後の日は前の日の弟子である

 クインティリアヌス先生はこう仰ったそうですが、はたして私は昨日よりも善きものになれたのでしょうか。そうあって欲しいものです。
 今年もあっという間に最後の日が目前となってしまいました。年々時間の経過が加速しているように感じます。毎日同じ事ばかりしているせいですね。これがジャネーの法則とかいう奴なのでしょうか。あとは平日と休日の体感時間を調整できるようになれば完璧ですね……。
 
 オスプレイをぼんやりとした頭(いつもの)で読みながらこんな絵を描いておりました。
重装騎兵

 以下pixivから
「我が親愛なる重装騎兵諸君、飢えた禿鷹に餌をやる時間だ。存分に地獄を解き放て!」―――ウルカヌスの会戦に先立ち部下を鼓舞する襲う鷲ことシャーヒニ・タラゼド。自分の小説に自分で挿絵、その5。オルディア帝国第8軍団の無防備な側面に喰らいつかんとするダシュト王国第三重装騎兵団。軍旗には”最後の酒を楽しめ”と刻まれているそうです。やっぱり一騎で力尽きました。オスプレイ風に描こうと思って身の程を知るはめに。ビザンツ、オスマン、ペルシャ、ムガル帝国などをごちゃ混ぜにしました。

 以上

 さて、例のあれも今回で終わりと相成ります。長きに渡りお付き合い頂き真に有難うございます。
 そもそもRTWやM2TWをやっていて重装騎兵と重装歩兵が正面から激突する場面を文章にしたらどんな感じだろうとちょろっとメモの様に書いてみたのが事の起こりでした。すると今度はこの人たちは何故戦ってるんだろう、とか正面突撃は損害が大きすぎるだろう、などと考えだし、だらだらと話が続き気がついたらこんな話になっておりました。
 慢性的な語彙不足、一人称になったり三人称になったり視点が滅茶苦茶に移動したり、力尽きて何かの台本か携帯小説の様にそっけない表現になったりと実に散漫なお話でしたがなかなかに楽しい時間でした。

 もともと何のテーマもなく書き始めたものなのでこれといって訴えたいことなどはありません。出だしはぼんやりと好物の重装騎兵と重装歩兵が正面対決するという戦術的に不思議な様を書いておりました。この手の時代の習俗や会戦を扱った小説は少ないですし、あっても私の珍妙な趣味に合うような描写はなかなか見当たらなかったからです。ないなら自分で書いて自分で読もう、それが自家発電的な動機です。と、後付で言い訳を重ねまくってみたのがこの話です。だから随所に怪しげな展開が見受けられます。暴風の様な突撃と鉄壁の防御を見たいが為に筋を無理矢理収束させていきました。しかしながら一つの世界で好き勝手にやるのは存外楽しい試みでした。

 重ね重ねになりますが貴重な時間を割き最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。読んでくださる方がいると言う事はとてつもない励みになりました。

 最終回です。
 それでは皆様、良いお年を。

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よき世を作るのが人の務め

 仕事納めで盛んに酒を勧められ今朝は強烈な頭痛に襲われていました。しかしながら夕方にはまた懲りもせず酒の事を考えていました。さすがアル中だ、びくともしないぜ、と。

 古本屋を巡りオスプレイ・メンアットアームズシリーズの訳書を捜索した結果、アレクサンドロス、十字軍、装甲騎士、オスマントルコなどの書籍を発見する事に成功しました。挿絵を描いている人の様な絵を描いてみたいものです。

 ここ数日ナザレの人の祝祭だったようですがいつも通り残業し、帰宅してはくだらない事ばかりに時を費やしていてほとんど忘れていました。ユリアヌス帝が残した”ガリラヤ人よ、汝は勝てり”というのは間違っていないようです、消費を煽動する強力な意思に飲み込まれつつあるという事実を除けば。
 天邪鬼の私としては大日本帝国憲法制定時の民衆のお祭り騒ぎを見て日記に”滑稽な事に誰も憲法の内容をご存じないのだ”という記述を残したドイツ人医師ベルツ先生の気分に浸りつつ酒杯を呷ることにしておきます。


 さて、長らくお目汚ししてきた物語もそろそろ終局となります。次くらいで終りですかね。
 身の程を知らず広げまくってきた風呂敷を畳むのは恐るべき難事ですが超展開と言う名の神がきっと助けてくれる筈です。たぶん。

第42回。

 

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何事につけても、度を過ごすなかれ

 そうは言うがな、大佐……。
 ディオゲネス先生、そうは言っても冬の芋焼酎お湯割りはやめられません。

 陛下の誕生日だというのに極めて不遜な過し方をしておりました。
 昼起床→ビール→バンドオブブラザース鑑賞→Fallout3→絵を描く。
 駄目だこいつ、早く何とかしないと……。

 夜は夜で、鍋で鴨と葱を煮つつうどんを投入して芋焼酎の留まる所を知らぬ投与を今に至るまで継続しております。明日は起きられるのでしょうか。

 さて、絵ですが、かの有名な戦車エース、ヴィットマンの名を世に知らしめたヴィレルボカージュの戦いの導入を描いておりました。パンツァーリートやジークハイルビクトリアを聴きながら酔いに任せてティーガー初期型を描いていて途中で過ちに気づいたのは総統閣下の名において秘密です。
 ヴィレルボカージュ
 では、明日もあの耐え難い電車に乗れるようにこの辺で終いにしておきます。


 前回の続き、は41回です。たぶん。
 *会戦なので暴力的な場面が多々あります。苦手な方は読まないほうが良いです。

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忠誠こそ我が名誉

 何も思いつかなかったのでタイトルに親衛隊のモットーを入れてみました。

 昨晩はたっぷり6時間以上飲み屋を連れまわされ、有難い説教を聞いていたので起きたら14時でした。休日の半日を返してください。自分の右手がGAU-8 Avenger 30mmガトリング砲ではなかった事を神々に感謝したい気分です。もしそうだったらきっと全弾打ち尽くさずにはいられなかったでしょうから。

 さて、ティベリウス卿を描いていたのですが途中でデータが消えて真っ白に燃え尽きそうになりました。へこたれそうになった心を叱咤し再び最初からやり直しやっと出来ました。つかれた・・・。
ティベリウス
以下Pixivより

- 1187年、聖地の守護者あるいは侵略者 -
Kingdom of Heavenディレクターズカット版鑑賞記念。軍事顧問ティベリウス、イベリン卿を迎えるの図。DC版は50分の未公開シーンが追加され劇場版にない場面や人物が多数登場します。各登場人物達の背景が掘り下げられ未消化だった多くの疑問点に答えを与えてくれました。不屈のエルサレム王、風格漂うティベリウス(モデルはトリポリ伯レイモン3世)、全編にわたり台詞が渋い戦う聖職者たるホスピタル騎士が印象的でした。

以上。

 模写は自分が如何に物を良く見る事が出来ていないか、が分かって勉強になります。

 では本日はバランタインファイネストでも飲みながらバットマン:ダークナイト観て寝ます。
 皆様に良き夜あれ。


 いつもの奴は第40回です。
 *血なまぐさい描写があるので苦手な方は読まないほうがよろしいかと思われます。



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役に立つ物が増え過ぎると、役に立たない者が増え過ぎる

マルクス先生、短剣が胸に突き刺さったような気持ちがします。
限りなく真実に近い気がしますがほどほどにしてください。死人が出ます。

今日も忘年会という名の何か、が催されようとしていましたが虎口を脱しました。
地下鉄に逃げれば携帯は通じない筈……停車駅、ブルブルブルブル(振動音)プチッ(静かに電源を切る音)
19日にも(しかも私が幹事)あるんだ、こんな所で捕まって堪るか。
駅だと地下でもかかってくるんですね……。ECMを装備せねば。

帰ってからキングダムオブヘブンのティベリウス卿を描いておりました。
前回の日記では書く事がないとかぼけたことを言っていましたがディレクターズカット版のDVDを見たのなら劇場版との差異について言及すべきでした。
我ながら何と言う阿呆ぶりか。

 50分の未公開シーンは主に十字軍に加わる前のバリアンの心理描写や彼の置かれた状況、王女の人物描写にあてられています。劇場公開版には登場しない人物すら何人も配置され、劇場で鑑賞した多くの人が不足や疑問に感じた点に解答を与えてくれます。一介の鍛冶屋が何故剣術を体得していたりエルサレム攻防を率いたり出来たのか、などあやふやだった点も霧の晴れるが如く明白になります。そして怪しげな字幕も修正され筋道がよりはっきりしたように思われました。中々良い出来です。もしこれから見られる方がいらっしゃると良くない為この辺にしておきます。

さて、いつもの続きを貼って真の安息を貪るとします。
*何だか更新間隔が開いてきてすみません。

第39回です。

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時が来れば、涙の様に雨のように

タンホイザーゲートに行くには東京駅の何番線で乗れば良いんでしょう。

酒を飲み、キングダムオブへブン・ディレクターズカット(50分の未公開シーンが追加されたもの) を見て、ブレードランナーを見てぶっ倒れていました。
それ以外に何もしていないので何も書く事がありません。

あ、嘘です。
Fallout3をやってました。
S.T.A.L.K.E.R.とかそんなのばっかりだな、と我ながら気づきました。

それと小さな絵を一枚。
以下pixivより
【1942年9月、スターリングラード】朝靄は晴れたが悪臭と目に沁みる煙はいつまでも立ちこめている。攻撃第一波は一人も帰ってこなかった。クソ勤勉なファシスト共は夜の内に堅固な陣地構築を終えたようだ。政治将校がメガホンで延々説教を垂れている。あいつのがなり立てていることにはうんざりだが炭坑夫の俺にも督戦隊が俺達の背中に照準を合わせていることくらいは分る。臆病なそぶりを欠片でも見せたら今度は激励がわりに鉛弾が優しく喝を入れてくれるって訳だ。地獄の鍋に放り込まれた俺達には二つの選択肢しかない。勝利か、死か。ホイッスルの不吉な音が鳴り響いた。皆が塹壕や廃墟から飛び出し、俺も走り出す。Ypa!(ウラー!)*スターリングラードにおいて赤軍は50万人が戦死、60万人いた市民は戦闘や疎開で1500人にまで減少した。wikipediaより
勝利か死か


凄い充実した休日です。
あれ、おかしいな。目から汗が。


第38回です。どうなるんだろ。

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私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない

 ”私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない”、マルクス・トゥッリウス・キケロ師匠がどのような真意を含ませて題記のように仰ったのかは不勉強なのでよく知りません。が、大勢の中にいるときの方がむしろ自分の孤独を認識する、という意味があるとしたら強く頷けます。
 一人でいることは平穏と思索をもたらし、平時自己に乱雑な方法で蓄積された記憶を整理し消化する時間を与えてくれます。馬鹿の考え休むに似たり、とかいうのもありますが…・・・。しかし御為ごかしのような会合を持つよりも豊かな時間であると思います。
 つまり何が言いたいかというと忘年会は一回で十分だろ、ということです。今日も飲み会で疲れました。またその話題か、私。というかキケロ先生の有難い言葉からそんな俗っぽいところに話が堕落するのか、私。
 しかしながら私が香ばしい焼きうどんを喰らわんとしている時に煙草を吸い始める配慮の行き届いた人々、24時間しかない一日の三分の一以下しかない甘美な睡眠の一時を嬉々として奪おうとする篤志家達と過ごすのは例え彼らが何万人いようと強い孤独を感じます。大勢の中の孤独と一人の孤独。私は後者をこよなく愛しています。
 もちろん気の合う仲間となら和気藹々とやるのはとても楽しいことだと思います。それこそ空が白むまで楽しみ、翌日の頭痛も甘受するでしょう。
 そう、こんな感じで。↓

中の人

以下Pixivに付けた文章。
 今 Bandageを求めて全力疾走している僕はDutyに所属するごく一般的な隊員。
 強いて違うところをあげるとすれば希少アーティファクトに興味があるってとこかナー。
 (中略)
 そんなわけで帰り道にあるAgropromにやって来たのだ。ふと見ると淡く光るmoon lightが無造作に置かれていた。
 ウホッ!いいアーティファクト……ハッ、そう思っているとCossacks vodkaをラッパ飲みしている先輩隊員がこっちに気づいた……! 
 強化外骨格を着た女性Duty隊員「やらないか(高濃度アルコール的な意味で)」
 *元ネタはS.T.A.L.K.E.R.というゲームです。廃墟、不気味なミュータント、東側の銃器、放射能汚染、無慈悲で美しい自然溢れる世界。チェルノブイリ発電所やプリピャチを徘徊したい恐れ知らずな貴方にお勧めです。あと強化外骨格の中の人は東欧の美女です、私の脳内設定では。……あれ? 耳からボルトが。

    以上。

*前回の日記冒頭のもっとマシなおつむ云々のくだり、ですが酔いが覚めて読み返すとまっとうな頭脳の持ち主ならそもそも古代の武具を揃えるような酔狂はしないのでは、などとコペルニクスばりに気づいてしまいました。だがそれがいい。


 何処へ行くのか、第37回↓。読んでくださってる方重ね重ね有難うございます。

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最大の危機は勝利の瞬間にある。

 軍団兵たるものグラディウスとプギオを装備せねば話になるまい、と思い立ち山海堂に行ってまいりました。……二輪で。私にもう少し賢明なおつむがあればあんなミスは犯さなかった筈です。
 つまり何が起こったかと言うと買ったはいいがバックパックからはみ出し、セパハンで前傾姿勢になると風の抵抗を受けて非常にしんどいという事態が発生しました。
 あんなものを背負って国道246を北へ疾走した人間は他にいないと思います。ある意味エクィテスな感じでした。
装備
装備2
これでもう我が家に突然ゲルマン人やダキア人が襲いかかってきても大丈夫です。
「古代ローマの戦い」という書籍に記載されている戦闘方法でばっちりです。
あ、あれをやるにはスクトゥムとロリカハマタと兜が必要ですね。
ヴァイスブラウレジデンツのHPを見てみま……。(0が一杯の値段を見てそっとウィンドウを閉じる)
私は装備を自弁する重装歩兵にはなれないようです。
仕方がないのでガリア人やブリタニア人の様に上半身裸で勇を誇ることにします。
その前に筋力をつけねば……おやこんなところにボウモアがあるじゃないか。
自分で仕舞って忘れていた酒を発見したので今日は(今日も)飲む方向で行こう。

それでは皆さんごきげんよう。

小説的な何か、は第36回です。収拾つくのかこれ。

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明日死ぬかのように生きろ。永劫永らえるかのように学べ。

 ガンディーは実に良い事言う。昼休みにぼんやりと「偉大なる魂」の人について検索していたら格好よすぎる逸話が多々見つかり300円ほどの昼食が格段に豊かなものになりました。300円か……。
 格好良いといえば肖像画か写真か分かりませんが南アフリカ時代のものがえらく男前でした。あとエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナの葉巻を持った写真も、どこの映画俳優だよ、と言いたくなるほど男前です。

 さて明日、明後日と接待があります。接待はするのもされるのも御免被りたいのですが、どうやら世の趨勢はそうではないようです。また自己紹介とどうでも良い世間話、野球、ゴルフ、芸能人、テレビ、流行ものの話題に終始するのでしょう。見知った者同士でないのだからその手の話題が大半を占めるのは仕方のない事です。が、そういう会話を長々とする事に強い苦痛を覚え退屈であると感じるのは己がつまらぬ人間である事の証左かもしれません。他愛の無い話に調子を合わせやり過ごす、それすら適わぬ私はまさに社会不適合者と言えます。しかし酒が入り、実像よりも大きく自らを見せようとする人々を長時間相手にするのはなかなかに努力を必要とします。

 仮に時間外手当が出るなら考えても良いですがその金も酒か一時の座興に消えそうです。もちろんそんなものは出ません。強い引きこもり願望が入道雲の様に湧き起こってきたので酒を喰らってCLEAR SKYでもして寝ます。


前回の続きは第35回です。何だか超展開とか言う奴が頻発しているような気が。まあ、いいか。

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軍団兵履歴

Legionarius

Author:Legionarius
主に世界史・戦史(東西問わず)の絵を描いております。

形式:Legionarius
状態:製造年月日から30年以上経過
使用燃料:Laphroaig,Bowmore,
Ballantine(12年が好ましいが財布が薄いのでfinest)
エンジン形式:惰性型酒冷4ストロークバルブ108気筒
始動形式:諦念あるいは深い溜息
搭乗機:CBR600RR07白→CBR1000RR2012に機種転換(乗り手に過ぎる良い機体ですがハイオクは財政が……)

音楽:(Bill Evans, Miles Davis, Dvořák, Linkin Park, Rammstein, Killswitch Engage, Enigma外)気に入れば何でも。

書物:ノンフィクション、歴史(ローマ史、古代ギリシャ,WW2外)、SF(ホーガン、ハインライン外)、最近はOsprey社の本ばかり。主にマクブライド先生のやつばかり。

漫画:(大陸軍は世界最強とかアララララーイとか)雑食。

ゲーム:ROME TOTAL WAR、MEDIEVAL TOTAL WAR
     CALL OF DUTY、S.T.A.L.K.E.R、SILENT HUNTER外

好きな陛下:Marcus Aurelius Antoninus、Flavius Claudius Julianus
好きな甲冑:ロリカ・セグメンタータ
好きなヴァンツァー:フロスト
好きなマクナブ:受領通知!!、カチカチ、カチカチ、続刊はいつですか。
以下、好きなギボン、サトクリフ、パウルカレル、スティーブンハンター、フォーサイス、ルカレ、エルロイなどと八万行に渡って続くので割愛。

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