゼッタイ)を覗き込んだりはしていません。さぁ、今日も今日とて黒歴史を営々と積み上げる作業に移りましょう。

 ハドリアヌス帝は現在のカステル・サンタンジェロ、己の霊廟の完成を見つつあった頃、懇意にしていたストア派の哲学者エウフラテスに自殺の許可を請われ、許しを出したそうです。皇帝自身も晩年は病による苦痛と帝国中を駆け巡るほど頑健であった肉体の急激な衰えに直面し、幾度も死を望むもその地位と人望から周囲の者に阻止されています。何とも皮肉で悲しい話です。世界で最も多くの人間の生死を左右してきた者が自分の命を自由にすることすら許されないのですから。

 一方ディオゲネス先生は自分で呼吸を止めて(そういう修行という説も)死んだ、という伝説があります。さすがディオゲネス先生、マジ半端ねえっす。真偽をおくとしてもそんな逸話が出来てしまうくらい凄い人だったのですね。

 で、何故こんなことを書いているかと言うと……。あぁまた高貴な人々の話から一兆光年位低俗な話題に。私はエウフラテス先生やハドリアヌス帝の様に生死を本人が選ぶ事には何らの異論もありません。養老先生はその著書「死の壁」でたまには執行者の立場も考えてね、とは言ってましたが。
 ただ私はあのすし詰めの、1940年代のドイツやらその東方の歴史映像資料に散見されがちな無慈悲極まる貨物列車(外から鍵が閉まります)の如きものに毎朝乗っている人々をその状態で釘付けにするような真似はよして頂きたいと切に願っているのです。片付ける人も大変です。
 皆の怒りゲージが軽く振り切れて喧嘩などが起きるとさらに列車が遅れます。せめて時間は選んで頂きたいものです。以上が今朝、哀しき無産市民Legionariusの闇の深奥から漏れでた廃油です。

 廃油と言えば日曜にしろがねさん(決定事項)ことCBRを整備しにいったら財布が空になりました。
何をしてるんでしょうね。今週末は箱根か江ノ島辺りまでぶっ飛んでいこうと思います。そのままエリュシオンとかヴァルハラとかに行かないようそれなりに気をつけます。もっとも、恐るべきは木陰や曲がり角に伏せている白馬の王子こと県警の方々ですが。交通法規を守れば大丈夫、の筈、たぶん。

 さて、薄暗くうんざりするような話はやめにしましょう。何もかも酒が尽きたせいです。コンビニで発見したチリワインsunrise赤が今まさに空になったせいです。1000円以下で買えるわりに十分おいしいと思います。600円強の別の品は水のように薄く、3Lのフランジア(カリフォルニア)は私には甘過ぎに感じられました。というわけで私は二次大戦時、日本に宣戦布告した事実を水に流しチリを深く愛することにします。

 単純な私は今週、BBCの映画にすっかり影響されてローマ永遠の宿敵カルタゴの将軍ハンニバル・バルカを描いておりました。彼は紀元前3世紀頃の人です。
ハンニバル
 
 以下pixivより

 紀元前218年、五万の兵と37頭の戦象を率いたカルタゴの若き将軍ハンニバル・バルカは甚大な損失を被りながらもアルプスを越えイタリアの沃野に雪崩れ込んだ。彼は瞬く間にトレビア河、トラシメヌス湖の名をローマ人の悪夢に加えた。連敗を喫したローマは再起を図り南イタリアのカンナエに8万の軍を集結させる。一方、ハンニバルの軍勢は5万。紀元前216年8月2日、偉大な戦術家はその才を遺憾なく発揮した。今なお世界戦史に残る包囲戦術により圧勝したのだ。そして敵地を10年以上蹂躙した彼はローマ人の心に強烈な印象を残し一つの言葉を生んだ。Hannibal erat ad portas、ハンニバル門前にありと。―――BBCのハンニバル戦記を見たら猛烈に描きたくなりました。帷幄にて戦術を練るハンニバル達の場面を参考にしました。国力差を跳ね除け、祖国の消極的支援もものともせず戦い続けた彼らは実に格好良かったです。

 以上

 巨峰っぽい葡萄と津軽りんごっぽい果物は当時の品種改良技術で存在したとは思えませんが、食べたかったのでつい……。

 説明無用の有名人ですが、ちょっと思いついた事を書いてみましょう。詳細やらは私の怪しげな記憶よりもwikipediaの方が億倍は参考になります。

(ポルナレフ風に)
「ローマと戦う前に言っておくッ! おれは今やつらの国力をほんのちょっぴりだが体験した。い…いや…体験したというよりは全く理解を超えていたのだが… あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!『おれはトレビアで4万のローマ軍の半分を、トラシメヌス湖畔で2万5千のうち1万5千を戦死させ、カンナエで8万を文字通り殲滅し元老院議員の4分の1を戦死させたのに、気がついたらカルタゴ本国にスキピオが上陸してザマで負けた』な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…総動員体制だとか人的資源の差だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
 そんな感じです。

 当然、指導者ハンニバルは敵が10倍する国力を保持していることを理解した上で戦略を練り、戦いを挑んだのでしょうが、そんなことは露も知らぬ末端の兵士はポルナレフ並みに意味が分らなかったと思います。アレクサンドロス大王並みの勝利を重ねているのに敵は毎回大軍を揃えてくる。かつての労農赤軍みたいですね。きっと聖杯の力を借りた不死身の兵士がにょきにょきとフォルム・ロマヌムから湧いているに違いねぇ、という噂がカルタゴ陣営を覆っていたに間違いありません。ジーザスクライストスーパースターの人が生まれるのはもっと後の時代じゃないかなんて、気にならないくらいの再生力です。

 冗談はこの辺にしておきましょう。
 カルタゴ人、傭兵、ヌミディア人、スペイン人、ガリア人、と寄り合い所帯もいい所のカルタゴ軍は10年以上本国からの支援も乏しい中、敵地であるイタリア半島で活動しました。その事実だけでもハンニバルの非凡さを裏付けています。多くの兵士達が彼に命を預けた理由はただ彼が優れた戦術家であったからなのか、土地や戦利品や捕虜を与えてくれる可能性が高かったからなのか、その人物と大義に胸打たれたのか。もはや行くべき場所もなかったのか、それとも現代人の想像も及ばぬ何かがあったのか。あるいはその全てだったのか。一体何が多くの人間にその全てを差し出そうと思わせたのでしょう。
 半島における華々しい勝利にどうしても目が行きますが勝利と行軍距離の分だけカルタゴ軍も多大な死傷者を出しています。凄まじい損害を出したアルプス越えだけでなく戦役を通して兵士たちの払った犠牲は甚大です。今となっては誰にも分かりませんが多くの人々を惹きつけ、そして憎まれたハンニバルという人物の実像はとても好奇心を掻き立てられます。もっとも、もし私がハンニバル配下の兵卒だったらアルプスの麓にたどり着く前にへたばるか屈強な現地民の手にかかり屠られていそうです。

 あ、DVDの内容に触れておりませんでした。正式名称は「ガーディアン -ハンニバル戦記- 」(BBC制作)です。ドラマ枠のドキュメント風映画だそうで予算の関係からセットの迫力やスケール感などはハリウッドのそれには敵わぬものの、その考証などはむしろ勝っているかもしれません。ローマ軍団兵といえば米国の映画ではどの時代のものも真っ赤な外套で全軍が重厚なロリカセグメンタータを着用していたりしますが、この映画では紀元前218年頃の装備に近づけようとする努力が見られます。  ハスタティの胸甲もウェリテスの毛皮もそれぞれの装備をそれらしく纏っています。ハンニバル側もヌミディア騎兵やガリア兵、カルタゴ傭兵など各国の特色ある装備で登場します。地平線まで続く重装歩兵戦列や咆哮を上げて突っ込む戦象と騎兵の再現、カンナエの戦いにおける包囲戦術もわかりやすく結構な迫力で描写されています。生涯ローマの敵であり続けた不屈の男の伝記として満足の行く完成度を誇っていると言えましょう。ソシュロスがいればなお良かったのですが。

 パッケージ裏にはハンニバルが巨大ローマ帝国を相手取り云々、となっております。当時のローマは元老院と執政官による寡頭制であり共和国の筈なのに、何故か帝国とあります。原義Imperium RomanumのImperium”支配権”を考慮し、多民族を統治していた点において広義で言うローマ帝国なのでしょうか。帝国主義的国家では煽り文句として語呂が悪すぎですしね。
 
 ……あれ、何故私は宿敵カルタゴの宣伝をしているんだ。ローマより古い創設の歴史と厳粛な伝統を持ち、勤勉かつ商売上手で、洗練された文化と不屈の人民を統治した”蛮族”の国のことなどを。
 
 さりとてカルタゴは滅ぼさねばならぬ。

 今回も死ぬほど長い上に物凄い混沌とした文面ですがヘシオドス先生の神統記にも最初にカオスが生まれたとあるので万事問題ありません。wikipedia ハドリアヌス帝の頁より死を前にした皇帝の詩を貼りつつ今回の締めとさせて頂きます。ユルスナール先生の「ハドリアヌス帝の回想」における最後の場面はこの上なく流麗でしたが本人のものが一番しっくりきますかね。さて皆々様、お疲れ様でした。

Animula, vagula, blandula
Hospes comesque corporis
Quae nunc abibis in loca
Pallidula, rigida, nudula,
Nec, ut soles, dabis iocos...

歩き回り、そして魅力的な、小さな魂
身体の中にいる客と仲間
どこへ出発するのだろうか
暗く、冷たくそして曇った
冗談を言うことも全て終わる……


 

さらば、アドリア海の自由と放埒の日々よってわけだ

「それバイロンかい?」
「いや、俺だよ。またな」

 ジブリでは紅の豚が一番好きです。
 幼い頃からポルコの隠れ家のような入江に引き篭もりたくてたまりませんでした。
 最初のシーンで机を引き寄せようとしたポルコが葡萄酒をこぼすのを見るたびにあぁもったいない、と思う自分に気づく度に歳月の経過を感じます。最初に見たのは小学生の頃でした。
 という訳で貼っておきます。
飛行艇

pixiv添付文章

アドリア海の自由と放埒の日々

世界一格好良い豚野郎とその愛艇サボイアS.21試作型。彼は反国家協力罪、密出入国、退廃思想、破廉恥で怠惰な豚でいる罪、猥褻物陳列罪、の凶状持ちだそうですが一体最後のは何を咎められたのか実に気になります。ナウシカもラピュタも好きですが私にはこれが一番です。舞台背景が世界恐慌時代な上に主人公が中年の豚、何と渋すぎる設定。監督がいつかまたこの作品の様に趣味全開でやってくれることを期待しています。「泥まみれの虎」とか、「泥まみれの虎」とか、あと「泥まみれの虎」とか。さすがにないか。――――賞金を支払う銀行員「……いかがでしょう、愛国債権などをお求めになって民族に貢献されては」ポルコ「そういうのはな、人間同士でやんな」

以上

 昨日はまったく望まぬ宴があったので自分の時間を持てませんでした。業務終了後に職場の人間と会い、なおかつ仕事の話をしたがる人々の精神構造が理解できません。詳しく分りませんがより高次の精神的境地に至るための苦行とかそういう類のアレでしょうか。……はっ、もしや自ら苦痛の限界に挑戦することで脳にエンドルフィンやら何やらの緩和剤を発生させ幸福感を得るとか言う恐るべき求道者達なのでは。快に至るため己に苦を課す、被虐嗜好などといった卑俗なものではなく高僧の様な尊い人達だったのですね。それならば論理的に合点が行きます……どっかの山奥で勝手にやってて欲しい感じです。信教は自由ですが人を巻き込まないで欲しいものですね。

 今日あまぞんから届いたもの。

BBC製作
「ガーディアン ハンニバル戦記」

エーリッヒ・フロム著
「自由からの逃走」

ローズマリ・サトクリフ著
「第九軍団のワシ」
「ともしびをかかげて」上下
「辺境のオオカミ」
「銀の枝」
「ケルトの白馬」
「山羊座の腕輪」

 どんだけ古代が好きなんだよって話ですね。安普請の床が抜けるのが先か破産が先か。
 はぁ、スクトゥムとロリカセグメンタータで7万か……。おっとこれ以上の出費は死に直結します。
 内なるアウレリウス帝が自重せよ(残響音含む)って言ってます。

 本日もお疲れ様でした。
 ではさっさと寝床に潜り込みます。コントゥベルニウム用の革製野戦テントへ、嘘です。
 

汝自身を知れ

こんばんわ、今日は皆様に日曜の深夜から空が白み始めるまでに起こった悲劇を語りましょう。
*今まさにお食事を取ろうとしている方などは読まないほうが良いです。

 先日申しましたとおり、日曜は午後から知人の結婚式がありました。ステンドグラスが嵌めこまれた石の聖堂において厳粛な儀式が執り行われ、二人の若者が永遠の愛を誓ったのです。数多の神々を仰ぎ、良きローマ市民たらんとする私が一神教の教会に足を踏み入れてよかったのかどうかは謎ですが儀式の聖具や所作、建造物の装飾には中々に興味深いものがありました。私はああ、煌びやかな設備と漂う薫香、透き通る様な賛美歌や荘厳なオルガンで皆心を奪われるのだな、と人心掌握と視覚的音響的効果との関連性についての不埒な考察に思いを馳せておりました。

 やがて式は滞りなく完了し、場所を移動して披露宴なるものが行われました。私は持ち前の空気の読めなさを発揮し、蒸留酒をちびちびとやりながら見知らぬ人々との邂逅をやりすごしました。最後に寝起きのジャック・ニコルソンを洗濯糊で固定した様な笑顔で集合写真に収まり全ての行程は無事終わりを見たのです。まさに神の恩寵は世に満ち、二人の良き門出を皆が祈っておりました。そして我々は三々五々帰宅の途についたのです。

 私は学生時代の友人と同じ帰り道だったため、そちらに追随しました。友人の一人が久し振りなのだからもう一杯飲もうじゃないか、と言い始め彼は地元の飲み屋に私を引っ張っていきました。事実、1年ぶりの再会でしたしここで断るのは流石に冷酷に過ぎる、と私は当初の計画を曲げ甘さを見せてしまいました。それが全ての過ちの始まりでした。

 あっという間に時間は11時を回り最初の店の営業が終ったため、私はそのまま帰宅するつもりでした。と、ここで友人は結婚式に参列していなかった別の友人その2の顔を見たくなったらしく、連絡を取り始めました。電話が繋がらない、そういった彼は直接出向く、と夜遅くにその2の家のチャイムを鳴らしました。この時点でかなり危険な匂いが漂っておりました。そもそも夜遅くに半ば強引に人を引っ張り出している時点で問題です。

 がすっかりくたびれていた私は彼を止める事は出来ませんでした。監督不行き届きの責めを負ったとて言い逃れは出来ません。2件目の店に入った我々三人は焼酎を飲み始めだらだらと昔話をしました。若かりし日の雰囲気が蘇ったかのような宴は悪いものではありませんでした。
 友人その2はその日飲み始めたばかり、その1は顔色を変える事無く飲んでいたので私はその後に起こる事を全く予期していませんでした。

 午前2時を過ぎ周囲の客も帰り支度を始めた頃、その1は危機の片鱗を見せ始めました。グラスを掲げ、怪しい足取りで隣の客に絡み始めたのです。酒に理性と言語中枢をやられたらしく、紳士なら口にすべきではない単語を並べ始めた彼はもはや完全無欠の泥酔漢でした。私は大変なご迷惑をおかけしました、と工事現場の看板のような文句を述べながら無関係の客から酔漢に離れるよう命じ、もはやただの肉塊になりつつある彼を横にし会計を済ませようとしました。

 そして、今日のそのときがやってきたのです。NHK風ですが全然格好良い逸話は出てきません。
小用を済ませ店主に会計をする旨を告げようとした瞬間、あの誰しもが嫌悪感を催す極めて耳障りな水音が聞こえ私は座敷に戻りました。その1はその日半日で溜め込んだ食物と酒とを口から溢し唖然とする友人その2を前に床に転がっていました。

 あらゆる悲劇の例の如く全てが突然だったのです。不快な酸味を帯びた匂いが周囲を包み私と友人その2の酔いは一瞬で醒めました。喉を詰まらせて死なれると面倒なので顔を横向きにして彼を転がすと最悪な現実に取り残された我々はある程度の掃除をすることにしました。うんざりするような作業がひと段落ついたと思ったそのとき、二度目の事故が発生し床は再び汚されました。

 我々はテッサリアの平原でラビエヌス率いる騎兵の猛攻を防いだカエサル配下の軍団兵もかくやという崇高さと献身を見せ、ある程度の体裁を整えると正体をなくした男をタクシーに詰め込み家に送る事にしました。タクシーを家の前で止めた私はほんの数10mを進ませようとその1を引っ張るのですが、彼は何故か抵抗します。「黙れ!アレがお前の家だ。 お前の病名は泥酔者。そしてお前が帰らないと 俺達は帰れないんだぞ!」思わず某戦争劇画風の台詞が脳裏を過ぎるほどに最悪の事態です。魔女のバアさんに呪われたに違いありません。家は目前なのに彼は根が生えたように地面にへたり込み動こうとしないのです。クレムリンの尖塔が見えるのに前進できないドイツ軍ばりの歯がゆさでした。死体のほうが引き摺って動かせる分マシです。

 ああ、私は十分努力した、そのまま放置して立ち去っても神々は許してくださるだろう、と帰ろうかと思いましたが気温が気温なだけにそのまま冷凍チキンの様になられても困ります。彼が己自身を知らなかったがために命を落とすのは全く仕様が無い事ですが、それに関与するなど御免被ります。

 私はバストーニュの森で頑張る101空挺師団の様に動かない彼を無理やり立ち上がらせ引っ張り始めました。すると彼は腕を振り払い全く反対の方向に歩き始め、引きとめようとする私を口汚く罵り始めたのです。もはや家、帰宅、迷惑といった言葉を理解するほどの知性は彼には残されておらず我々は折角近づいた家から100m以上離れてしまいました。今まで幾度と無く飲み会を行ってきた間柄なのにこんな有様の彼を見るのは初めてでした。もっとも、しばしばこんな様を晒す類の人間なら付き合ってはいないでしょうが。

 ふと顔を上げた私は通りを一台のパトカーが行くのを見つけました。私は信号で停車したパトカーの窓を叩き状況を説明すると、たちの悪い荷物と化した彼を家に帰らせるのに協力してもらえないか依頼しましたが夜の街を生暖かく見守るという有難き任務を遂行中の彼らは疲弊しきった私を見ると「頑張ってね」と鼻で笑い去っていきました。まあ確かに仕事中の彼らが好き勝手に酔っ払ってぶっ倒れている人間を相手にしたくないというのは分かりすぎるほどに分かりますが、街中に凍死体を晒したり、騒いだり、物を壊したり人様に迷惑をかける可能性のある人間に対処しないと言うのは問題が在るのではないかと思われます。

 その後は何とか彼をなだめすかし、担ぎ、来た道を戻り、その1を家に押し込むことに成功しました。私は4時過ぎになってやっと店に戻り使用不能にした座敷のことを店主に詫び、ある程度マシな状態にする作業に従事していた友人その2と帰りました。そうまでしたのはそこがしばしば通った事もある店だったからです。


 神は新しい門出に立った二人に恩寵を垂れたものの、我々には何らの慈悲を与える事はありませんでした。やはり日頃の信仰がものを言うのでしょうか。信じる者だけを救うのではなく私も切れ端でいいからその威光を浴びたかったものです。もちろん改宗するつもりなど毛頭ありません。私はこれからもストア派(美味そうな酒や肉を見ると容易に転びますが)の探求者でありたいと思っております。

 こういうのは学生時代に経験から学習し、いい年をした大人が被る事件ではないような気がします。当然私も吐いた事は幾度かありますが、いまだかつてこういう真似を働いた事はありません。が、明日は我が身というか何と言うか良い勉強にはなりました。でも、つかれた……。

 友人その2には夜突然誘い出した上にとんでもない仕事を増やし申し訳ないと思っております。平穏な日常にとんだ災厄を招いたこと、この場にて謝罪します。私が察知しもっと迅速に解散しているべきでした。気配りを怠ると結局自分も損害を被る、という教訓が頭に刻み込まれました。あるいはもっと冷徹に振舞うべきだったかもしれません。半端な対応が今回の事態を招いたのは明白です。今後はもっと狡猾、いや賢明にやっていきたいものです。

 絵は赤い飛行艇と世界一格好良い豚野郎を題材に挑戦しておりますが、あの軽薄にして華麗な紅と透明感溢れるアドリア海の色をどうして出したものか難渋しております。近いうちにお見せできると思います。さて、今日はこの辺にしておきます。それではまた。

青白い死神は貧者の小屋も王の館も同じ足で叩く。

 自分が書いた文章を読返す度に時を越えて中二病が発症しているのではないか、という思いが脳裏をよぎります。で、検索したら中二病チェックというのを発見したのでやってみました。Eランクのようです。何と中途半端な、もっと行けるかと思ったのですが残念無念。

 全く違う話になりますが、古代人の死や人生に対する考え方は何とも興味深いものです。それは現代ではしばしば覆い隠され、控え目に表現される死や危険が日常に溢れかえっていた事の裏返しかもしれません。

 ラテン碑文サーチのローマ近郊にある墓碑
Heic situs sum Lemiso, quem numquam nisi mors feiniuit labore.
”ここに横たわる私はLemisoである。死とは仕事から私を解放してくれるものに過ぎない”

 ホラティウスは
Nunc est bibendum, nunc pede libero pulsanda tellus
”今は飲むときだ、今は気ままに踊るときだ”
 と述べ

 ローマの凱旋将軍の戦車の後ろで絶頂の主人に対し奴隷は耳元でこう囁きます。
Memento mori
 ”死を思え”

時代は下りますがキングダムオブヘブンのイベリン卿の館の壁画も踊る骸骨だった様な気がします。

 つまり、皆今のうちによろしくやっておけよ、と示唆しています。と言うわけで黒伊佐錦をあっためて飲みます。今日は寒いのでぬくぬく出来て結構な事です。弁明おわり。

 大分だらだらと描いてしまった絵ですが、試合前の剣闘士なんぞを題材にしてみました。
剣闘士

以下pixiv添付文章

繁栄の生贄

試合開始からすでに12日目。薄暗く黴臭い地下室にも地上で五万の観衆が上げた歓声はよく響く。前座試合が終わり、また一人誰かが死んだ。カルケル(出入口通路)からヘルメス神に扮した死体搬送係が物言わぬ憐れな贄を引き摺って来る。水圧オルガンと喇叭が吹き鳴らされた。ティローネ(新人剣闘士)のイリナは恐怖を抑えようと汗ばむ拳を握り締め、ディマカエリ(二刀剣闘士)の相棒レオニスをぎこちない笑みで見上げた。呼出係が二人の名を叫び、彼らは祈った。神々よ、どうか再び我らにポルタ・サナヴィヴァリア(生者の門)を潜らせ給え、と。

以上

暗がりの表現と構図が凡庸なのを何とかしたいものです。

連休です。
休まない、休みます、休む、休むとき、休めば、休め。
休暇万歳。

ゲシュタルト崩壊しそうです。

では皆様良き休暇を。

結婚するがいい、そうすれば君は後悔するだろう。結婚しないがいい、そうすれば君はやはり後悔するだろう。

 キルケゴール先生、難しすぎです。
 私としてはタレス師匠の”まだその時ではない、もうその時ではない”戦術を採用したいです。 
 
 四半期決算と年初の雑事で大分間が空いてしまいました。剣闘士の絵を描いているのですが、なにぶん実際に見たことのないものなので難航しております。 あ、見たことのないものを描いてるのはいつもですね。せっかく辺境まで来訪してくださる方々に申し訳ないので日記らしきものを載せてみます。 
 
・年始 

 一日以降、私は何ら変わるところ無く堕落と退廃の日々を過ごしておりました。
 つまりバッカスが乗り移ったかのように酒を浴び、午後三時くらいまで眠り、二度と戻らぬ時をばっちり浪費していました。一日だけ親戚達と共に祖父のもとを訪れ、かつての帝国が台湾を統治していた時代の話に耳を傾けたりもしました。当時の最先端にして基幹産業たる造船工学に携わり英明を誇った祖父も今や祖母の制止も耳に届かず、眠たげな幼き従兄弟たちも顧みず、何度も同じ話を繰り返すようになってしまいました。
 まるでこのページのような有様です。
 年月とはかくも残酷なのか、と無常に思いを馳せたり、いつ親戚にお年玉を要求されるのだろうか戦々恐々としたり、そんな正月でした。

・仕事始め

 業務終了後、新年会をやろうと我が上司殿が宣うので思わず毎晩なさっているではありませんか、などと一片の憚りもなく申してしまいました。一角の大人としてやっていくには言葉に皮膜や潤滑油を施さねばならぬというのに新年早々何をやっているのでしょう私は。だんだんと人様の体面や社会的体裁を慮る心が失われていくのが実感できます。これでは出世など到底望めないでしょう。

 職場の飲み会に捕まると20の半ばを過ぎた私に対し年長者の方々は決まったように結婚の話をします。曰く、まだなのかね、と。
 私はその度に冷笑主義に走ってはならぬとは思いつつも、ついうっかり国勢調査の年齢別未婚率統計の数値を引き合いに出して昨今の30歳未満は男は7割、女は6割が独り身らしいですよなどと漏します。彗星よりも速く話の腰を折るべく自分に都合の良い統計を出してくるその周到さを日々の業務に生かすべきかもしれません。
 
 しかし常々思うのですがその素晴らしき婚姻を人に勧める方々ほど毎晩遅くまで家に帰らず酒場に入り浸っているというのは如何なることなのでしょう。どこの馬の骨とも知れぬ私に構っている位なら寸暇を惜しみ愛する者達をその腕にかき抱くべく迅速に帰宅すべきだと思うのですが。
 まさに永遠の神秘ですね。
 一度ならず参考までに皆の生活の良き点を教授して欲しいと懇願したのですが、その度に一同は一様に口を閉ざし、あるいは何ともいえぬ笑みでお茶を濁します。もしや糖蜜のように甘い薔薇色の生活を公然とのろけることに照れているのでしょうか。後学のためにもったいぶらず、遠慮なさらず教えていただきたいものです。なるべく要点を掻い摘んで手短に。

 人々が言わんとしていることはわからぬでもないです。
 非情な私とて原初の野に鹿を追い、戦乱の世を潜り抜け、満蒙の地で馬賊をやり過ごしビルマの地獄から生還した不屈の先祖達の系譜が断たれんとしていることに少なからぬ悲哀と己の不甲斐なさを覚えぬでもないです。
 が、大変残念なことに熱心に子孫を残そうとか繁栄しようという内なる意志があまり湧いてきません。私はむしろ、跡形もなく消えていくことに幾許かの憧憬を抱いております。アイソポスのすっぱい葡萄の寓話、あるいは一時期流行って忘れられつつある環境ホルモンとやらのせいでしょうか。反面、ここにおいて自己の記録を公に晒しているのだから何とも矛盾した存在ですね。
 結局、そうする相手もそうしたい相手もいない、というのが最大の理由でしょう。何とも締まらぬ、お恥ずかしい話です。

 何故、長々とこんな話をしているかというと終末、いや週末に知人の結婚式があるからです。1年に一回会うか会わないかという相手なので鳥インフルエンザを罹ったなどと言って断ろうかと思いました。が、これも神々が私に与え給うた社交性回復への機会であると己を納得させ、招待状の出席に○を……。筆を握る拳が紙に触れることを頑なに拒絶していたのは気のせいでしょう。出来れば式だけ見て満面に微笑を湛えつつ二人を祝福し、二次会に引っ張られることなく退散したいものです。

 いつぞやも似たようなことを書いていましたが、どうやら結婚式とは黄金の休日が失われる上に祝儀として少なからぬ金子を納めねばならぬらしいではありませんか。祝いにいってやろうという者に対し何たる仕打ち。と、ここで自分から人の幸福を純粋に祝福する気持ちが失われつつあることに気づきました。もっと心にゆとりを持たねばなりませんね。
 
 10年前の統計を引っ張ると年間婚姻件数76万件に対し離婚は25万件だったそうです。2009年現在はどうなっているのでしょう。重複者を抜いても減ってはいない印象を受けます。

 彼らには末永くよろしくやってもらい、私に二度目の祝儀を払わせるような真似だけはしないで欲しいものです。皮肉ではなく心より最大限の祝福として切にそう願います、たぶん。実際言ったら懲罰大隊送りになりそうですが。

 何だか長い文章です。まるで王様の耳は驢馬の耳に出てくる穴みたいですね、ここは。

全ての日がそれぞれの贈り物を持っている

 マルティアリス師匠の鋭敏さは時として人々の心胆を寒からしめるに十二分ですが、それだけの注意力を持って物事を見られると言うのは並々ならぬ能力の証左といえましょう。元旦は日本人にとり特別な日とは言え他の日の重要性に勝るかと言えばそんな事はございません。そう、日々の積み重ねこそが(以下略。

 正月は朝から酒が飲めるから良いですね。同居人に咎められる事無くランソンで砲火を開き、土佐鶴辛口吟醸でよろしくやっております。貧しき我家の家計に占める酒肴費の比率が恐ろしい限りですが明日をも省みぬ人々なのでそんな事は気にしない様です。酔いが醒めたとき真の恐怖が我々を優しく包みこんでくれることでしょう。新年を迎えて心を入れ替えるつもりなど毛頭無いということが早くも露呈しています。

 さて、今年もこの電網の辺境はローマ帝国の栄光と甲冑の素晴らしさを謳う橋頭堡としてやっていきたいと思います。たまに、しばしば、4ストロークV型12気筒の咆哮も高らかにT34が走ったりしますが我が心はローマに忠誠を誓っております。ホプキンソン効果で内壁が飛んできても歯を食いしばって我慢です。


 長々と下らぬ事を書き連ねて参りましたがけじめはつけねば、と我が幼稚園時代の師が言っていたような気がするのでけりをつけましょう。
 年賀

以下pixivより

 矢絣紋様娘「毎日お寒いですね。さぁ、上がって熱燗……いえ、甘酒でも召し上がって下さいな」。砂埃と血糊の匂いがしそうな人達ばかり描いていたのでたまにはこういうのも。あけましておめでとうございます。本年が皆様にとり良き年となりますよう。*近所にある格好良い邸宅を改造しました。見直したら左右で柱の接合が……。陽明門的なアレという事で一つお許しを。

以上、始まってしまった新しき年を共に戦うカメラートの皆さんにご挨拶をお送りしました。
軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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往復書簡
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記録抹殺刑を免れしもの
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忠誠宣誓をした軍団兵の人数
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